ひとり歩きの目的地に! 何度も足を運びたくなる魅惑のテント場
PEAKS 編集部
- 2018年04月12日
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全国にすばらしいテント場は数あれど、その中でもアウトドアの達人たちがこよなく愛する、とっておきの場所をセレクト。山々を赤く染める雄大な朝焼け、青空と緑のコントラスト、夜の帳が下りたあとの静けさ、こぼれ落ちんばかりの星空……繰り返し訪れたくなる理由は、写真を見れば一目瞭然。きっと、次のひとり歩きで目指したくなるはず。
白馬鑓ヶ岳のすばらしい眺望が目の前に~北アルプス「天狗山荘」
ザ・ノース・フェイス 昭島アウトドアヴィレッジ店 スタッフの岩男浩平さんのおすすめは、北アルプス(長野県)は白馬鑓ヶ岳の南側、天狗尾根の稜線上にある天狗山荘。
「比較的すいているのがいちばんいいところです。そして、ひとしきりテントを設営したあと、見上げると目の前には白馬鑓ヶ岳のすばらしい眺望が。さらには、朝焼けで白馬鑓ヶ岳がピンク色に染まるのも、ここに来たら絶対に見ておきたい瞬間です」(岩男さん)
満天の星空に温泉まで堪能できる~くじゅう「坊がつる」
大分県は九重連山のほぼ中央に位置する湿原「坊がつる」は、フォトグラファー・宇佐美博之さんのお気に入りの場所。
「九重の山々に囲まれた雨上がりの坊がつる。ガスも寝床へ急ぐのだろうか、星空の足音もちらほら、山の夜がやってくる。テント場からふらりと温泉に行くのが日課の坊がつるライフ、街にいるときよりビールの消費が多いような、ないような。そういえば、先週の土曜日に会話した登山者に今日も会ったな、毎週通ってしまうのもわかるきがする。そんな僕は、かれこれ一週間以上の坊がつる生活なんだな……」(宇佐美さん)
岩場あり渓流ありの天然の遊び場~奥秩父「廻り目平キャンプ場」
榎本憲さんが教えてくれたのは、長野県は金峰山の麓にある「廻り目平キャンプ場」。
「クライミングのメッカにして、奇岩群に囲まれた金峰渓谷のなかにあるキャンプ場。岩場と渓流、そしてクライマー、ハイカー、キャンパーなどいろいろな人が集まる、あの自由で縛られていない感じが大好きです。夜には満天の星が降り注ぎます」(榎本さん)
青、緑、白が織りなす絶景~北アルプス「三俣山荘のテント場」
北アルプス(富山県)の鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置する「三俣山荘のテント場」は、フォトグラファー・矢島慎一さんのイチオシ。
「見渡す限りのハイマツの海に囲まれた小屋と、そのテント場はとても落ち着いた雰囲気。青空とハイマツの緑を、濃密に体全体で感じることができる。巨大な山体の鷲羽岳と、ハイマツと雪渓のコントラストが美しい祖父岳を眺めながら、メシを食う時間が好き」(矢島さん)
歩いて、登って、眺めてアウトドアライフが満喫できる、バラエティに富んだ4つのテント場。その魅力を自分の目で確かめに、バックパックを背負って、さあ、出かけよう!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。