BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

クリエイティブをAdobeのAIが自動生成! 業績を上げ続けるAdobeの『次の一手』【Adobe事業戦略説明会】

アドビ日本法人の社長に神谷知信さん就任!

世界的IT企業といえば、GAFAが話題になることが多いが、マーケットシェアと、利益率の高さという意味で、アドビほど確固たるポジションを築いている企業はないかもしれない。

身の回りをご覧いただきたい。周りにある本などあらゆる印刷物、パッケージ、看板などのグラフィックデザイン、ウェブサイト、動画……など、あらゆるものはアドビのクリエイティブクラウド(CC)で作られている。PhotoshopやIllustratorのライバルになるアプリはもはや存在しないといってもいい。そして、そのAdobe CCでさえアドビ製品の一部でしかないのだ。

世界的な行動範囲の制限により、クリエイティブに携わる人、クラウド上でしなければならない仕事は増えており、2019年に約12兆8000億円だったAdobeの市場規模はわずか1年で14兆7000億円に伸長したと、新たにアドビの日本法人の代表取締役社長に就任した神谷知信さんは述べた。

ご覧のように、2020年1年間のアドビの市場規模は、Adobe Creative Cloudが約4兆1000億円、Adobe Document Cloudが約2兆1000億円、Adobe Experience Cloudが約8兆5000億円となっている。そう。実は我々の知っているCreative Cloudの市場よりも、マーケッティングを司るExperience Cloudの方が2倍以上の市場規模を持っているのだ。

コンテンツへの深い理解を持つアドビだから、マーケティングにも長けている。そのあたりがとても興味深い。

どんなクリエイティブが評価されるかもお見通し!

その中で、アドビならではの興味深いデモがあったので、ご紹介しよう。

アドビのAIである、Adobe Senseiを使った、クリエイティブの自動生成技術だ。

これはAdobe SUMMIT 2021で社内研究プロジェクトとして発表された『Content intelligence』というもので、まだ実装された機能ではない。しかし、日々アップデートし続けるCCにいつ実装されてもおかしくはないかもしれない機能でもある。

たとえば、こういうウェブサイトのクリエイティブがあったとする。このコンテンツにどのぐらいの人が反応するのか、Adobe Senseiの機能を使って想定できてしまうというのだ。

既存のユーザーをどんなクリエイティブに反応したかによってクラスター化して、そのクラスターの人がこのクリエイティブにどう反応するかを想定するのだという。

さらに、使っているコンテンツのタイプや色味などを分析、Adobe Stockのどの写真に差し替えれば、クリックレートがどのぐらいまで上がるかなども分析できてしまうという。

バナーを、アドビのAIが自動生成してくれる!

続いてはバナーの制作の実演。

だいたいのレイアウトを用意し、テキストや写真のアセットを読み込ませる。


そして、素材の組み合わせパターンをCSVで指定する。

すると、どんどんとクリエイティブが自動生成されていく。いろいろなパターンが自動再生され、さらにExperience Cloudでどのバナーがどのぐらいクリックされるのかなども分かってしまうのだから、我々のようなクリエイターや、デザイナーのやることがなくなってしまうのではないかと不安になるほどだ。

心配になって「我々の仕事がなくなってしまうのでは?」と、神谷新社長に聞いてみた。

すると「そんな心配はまったくありません。これまで必要とされていた単純作業がAdobe Senseiによって自動化されるというだけなので、CCユーザーのみなさんはより本質的なクリエイティブに集中していただけるようになります」というご回答をいただいた。

それはもっともだと思うが、これまで単純作業しかしていなかった人は、『より本質的なクリエイティブ』に取り組まなければならないということではある。

我々もこれからは、勉強して、よりセンスを磨かなければならなくなるはずだ。

(村上タクタ)

(最新刊)

flick! digital 2021年7月号 Vol.117
https://peacs.net/magazines-books/flick-770/
デジタル超整理術 リモートワーク編
https://funq.jp/flick/magazines/20164/

SHARE

PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

村上 タクタの記事一覧

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

村上 タクタの記事一覧

No more pages to load