日光白根山~至仏山|ニッコーオゼ・ロングトレイル65km ルートガイド

関東屈指の有名山域、ふたつを繋げて歩く長距離テント泊山行。攻略ポイントは登山者が少ない山域と山域の間にある、いわば空白地帯。スルーハイクの突破口はソコにある !

データ

1日目:日光白根山ロープウェイ〜日光白根山〜日光湯元キャンプ場
2日目:日光湯元キャンプ場〜金精峠〜根名草山〜日光澤温泉
3日目:日光澤温泉〜黒岩山〜尾瀬沼〜見晴キャンプ場
4日目:見晴キャンプ場〜山の鼻〜至仏山〜鳩待峠

[総延長]約65km
[歩行日数]3泊4日

アクセス

日光白根山ロープウェイがかかる丸沼高原スキー場までは東武日光駅と上毛高原駅からバスが出ている。便数は少なく、いずれも10 時半ごろにスキー場到着となり、歩き出しが遅くなる。鳩待峠からの帰路はまず戸倉へ乗り合いバスで下り、 そこから新宿駅行き直通バスや沼田駅、上毛高原駅行きバスに乗り換える。スルーハイクするならマイカーは非現実的だ

マップ

日光白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅へ。この区間は登山道がないので片道1300円を払って文明のチカラをお借りしよう
湯元から金精峠へ徒歩でトレイル復帰するには国道120号の金精道路を歩くのがいちばん早い。今回は湯元8時半発のバスで菅沼へ抜けた

残雪期は 階からも入れる念仏平避難小屋。 1日目はここに泊まるのもあり。水場は近くにあり、トイレはないので青空オープンスタイル

根名草山の北にガレ場をトラバースする要注意ポイントが3カ所ある。足場は安定しているが落石に注意すること。とくに雨が降ったあと

鬼怒沼〜小渕沢田代間は倒木がエグかった。倒木を巻くために踏み跡を離れ、道を失うことたびたび。跨いだり、くぐったり、体力を奪われる

⑥3日目、ひさしぶりに人を見かけた小渕沢田代。ここまでくれば安全圏。 倒木もなく木道が整備され、半分眠っていても歩けるすばらしき尾瀬

⑦環境省が管轄する見晴キャンプ場。ひとり泊800円は隣の燧小屋で。貸し毛布( 200円 ) 日帰り入浴 ( 500円 )があり至れり尽くせり

⑧至仏山の岩はヌルっとしていてよく滑る。だから山の鼻への下山は危険で禁止されている。平らな岩を選んで足を置き、ゆっくりと歩こう

水場とビバークの是非について

小松湿原の水場(写真)にはテントを張れるスペース、張ったような跡があった。ここでビバークできれば、尾瀬越えに余裕が生まれる。しかし、ここは片品川の水源となる源流部。自然を愛するハイカーならビバークは慎みたい。緊急時の停滞場所として頭に入れておくのみ

ニッコーオゼ・ロングトレイルは オンセン・トレイルだ!

とんでもない速さで歩かない限り日光から尾瀬へ抜けるには日光澤温泉(写真)に泊まることになる。1 日目は湯元 温泉、2 日目は奥鬼怒温泉と 2 日連続温泉を楽しんだ。さらに 3 日目燧小屋で 500 円払って日帰り入浴し、4 日目の下山口を湯の小屋にすれば毎晩お湯に浸かれるプランも!

3区間に分けてセクションハイク

週末を使ってセクションハイクをするなら 1. 日光白根山〜日光澤温泉、 2. 日光澤温泉〜尾瀬沼、3. 尾瀬沼 〜至仏山の 3 つに分けるといいだろう。いずれも登山口と下山口が離れているので公共交通機関での移動となる。至仏山から山の鼻へは下山禁止。逆行ルートで歩くことはできない。さらに東へ男体山、北へ燧ヶ岳や平ヶ岳、越後三山を組み込めば、もっと長いニッコーオゼ・エチゴ・ ロングトレイルを紡ぐことができる。いつかひと筆で繋ぎたい

アドバイス

衣食住を持たなくても、温泉宿、山小屋で 3 泊しながら歩けることもこのロングトレイルの魅力といえる。水場は比較的 多く、念のため浄水器を持っていったが使うことはなかった。 日光白根山付近のコースタイム(山と高原地図)は甘めだが、 核心の 3 日目はそれほど甘くない。倒木も年々増えているの で、コースタイムと同等の時間がかかるとみておくべし

出典

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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