YouTuberたかくらさんに聞くガーミン「Instinct 2 Dual Power」が登山初心者におすすめの理由
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YouTube『たかくらや』を運営する流浪のハイカー・たかくらさん。2022年3月現在、チャンネル登録者数3.31万人で、アウトドア道具系YouTubeのなかでも随一の人気を誇っている。
そんな、たかくらさん自ら愛用し、「登山初心者こそ使うべき!」とオススメしているアウトドアツールがガーミンの「Instinct 2 Dual Power」。聞けば「己を知る最良のアウトドアツール」だという。その詳細を六甲山ハイクに同行し、うかがってきた。
INDEX
実際、どう使っているのか?なにに役立つのか?
今春発売されたばかりのアウトドア用GPSスマートウォッチ、ガーミン「Instinct 2 Dual Power」。たかくらさんは、テストを兼ねて昨年後半から使いはじめているそう。前モデル「Instinct」も愛用していて、登山の際はもちろん、日常生活のなかでも、そして睡眠中も腕に装着し続けているヘビーユーザーだ。
- たかくらさん
- 大学時代に登った北岳で見た雲海に沈む夕陽に感動したことをきっかけに、登山に傾倒。登山店スタッフ、国内某大手アウトドアメーカーで勤務後、ロングトレイル・ハイキングを実践。国内外のロングトレイルを多く歩き、今年アメリカのロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル」全長4265kmのスルーハイクに挑戦予定。
「この腕時計に備わっている機能のなかで、僕が一番活用しているのは光学式心拍計です。腕に装着するだけでかなり正確に心拍数を測定、そのデータを蓄積してくれます。
登山・ハイキングモードで計測中には、ディスプレイの右上の円のなかに現在の心拍数が表示されるんです。僕の場合だと、ハイク中にこの心拍数が110~120であれば、そのままのペースで快適に長く歩き続けることができます」
「でも、心拍数が150を越えてくれると、オーバーペース。心拍数が下がらない状態が続いた場合は、休憩を取るようにしています」
曰く、この光学式心拍計の数値を確認することで、適切な運動強度のコントロールと休憩の取り方が可能になるという。
「チーム登山やガイド登山では、同行者の休憩のタイミングに合わせることが多いと思います。でも休憩のペースって、本当は自分のタイミングに合わせるのがベストです。
また休憩を取る基準が感覚的なものだと、初心者はよくわからず、結局オーバーペースになりがち・・・・・・。そこで活用して欲しいのが、光学式心拍計なんです。
心拍数という数字=データで客観的に自分を知ることで、山での活動の安全度を高め、より良い形での楽しみにつながります。使っているうちに、登山中に心拍数を適宜見ながら歩くことが当たり前になり、心拍数を上げない、上がらないペースでの歩き方も覚えられるようにもなります」
感覚で「だいたいこんなものだろう」という基準が、例えば心拍数120という明確な数字でわかれば、確かにわかりやすい!
就寝時も「Instinct 2 Dual Power」を装着しているのは、なぜ?
たかくらさんが活用している光学式心拍計は、腕に装着している間、ずっと心拍数を計測する。そしてそのデータを記録。さらに「Instinct 2 Dual Power」と連携するスマートフォンアプリ「Garmin Connect Mobile」で、記録したデータを管理、分析、共有が可能だ。
「前モデルのInstinctを使いはじめて、そして現在のInstinct2に変わっても、基本的に1日中、寝ているときも腕に装着しています。なぜなら、心拍数に加えてさまざまな健康管理に役立つデータが記録、分析されるからです」
「なかでも僕がハマっているのが、睡眠スコアのデータです。
実は昨夜、今日の取材があると思うと寝られなくて、睡眠時間が3時間ほどだったんです。だから睡眠スコアは28で“悪い”と分析されてしまいました。でも今夜は、六甲山を登って適度な疲労でよく眠れると思うので、改善されると期待しています」
そう話していたたかくらさんから翌日送られてきたデータは、睡眠スコア70。評価は“普通”だったが、「リフレッシュしたレム睡眠」とGarmin Connectは評価。なるほど、ただ眠るだけでも、「今日はどうかな?」という楽しみになる。
しかも、「アクティビティは、睡眠の質向上に効果的でした」なんてアドバイスをもらえている。これは、頑張って山を登ろう! トレーニングに励もうと思えるもの。
山は楽しいだけじゃなく、リスクもある。だからこそ
「自分の活動の根底にはアウトドアを生活にとりいれることで健康に楽しく生きていこうぜ、というテーマがあります。
それに付随する形で、山は楽しいだけじゃなくリスクもあるよね、とアウトドアのプラスとマイナスの両面を伝えています」
そこで、たかくらさんが大事にしているのは、登山中だけでなく、日頃からの健康管理。日常生活のなかでしっかりと体調を整えることが、山への準備となる。
そして、その健康管理にもGarminデバイス、Instinct 2 Dual Powerを役立てている。
「ボディバッテリーという身体に蓄えられたエネルギーを、心拍データ、ストレスレベル、睡眠の質、アクティビティデータから算出するGarmin独自の指標があるんです。それも疲れているかなぁという曖昧な体感ではなく、5~100の数値で表示されるので、とても参考になります。ちょっと夜更かししたり、ハードなトレーニングをすると下がり、逆に生活の質をよくすると、数値が上がります」
ちなみに六甲山ハイクをした日のボディバッテリーは47。睡眠時間も短く、運動量も大きかったため、さすがに少し低く出ている。
「Instinct2 Dual Powerが教えてくれる様々な健康管理のためのデータは、モチベーション維持、自己向上の点で大変役立つと考えています。
“山を知り、己を知れば危うからず”で、安全な登山の一歩です」
今回のたかくらさんの数値は低めだったが、当然トレーニングとケアをバランスよく行なえば、数値はアップする。それは自分が成長している実感や、取り組んでいることが間違っていないという自信にもつながる。どこかゲーム感覚で数値アップを狙って行けば、楽しく健康管理もできそうだ!
操作のカンタンさと電池持ちのよさはGPSスマートウォッチ随一
アウトドア用ウォッチ、それにスマートウォッチに二の足を踏む人の理由は、操作のわかりにくさだろう。Instinct2 Dual Powerはどうなのだろうか?
「これが想像以上にカンタンなんです。例えばアクティビティの計測をするなら、時刻が表示されているウォッチフェイスページで右上のGPSキーを押して、UPキーがDOWNキーを押して登山またはハイキングを選択。再びGPSキーを押せば記録がスタート。登山を終えたらGPSキーを押して、保存を選択。これだけ!」
面倒そうな、モバイルアプリ『Garmin Connect』との同期はどうだろう?
「CTRLキーを長押ししてコントロールメニューを表示。同期を示す矢印を選択するだけ。こんなにカンタンで、しかもいろんなアドバイスをくれるGarmin Connectは無料のアプリです。絶対に使うべきですよ、本当に!」
でも、スマートウォッチって電池の持ちが悪くて、肝心なときに電池切れ・・・・・・なんてことになったら、残念で・・・・・・。
「Dual Powerは、電池にくわえてソーラー充電ができるんです。スマートウォッチモードだと電池切れの心配無用。登山で使うGPS+光学心拍計モードでも、約30時間+18時間も動きます。48時間も歩き続けることは、普通の登山ではないので、モバイルバッテリー等で山小屋やテント泊中に充電すれば、行動中の電池切れの心配はありません!」
ということは、GPSスマートウォッチの弱点が、ほぼないってことか!!
道に迷ってしまったら、元に戻る道を案内してくれる
では、たかくらさんオススメの使い方は、どんなものでしょう?
「登山モードでログを記録しておくと、線画のような地図でルートログを見られます。もし目的地から、または山頂からスタート地点に戻りたい場合、トラックバック機能というのがあって、来た道をそのままナビしてくれるんです。
これをもし道迷いしたときに使ったら、スタート地点までの道順を教えてくれることになるので、とても安心です」
Instinct2 Dual Powerは、線画の地図ながらナビゲーション機能も搭載されている。道迷いを防ぐためなら、そのナビゲーション機能を最初から使えばよいのでは?
「確かにそうなんですが、僕の場合、ルートを確認するなら登山地図アプリを使って、よりわかりやすい地図上で現在地を確認したいんです。その方が、間違いや不安が少ないので。また紙地図も必ず携帯しています。紙地図は電池切れの心配がないですし、より広い範囲の地図情報を素早く確認できるので」
Instinct2 Dual Powerは、あらゆるハイカーのマストツール
光学式心拍計で疲労抑制、Garmin Connectで健康管理、モチベーション維持、操作は簡単な上に、電池切れの心配もなし。さらには道迷いしてもサポートしてくれる「Instinct2 Dual Power」。これは登山初心者だけでなく、登山をする多くのハイカーに役立つツールといえる。
「これだけの高機能で、重量はたったの52gです。堅牢性も高く、少しぐらい岩にぶつけても壊れないタフネス仕様。今回ソーラー充電ができるようになって、欠点は全くなくなったと言っていいです。まさにハイカーのマストツール。
今年歩く予定のロングトレイル、パシフィック・クレスト・トレイルでも、毎日の健康管理で僕をサポートしてくれることは間違いありません!」
この記事を読んでくれたみなさんも、是非登山のための身体づくり、健康管理に、「Instinct2 Dual Power」を利用して、より安全な登山を楽しんで!
たかくらさんによるInstinct 2 Dual Powerのレビューと、「屋久島の山」での修行の様子(実践編)も要チェックだ。
今回使用したInstinct 2はこちら
Garmin Instinct 2 Dual Power
(ガーミン・インスティンクト 2 デュアルパワー)
- 62,700円(税込)
- 本体サイズ:45.0 x 45.0 x 14.5mm
- 重量:52g
- ケース素材:繊維強化ポリマー
- ガラス素材:コーニング社製 Gorilla Glass DX
- ベルト:シリコン、QuickFitバンド(22mm、別売り)にも交換対応
Garmin
「Instinct 2 Dual Power」
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問い合わせ:ガーミンジャパン
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