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ランニングにフォーカスしたスマートウォッチ『HUAWEI WATCH GT Runner』

(この記事は『flick! 20221月号』に掲載された記事を再編集したものです)

ランニング用の機能の多さは圧倒的

ファーウェイのWatch GTに、Runner専用モデルが出たというから、お借りして使ってみた。4カ月ほど前から筆者は毎日3kmをそれなりに頑張った速度で走ることを自分に課しており、このWatch GT Runnerがトレーニング指数や、ランニング能力指数というユニークな数値を計測表示してくれるというから試してみたくなったのだ。

円い文字盤が特徴的なファーウェイのスマートウォッチの中で、特にランニングに特化したWATCH GT Runnerを試した。

どちらかと言うとヘルスケアデバイス

さて、筆者がスマートウォッチをレビューするとどうしてもAppleWatchと比較、参考にする部分が多くなると思うが、その点はご容赦いただきたい。まず、連携させるデバイスだが、実はAndroid OSでも、iOSでも使える。しかし、一部機能が使えなかったりもするようだし、AppleWatchの計測データと混じってしまうのも困るので、今回はファーウェイP40 Proも一緒にお借りして使ってみることにする。

P40 Pro上ではEMUI 10.1というOSが動作しており、HUAWEI IDという新しいIDで管理される。これまた新鮮だ。

WATCH GTはAppleWatchとはだいぶ違う。後からインストールするアプリケーションという概念がなく、いくつかの交換できる文字盤と、プリセットされているものを中心にヘルスケア関連アプリだけが存在する。動作はなかなか軽快で、バッテリーが2週間持つというのも驚異的だ。

使ってみると、文字盤がいくつか選べるとはいえ、さまざまなアプリがないので買ってからの広がりに欠ける。サードパーティアプリをインストールする楽しみはないのだ。

丸い文字盤というのも、視認性がよくて良い。

トレーニング指数と、ランニング能力指数が興味深い

次に驚くのはGPS計測の距離がAppleWatchとズレること。両方を使って3km走ると、AppleWatchがゴールした時に、Watch GT Runnerはまだ2km850mあたりにいる。資料によると本機のGPSは非常に正確らしいので、若干ブレながら計測するAppleWatchより距離が正確なのかもしれない。

他のヘルスケア、ランニングに関する機能は、扱いやすく数値やグラフも細かいので使いやすい。特に楽しみにしていたVO2Maxや、ランニング能力指数、トレーニング指数も計測できて面白い。

HUAWEI IDで広がる新しい世界

ランニングをした時に、そのランニングの負荷を数字で表現する『トレーニング指数』が表示される。

ランニング時の心拍なども素早く計測できる。スマートウォッチ単体で、細かい数値が見られる。

コース描画がスムーズ。AppleWatchよりスムーズなので、距離の計測が短く算出される。

HUAWEI WATCH GT Runner(ファーウェイ ウォッチ GTランナー)

【spec】
本体サイズ:46.4×46.4×11mm
重量:約38.5g(ベルトを含まず)
バッテリー持続時間:通常使用14日、トレイルランモード40時間
価格:3万4980円

 

(フリック!編集部)

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