赤岳展望荘でカウントダウン!年またぎトレッキング ルートガイド
PEAKS 編集部
- 2019年11月21日
INDEX
雪山初級者にやさしいといわれる八ケ岳も、稜線に出るのであれば話は変わる。自分だけでなく、ほかの登山者に巻き込まれないよう、方々に注意を向けて楽しもう。
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データ
1日目:八ヶ岳山荘〜赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵尾根〜赤岳天望荘
2日目:赤岳天望荘〜赤岳山頂〜文三郎尾根 〜行者小屋〜赤岳鉱泉〜八ヶ岳山荘
アクセス
今回は八ヶ岳山荘に駐車したが、路面状況と車種(4輪駆動が望ましい)によっては、赤岳山荘の駐車場を利用して、山行時間を短縮するのも手だろう。路面状況などは、八ヶ岳山荘などに相談するといいが、無理は禁物。
マップ
①集合場所は八ヶ岳山荘。じつはここも赤岳天望荘グループのひとつ。路面状況や車種によっては、上の赤岳山荘からスタートも。
②赤岳鉱泉までは登山道は踏みならされているのでクランポンは不要だが、凍っていることが多いのでチェーンスパイクがあってもいいだろう。
③地蔵尾根からは傾斜がきつくなり、さらに階段に氷が付くので歩きにくい。ルートファインディングをしながら慎重に進むことが大事だ。
④頂上付近は雪がついていても、すぐ下には岩がある。クランポンをひっかけないよう、しっかりとした足取りで登っていきたい。
⑤赤岳天望荘の夕食はバイキング。これは年末年始も変わらず。年越しそばには山菜のてんぷらなどが盛り付けられ、気分を盛り上げてくれる。
⑥初日の出を見ようと、小屋の裏手や尾根でその瞬間を待つ登山者が列をなした。言わずもがな、日の出を待つ際には、十分な防寒対策を。
⑦初めて赤岳山頂を踏んだ陽子さんと僕。ここまでは転ぶことなく順調だったのだが、下山時には気が緩んでしまい、転んでしまった。
⑧「転んだら千円」という水野さんの脅迫(?)と疲労で膝を震わせながら下山。文三郎は油断による滑落が多いと聞き、気を引き締めなおす。
アドバイス
出発地点を含め、道中には山小屋が多く、食事の心配は無用。夏道と違い、雪と氷がついた尾根は初級者には手ごわい。クランポンとアックスに加え、ヘルメットも必携。不安な人は山岳ガイドや信頼できる経験者に頼ろう。
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文◉糠田光海 Text by Mitsumi Nukada
写真◉杉村 航 Photo by Wataru Sugimura
取材期間:2016年12月31日〜2017年1月1日
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。