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【山道具インプレッションVol.1】夏のトレッキングが快適になるか!? 虫が嫌がる素材を使った機能シャツ【by高橋庄太郎/前編】

(上写真)
フォックスファイヤー/SCシャンブレーシャツ:12,800円(+税)
素材:トランスウェット®ファインデニールスコーロン®(ポリエステル65%・綿35%)、重量:170g、カラー:オフホワイト/グレー/インディゴ、サイズ:S、M、L、XL

【PEAKS LONG TERM IMPRESSION vol.1】 フォックスファイヤー/SCシャンブレーシャツ【前編】
by高橋庄太郎

登山の楽しさを伝える月刊誌『PEAKS』の制作にたずさわる面々が本気で山道具を評価するインプレッションレポートを全4回にわたりお届け。第1回は、登山業界ではもはや知らない人のいない山岳・アウトドアライター高橋庄太郎さんに、フォックスファイヤーの防虫ウエア「SCシャンブレーシャツ」についてレポートしていただこう!

20160513_04 ○プロフィール
高橋庄太郎/山岳・アウトドアライター
テント泊を愛し、夏を中心に一年中、山を歩き回っている。自宅は大きな池がある公園のそばで、とにかく蚊が多い。著書に『山道具 選び方、使い方』(エイ出版社)など

ウインドシェル代わりに、上品なシャツ。しかも虫が嫌がる素材だとは……

僕が本格的に登山を始めてから、今年でなんと30年。いろいろな山に登ってきたが、一時は北アルプスのような標高3,000m近い高山ばかりだった。だが、最近少し僕の行く山が変わってきた。標高がそこまで高くなくても、よい山をしっかり見ておきたいと考えるようになったからだ。

すると気になってきたのが、カやブヨのような虫の存在。森林限界を越える高所には刺されるとかゆくなる虫はあまりいないのだが、樹林に覆われた山となると話が違う。虫除けの薬などを持っていかねば、つらい思いをする機会が増えてきたのである。

そこで期待を寄せているのが、防虫成分を使った「スコーロン」という素材のウエアだ。このスコーロンには虫が寄ってこないわけではない。しかし生地の上にとまると、繊維に固着されている成分を虫が嫌がって、すぐに逃げていくのだという。この力が本当ならば、防虫スプレーなどを使わなくても、肌をウエアで覆っているだけで嫌な思いをしなくてすむ。しかもスコーロンには防虫以外に、吸汗速乾性やUVカット機能まであるらしい。

Point.1 虫が嫌がる「スコーロン」
20160513_01 (↑ テイジンとアース製薬が共同開発したという「スコーロン」という繊維は、虫がとまった途端に離れていくという力をもつ。果たして本当に?)

通気性がよく、暑い季節には良さそう

僕は山中でウインドシェルの代わりに、速乾性が高い化繊の襟付きシャツを着ることが多い。だからスコーロンを使ったウエアのなかで、僕が今回選んだのは長袖のSCシャンブレーシャツ。アウトドア的な印象が薄く、上品な雰囲気があり、街着としても使えそうなタイプだ。だが袖口の処理を見ると、手首までしっかりと生地で覆われるデザインになっており、隙間から虫が入り込んで肌を刺すことがないように考えられている。あくまでもスコーロンはとまった虫が防虫成分を嫌って離れていくという生地であり、露出している肌は無防備になるわけだから、こういう工夫によって可能な限り肌面を見せないようにするというのは理にかなっていると思う。

Point.2 手首を守る袖の形状
20160513_02 (↑ 2枚に分かれた袖口の生地をたんにボタンで留めるのが一般のシャツ。だが、このシャツは生地の間にマチが取られ、内側に虫が入らない構造だ)

天然素材の麻を思わせる生地の目はかなり粗く、通気性が高そうなのも、これからの暑い季節にはよさそうだ。一般的なウエアならば、これほど生地の目が粗いと、その隙間から簡単に虫が刺してくるはずだが、そこはスコーロン。そんな粗い生地でも虫に刺さされる恐れは激減するのではないかと期待してしまう。

この通気性のよさは、吸汗速乾性の高さにもつながっているはずだ。虫がはびこる夏は、ただそこにいるだけでも常に汗ばんでくるような季節。UVカット機能を含め、このシャツはまさに夏向けの製品になっていることがよくわかる。

Point.3 透けるほど粗い生地
20160513_03 (↑ 透かして見れば、向こうの景色がわかるほど。通気性は間違いなさそうで、これなら暑い時期でも涼しくさわやかに着られるだろう)

さて、はじめはどこの山で着てみようか? スコーロンが期待通りの活躍を見せてくれることを祈ろう。
●これからチェックしたいポイント
・なんといっても防虫力
・吸汗性と速乾性の高さ
・着心地のよさ

(文・写真:高橋庄太郎)

「スコーロンを着て旅に出よう」キャンペーン
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第1回キャンペーン: 2016年4月8日(金)~6月30日(木)
第2回キャンペーン: 2016年7月1日(金)~8月31日(水)

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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