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谷川岳 登山ルート「谷川岳ロープウェイとリフトを乗り継ぎ、短時間で絶景が望める山頂へ」

群馬県と新潟県の境にある谷川岳。都心からのアクセスもよく、谷川岳ロープウエイやリフトを利用することで眺望の良いエリアまでたどり着けることで、登山者だけでなく観光客も多く訪れる。今回は観光客の多いエリアから先のトマノ耳とオキノ耳までのルートをご紹介。高山植物の宝庫としても知られる美しい景観にきっと魅了されることだろう。

ルート概要

天神峠→熊穴沢避難小屋→天狗の留まり場→トマノ耳→オキノ耳→天狗の溜まり場→熊穴沢避難小屋→天神峠

歩行時間

4時間20分

日程

日帰り

技術

★☆☆☆☆

体力

★★★☆☆

レベル

初級

谷川岳 登山ルートへのアクセス

公共交通機関

東京駅から上越新幹線で上毛高原駅へ。ここから谷川岳ロープウェイ行きの関越交通バスを利用して、終点で下車する。または、JR上越線の水上駅で下車して、谷川岳ロープウェイ行きのバスを利用。

関越自動車道水上ICから国道291号線を走行。道なりに走ればロープウェイ乗り場の土合口。ここに立体と平面の有料駐車場がある。ロープウェイ利用の場合は立体駐車場が便利だ。

ルートプランと

歩行距離:8.5km
登山口:天神峠
下山口:天神峠
高低差:600m

天神尾根からアプローチすれば初心者でも子連れでも登ることができる谷川岳。天神尾根は展望に恵まれた道で、熊穴沢避難小屋をすぎると山頂部分まで眺めることができる。

しかし、風が強い日には帽子などが飛ばされないように注意が必要だ。また、天候が崩れたときは要注意。怖いようならすぐに下山すること。山頂はトマノ耳とオキノ耳の双耳峰だが、オキノ耳から先は一ノ倉岳に繋がる登山道。初心者はここから先には進まないようにしてほしい。

天神峠
↓45分
熊穴沢避難小屋
↓45分
天狗の留まり場
↓45分
トマノ耳
↓10分
オキノ耳
↓1時間15分
熊穴沢避難小屋
↓40分
天神峠

谷川岳 登山ルートの詳細ガイド

体力を温存して天神峠からスタート

谷川岳ロープウェイからリフトを乗り継いで、今回のルートのスタート地点である天神峠まで行こう。天神峠の展望台下から登山道を進む。

天神平と天神峠を結ぶリフト。このおかげで稜線に乗ることができ、体力も時間もロスが少なくて済む。

観光客は登山道を少し歩いて、正面に見える小高い部分から引き上げていくが、そこをすぎると登山者だけの世界になる。右下には、歩いて登ってくる登山者の姿が。天神平から田尻尾根を詰めてくる登山者の人たちだ。この道と合流すると登山道は木道に変化する。

天神峠の先あたりから眺めると、晴天なら谷川岳山頂のトマノ耳もオキノ耳も見える。その稜線上に建つ谷川岳肩の小屋の位置も。目を凝らすと山頂に向かう登山者の列まで見えるなど爽快な景色が広がる。

比較的平坦で歩きやすいが、雨上がりや雪解けのころは滑るので注意。いったん下って、登り返せば熊穴沢避難小屋に到着する。ここは避難小屋だが、休憩場としての機能も持ち合わせていて、多くの人が小屋の内外で休憩している。ひと息入れたら出発しよう。

休憩所の代わりにもなる熊穴沢避難小屋。ストーブなどは極力外で使うようにしよう。

熊穴沢避難小屋をすぎると、登山道の状況が一変する。また、天候も変わりやすくなるため、雨具などの準備は怠ってはいけない。

尾根道は展望に優れ日当たりもいい

小屋の裏手から樹林帯に入り、しばらく進むと開けた登山道に。右に見えているのは勾配のきつさと岩稜帯で知られる西黒尾根。先行する登山者の姿は、はるか先まで見える。

岩や石混じりの登山道を進むと天狗の留まり場に到着。小さな広場で、休憩に適している。岩の上で休憩する登山者も多いようだが、危険なので控えたい。

この大きな岩を越えて展望がいい天狗の留まり場へ。

ここをすぎると足元には高山植物が彩りを添えてくれる。登山道に沿って張られたロープは高山植物を守るためのものだ。みんなで大切にこの環境を守っていこう。

岩の多い道を登っていくと、上方に見えていた山頂エリアが随分近くなったと実感できるはず。岩の多い道は次第に勾配がきつくなってくるので、立ち休みを繰り返す登山者も。無理はせず、適当な場所で休憩を入れながら進もう。

天神ザンゲという大岩をすぎると、木の階段が現れる。ここを登りきった地点に建つのが谷川岳肩の小屋。この小屋の周りは高山植物の宝庫。高山植物を愛でつつ、小屋の前でひと呼吸したら谷川岳の山頂まで行ってみよう。

登山者のオアシス的存在の谷川岳肩の小屋。以前は避難小屋だったが、現在は営業小屋として機能している。

そのまま岩が転がる道を直進。下ってくる人も多いので、すれ違いには注意しよう。双耳峰の山頂のひとつ、トマノ耳は大きな岩の上のピークという感覚の場所。トマノ耳の後方に見える勾配のきつい岩稜を登りきった頂点がオキノ耳で、トマノ耳よりも14mほど標高は高くなる。トマノ耳、オキノ耳ともに岩峰で展望は360度。ゆっくり眺めを堪能したい。

周囲の山に残雪がある時期のトマノ耳。

下山は往路を戻る。肩の小屋の前で下りの準備を整え、焦らずに下山しよう。

谷川岳 登山カレンダー(該当月の1日)

谷川岳 データ

山名:谷川岳(たにがわだけ)
標高1,977m
登山適期:6月~10月中旬
営業小屋:谷川岳肩の小屋
避難小屋:熊穴沢避難小屋
水場:無
トイレ:天神峠、谷川岳肩の小屋
ビューポイント:天神尾根、谷川岳山頂
連絡先:谷川岳登山指導センター(TEL.0278-72-3688)、谷川岳肩の小屋(TEL.090-3347-0802)

物足りない人も別ルートから楽しめる

谷川岳は高山植物の宝庫としても知られており、代表的なのがシラネアオイ、ハクサンチドリ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ニッコウキスゲなど。5月~8月まで登山者を楽しませてくれる。

今回ご紹介するルートは、短時間で山頂に立てるようにロープウェイとリフトを利用する設定をしたが、物足りない人は土合口駅から田尻尾根を登って、天神平から稜線に乗るコースを歩いてみては? また、天神尾根ではなく西黒尾根を登るのもおすすめだ。ここを下る場合は若干難易度が上がるが、登る場合は初心者でも歩くことができる。ほとんど岩場の登りだが、長い鎖もあるので、慎重に登ることを心掛けてほしい。登る際にヘルメットは必需品だ。

アドバイス

ここに記載している所要時間はあくまでも目安だ。自分の経験や体力と相談しながら、前日に麓で宿泊したり、山小屋に宿泊するなど、ゆとりある計画を立てよう。また、天候や自分の体調によっては、中止することも検討すること。山はいつまでもそこで待っていてくれる。「家を出ることきから帰宅までが山登り」ということを忘れずに、存分に山を楽しんでほしい。

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