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Shokz OpenRun Proを先行試用! 『骨伝導イヤホン』という注釈不要で高音質!

エクスキューズなしで勧められる、高音質な骨伝導イヤホン

ブランド名が『AfterShokz』から『Shokz』に変わり、続いて『OpenRun Pro』という新製品が登場した。本日1月10日からクラウドファンディングが始まる。

Shokz OpenRun Pro
https://greenfunding.jp/focal/projects/5541/

価格は、2万3880円(税込)。今なら(原稿執筆時点)クラウドファンディングの超早割がまだ残っているので1万9999円(税込)で入手できる。また、それがなくなっても早割プランが2万0298円(税込)なので、かなりお買い得で入手できるはずだ。

このOpenRun Proを1カ月ほど前から(極秘で)試用させていただいていたのだが、最大の特徴は『骨伝導イヤホンの割に』という注釈なしに高音質になったことだろう。

筆者は、2016年のAftershokz Titaniumの頃から試用の機会をいただいているが、当時の製品は明らかに『通常のイヤホンとは違う聞こえ方をする』ものだった。大音量にするとイヤーピースが触れている皮膚がブルブルと震えたし、骨伝導イヤホン特有の中高音より低い音を中心に少しボンヤリした感じがする音質だった。

おそらく、AfterShokz初期のモデル(同社は2012年にスタートしている)よりは大幅に改善していたのだろうが、Titaniumが初体験だった筆者にとっては素直に『良い』とは言えなかった。そのことを正直に記事に書いて、輸入元から苦言をいただいたほどだ。

以降、毎年のモデルチェンジでAfterShokzは長足の進歩を遂げ、Air、Aeropexと長足の進化を遂げ、音質も素晴らしく向上した。しかし、それでも従来はやはり『骨伝導イヤホンとしては』高音質という注釈が必要なアイテムだった。

しかし、今回のOpenRun Proは違う。今度は、一般的なイヤホンと同じ土俵でも高音質だと言えるようになった。となると、『耳を塞がない』『疲れない』というメリットが大きく出てくる。同社がこの製品を出す前に、Shokzと社名を変えたのも『これからもっとメジャーになる』という自信の表れだろう。

骨伝導イヤホンのAfterShokzが『Shokz』にブランド変更。その深い意味とは

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2021年12月31日

周囲の音が聞こえるから、安全、疲れない

OpenRun Proをはじめ、骨伝導イヤホンのメリットがどこにあるかを解説しよう。

骨伝導イヤホンのメリットが出る利用シーンは、一般的なイヤホンとまったく違う。

あなたが、「通勤途中の満員電車で周りの音を遮るために使う」「オフィスで他の人の話に耳を貸さずに集中するために使う」というのなら、通常のイヤホンの方がいいだろう。

骨伝導イヤホンは周囲の音が聞える状態のまま、音楽や通話の音が聞こえるところにメリットがある。普通のイヤホンがVRだとしたら、骨伝導イヤホンはAR。他の交通機関の音などが聞こえるから安全。クルマを運転していると、イヤホンで完全に耳を塞いで歩いている人にヒヤリとすることがある。周囲の音が聞こえないというのは、リスクのある状態なのだ。

オフィスで使っていても他の人の声が聞こえるし、在宅勤務でビデオ会議をしていても宅急便が届いた音が聞こえる。なにより、周囲の空間の音を遮断しないから疲れにくいのだ。

チタニウム製のネックバンドにより、耳の前の部分にやんわりとホールドされるので、全力疾走してもブレないほどホールド性が高いのに、圧迫感はない。長時間着けていてもストレスはない。

ちなみに、自転車や運転に使えるか? という質問が出ると思うのだが、これに関しては、なかなか難しい。法規としては各都道府県によって扱いが違う。『耳を塞いでいないからOK』という解釈と『聞いているからNG』という解釈があるのだ。外の音は聞こえるから大丈夫……と思うかもしれないが、ボリュームを大きくしたり、音に集中したりすると、やはり注意力は持っていかれる。

ご利用の際は所轄の警察署に問い合わせてみた方がいいし、ご自分で安全かどうか判断いただきたい(音量の設定によっても安全性は異なる)。

Aeropexより音質がいいと感じるのはなぜだろう?

新型の特徴的なのは、Shokzの第9世代としてShokz TurboPichという機能を搭載、これまで以上に深みを感じさせる重低音の再生が可能になったこと。

低音のバランスが非常によくなったので、逆に中高音がクリアになった気がする。これまでは骨伝導特有の低音のアンバランスが、中高音を邪魔していたのかもしれない。これにより『骨伝導イヤホンにしては』という注釈なしに『いい音質だ』と言えるようになったと思う。

従来モデルのAeropexと比べると、このイヤピース(耳に入るわけではないが)の部分が少し薄くなって、前後と下にメッシュ部分ができて空気が通るようになっている。この変更も音質に寄与しているっぽい。

操作系、充電コネクターがあり、バッテリーが内蔵されている耳の後ろの部分は少し短くなって、よりスタイリッシュになった。Aeropexでは、ボタンと並んでいたコネクターが、後縁側に移動され、ボタンが大型化され、より操作しやすくなった。

コネクター自体も後縁側になったことで使いやすくなった。

防水性の確保とスペース効率のために専用ケーブルになるのは止むを得ないが、この手の専用ケーブルは紛失すると充電不能になるのが困りもの。ただし、Shokzの充電ケーブルは1000円前後で別売りされているので、心配はご無用。

長時間のビデオ会議や通話にも最適

試用して思ったのは、一日中着けっぱなしにしたくなるイヤホンだということだ。

特に、ビデオ会議、電話の通話、音楽や映像の視聴の多い人はそう思うことだろう。

ビデオ会議に使っていても周りの音を遮断しないから、自然な感じで会話していられる。在宅勤務でビデオ会議に出ていて、家族に話しかけれられてもすぐに反応できる。この自然な感じが疲れを低減してくれるのだ。

また、デュアルノイズキャンセリングマイクが搭載されているので、こちらの声も相手が聞き取りやすいようだ。

バッテリー持続時間は、従来の8時間から、なんと10時間に延長されているので、ずっと着けっぱなしにして、音楽を聞いたり、通話に出たり、ビデオ会議をしたりしてもバッテリー切れの心配がない。

充電速度も速く、5分の充電で最大1.5時間の使用が可能なので、ちょっとした休憩時に充電しておけば、本当に一日中使っても困ることがない。

1カ月間、毎日のランニングにも使ってみた

ランニングに使っても高音質なのが嬉しい。後方から他のランナーや自転車が来ても耳を塞いでいないから音で分かるし、これはお勧めできる。実は筆者は1カ月ほど前から、ずっと毎日のランニング中にOpenRun Proを使っているが、実に快適だ。

ただし、ちょっぴり残念なのが、音質向上のためにメッシュ部分が出来たせいか、防水防塵性能がAeropexのIP67からIP55へと変更されていること。実は筆者は、Aeropexの時はランニングから帰ったらApple Watchと一緒に水洗いして汗を落としていたのだが、IP55ではそれはできない。

濡れた布を用意して拭いているのだが、ランニングするたびにOpenRun Proのために濡れタオルを用意しなければならないのが微妙に面倒。しかし、その労を厭わなくなるぐらい音質はよくなるので、そこはトレードオフというところだろう。

これまでの骨伝導イヤホンに微妙に不満だった人にも、普通のイヤホンしか使ってなくて、これを機会に骨伝導イヤホンを買ってみようという人にもお勧めだ。

(村上タクタ)

(最新刊)
flick! digital 2022年1月号 Vol.123(最終号)
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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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