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高尾山~陣馬山 登山ルート「海外にも知られた奥高尾のトレイルコース」

高尾山は都心から日帰り登山ができる人気の山だ。ミシュランガイドに掲載されてさらに人気が高まり、休日の山頂までは渋滞することも。でも、山頂から陣馬山に向かうルートはそれほど人も多くなく快適。今回は高尾山~陣馬山ルートを紹介する。

ルート概要

藤野駅→陣馬登山口バス停→陣馬山→景信山→高尾山→高尾山口駅

歩行時間

7時間40分

日程

日帰り

技術

★☆☆☆☆

体力

★★☆☆☆

レベル

初級

大山や丹沢山、蛭ヶ岳などの丹沢山塊のほか富士山が展望できる一丁平。すばらしい展望を存分に楽しめる。展望ウッドデッキがおしゃれ。

高尾山~陣馬山 登山ルートへのアクセス

公共交通機関

新宿駅から京王線で高尾山口駅へ。あるいは中央線で高尾駅まで行き、京王線に乗り換える。京王新宿駅〜高尾山口駅55分。下山は陣馬山登山口バス停から藤野駅までバスを利用する。本数が少ないので、神奈川中央交通西バスTEL.042-784-0661に問い合わせること。

縦走コースのため、マイカーは不向き。高尾山に登るだけなら高尾山口駅前に駐車場が。陣馬山に登るだけなら、和田峠に駐車場がある。

ルートプラン

歩行距離:17km
登山口:高尾山口駅
下山口:陣馬山登山口バス停
高低差:640m

奥高尾の核心部分を縦走する気持ちのいい尾根道で、新緑や紅葉のころがもっともおすすめだ。最近は外国人登山者の姿や、このコースを走るトレラン愛好家も多く目にする。大きなアップダウンや岩場などがないため、歩行時間は長いが初心者向きのコースといえる。ただし、景信山まで進み体力や気力が萎え始めていたら、その日の縦走は諦めて小仏バス停に下ろう。

高尾山口駅

↓1時間55分

高尾山

↓1時間

城山

↓1時間5分

景信山

↓2時間10分

陣馬山

↓1時間10分

陣馬山登山口バス停

↓30分

藤野駅

高尾山~陣馬山 登山ルートの詳細ガイド

行程が長いので、準備体操は念入りに

高尾山口駅を出て右へ進み、ケーブルカーとリフトの乗り場清滝駅前の広場で体をほぐしてから出発する。薬王院への表参道を兼ねる1号路を登るのが一般的で、途中の金比羅台手前が急登だが、簡易舗装され、歩きやすそう。

体力を温存したいなら乗り物を利用すれば、待ち時間を考えても30分は短縮が可能。乗り物経由の人々と合流する霞台の先、浄心門をくぐると、道は男坂と女坂に分かれる。距離が短い男坂は階段の道で、一方の女坂は少し遠回りだが、なだらかな坂道だ。

ほどなく合流した後、薬王院に出る。参拝後、本堂脇の階段を登ると、わずかな時間で高尾山山頂に到着する。広々とした山頂にはビジターセンターや茶店があり、登山者の姿を見ないことはまずない。南側のテラスからは、条件がよければ富士山が顔を見せてくれることも。

満を持して奥高尾縦走路へ

高尾山の山頂から長い階段を下る。広いのですれ違いに苦労することはない。ただ、急ぎすぎるとその後の歩行に影響が出るので焦らず進もう。

休憩の後、山頂標識の後方に建つ東屋の脇から、直線的に階段を下る。奥高尾と書かれた道標を直進して登るともみじ台で、山頂の混雑を避け、ここで休憩する人も多くみかける。ここを通りすぎるとゆるやかな下りに。登り返すと一丁平。

さらに大垂水峠からの道を合わせれば、城山に出る。都心部や相模湖方面の展望が見事だ。城山から林のなかの下りへ。薄暗く感じる道を20分ほどで小仏(こぼとけ)峠に着く。右手に下る道は小仏バス停に通じていて、ここから高尾駅に出られる。

小仏峠を直進、登りにかかる。勾配はさほどでもないが、粘土質で滑りやすい箇所も。やがて勾配が落ち着いて、小広い樹林帯を歩けば、景信山(かげのぶやま)に到着する。茶店のナメコ汁は、この山の名物として人気がある。

たくさんのベンチ、テーブルが置かれた景信山山頂。名物はなめこ汁。高尾山方面の展望がいい。20年くらい前は三浦半島も展望できたそう。

トイレの前を下っていく道は、これも小仏バス停に通じている。山頂から北西へ延びる尾根道は、軽い起伏があるばかりで、気持ちよく歩ける。小さくなだらかな堂所山の山頂は、気づかずに通りすぎてしまうかも。

変則的な十字路の底沢峠をすぎ、わずかに登ると明王峠だ。茶店前の斜面は、絶好の休憩場所。富士山や丹沢のすばらしい眺めを楽しめる。

その次の奈良子峠から陣馬山山頂へは約40分。上り一辺倒の道をがんばって栃谷尾根と合流すれば、陣馬山山頂はもうすぐだ。

陣馬山の山頂に建つ茶店。休日にはたくさんの登山者で混雑している。

シンボルの白馬像を中心にした山頂には、茶店が3軒ある。下山は、先ほど合流した栃谷尾根で。きつい階段下りをクリアして車道に出て、さらに車道を20分ほど下った陣馬山登山口バス停から藤野駅に出られる。

藤野駅まで歩く場合はこのトンネルがネック。右の路側帯を歩こう。

陣馬山 登山カレンダー(該当月の1日)

高尾山データ

標高:高尾山(たかおさん)599m、陣馬山(じんばやま)855m
登山適期:3月~6月、9月中旬~1月中旬
営業小屋:なし(茶店あり)
避難小屋:なし
テントサイト:なし
水場:なし
トイレ:高尾山山頂下、もみじ台、一丁平、景信山、明王峠、陣馬山
ビューポイント:高尾山、一丁平城山、景信山、明王峠、陣馬山
連絡先:八王子観光コンベンション協会TEL.042-643-3115、藤野観光案内所TEL.042-687-5581

良さを知らないのは日本人だけ!?

高尾山が外国にも知られるようになると、多くの外国人観光客が訪れるようになった。高尾山~陣馬山の縦走路でも、そうしたトレッカーの姿を見かける。東京に近い場所にこんなにすばらしいトレッキングコースがあるなんてアメージングだ、という言葉を聞くことも。

意外に知らないのは日本人だけなのかもしれない。危ない箇所も、急な道もなく、自然が豊かで、整備の行き届いたこのコースをもっと多くの人に歩いてもらいたい。本コースを逆に歩く場合は、陣馬高原下のバス停から陣馬山に登ったほうが歩きやすいだろう。

アドバイス

標高がそれほど高くない山だからといって油断していると、とんでもないしっぺ返しを食らうこともしばしば……。ここに記載している所要時間はあくまでも目安なので余裕をもって計画は立てよう。また、天候や自分の体調によっては、中止することも検討してほしい。山はいつまでもそこで待っていてくれる。どんなにその山が低くても、謙虚に向き合うことで、山はあなたを優しく迎え入れてくれるだろう。

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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