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山畑理絵さんの山道具〜雲ノ平2泊3日小屋泊縦走編〜

小屋泊まりは軽快に、でも身だしなみは忘れない

山に登っている女の子の持ち物を知りたい! という気持ちはわかるのだが、例えば大学山岳部でバリバリに登っている子の装備を見ても、あまりおもしろくない(かな?)。できれば、そのへんで見かけるようなちょっと可愛い子の装備を見たい(というわけでもないだろうが)というわけで登場してもらったのが山畑理絵さん。

仕事柄、テント泊でも山小屋利用でも山に行くのだが、今回選んでもらったのは山小屋利用の持ち物。テント泊が天候条件によってはある程度緊迫した状況になるのに比べ、小屋泊まりはそんなに心配がない。

必要になるのは衣類と行動食と非常装備などだけ。軽くてコンパクトになるものを選ぶと、日帰りハイキングプラスアルファぐらいの荷物に収まる。北アルプスあたりだと、重い荷物を背負ってガッツリ登るイメージがあるが、このくらいコンパクトにまとめられると、低山ハイキングくらいの軽さになるし、そのぶん危険も減りスピードも上がる。山に登る目的にもよるだろうが、山は楽しむための場所、と考えるなら、荷物は軽いにこしたことはない。

そして女性らしいのが、こだわりアイテムでも挙げてもらったドライシャンプーなど、山でも身だしなみをきちんとするためのグッズ。長い髪をまとめるヘアバンドなども、参考になる人は多いのでは。

行動中

行動中はベースレイヤーにウインドシェル。下はロングパンツ。

山小屋

山小屋に着いたらインシュレーションのジャケットとスカートで暖かくくつろぐ。

マウンテンハードウェア/スクランブラーRT20

ポケットが多いバックパックは、なにをどこに入れたかわからなくなってしまうことが多い。シンプルさを追求してこの形に。
容量:20ℓ/総重量:8㎏

雲ノ平縦走▶︎2 泊3 日

衣【WEAR】

❶レインウエアのジャケット。カリマーのベアフォート3レイヤー。❷レインパンツ。ファイントラックのエバーブレスフォトンパンツ。ストレッチするので雨の日で濡れるようなときも足を動かしやすいのが特徴。❸小屋で寒いときなどに着るインシュレーション。パタゴニアのマイクロパフフーディ。❹同じく寒いとき用のタイツ。パタゴニアキャプリーン。❺小屋用のインシュレーション。ピークパフォーマンスのWヘリウムスカート。小屋用の防寒着は、どれもコンパクトに収納できるものをチョイス。❻予備のベースレイヤー。カリマーポケットウィメンズLST。❼ファイントラックのアクティブスキンLS。これも小屋で着ることが多い。❽バフ。❾スマートウールのヘアバンド兼耳あて。髪が長いのでまとめるのに使えるし、耳を覆うと暖かいので寒いときに使うことも多い。❿マウンテンイクイップメントのグローブ。⓫モンベルのソックス。

食【COOK】

❶保温・保冷のためのボトル。非常用のダクトテープが巻いてあり、装備の修理などに使える。❷コーヒードリッパーとコーヒー豆。お気に入りの豆を挽いて持参すれば、山小屋でも自分の好きなコーヒーを飲むことができる。❸スノーピークのマグカップ。❹ウォーターキャリー。なるべく折りたためるものを。❺塩分・糖分の摂れるキャンディ類。行動食にもなるし食欲がないときでも食べられる。❻行動食の玄米ブラン。❼行動食のきなこ棒とカルパス。カルパスはつまみにもなるので有益。❽防水袋に入れた行動食セット。高カロリーかつ好きなものをセレクト。❾こちらも行動食のかりんとう。❿食料をまとめて入れておくバッグ。

その他【OTHER】

❶財布。山小屋泊なのですぐ出るところに。❷レッドレンザーのヘッドランプ。❸サングラス。❹虫刺されの薬とリップクリーム。❺携帯トイレとトイレットペーパーなどのトイレセット。❻太陽光電池パネル。非常時の電源になる。❼充電用のコード。❽地図とコンパス。地図は『山と高原地図』。❾小さく収納できるマイクロタオル。❿ドライシャンプー。⓫寒いときに貼るカイロ。⓬エマージェンシーキット。テーピングテープや絆創膏などの外傷系キット、解熱剤や鎮痛剤、消毒薬など、山行内容に合わせて毎回セットする。

住・山小屋案内

[ 北アルプス ]雲ノ平山荘

落ち着いた雰囲気の客室

2010年に新築されたばかりの雲ノ平山荘。全体的にウッディな作りで山の環境にマッチしている。とくに客室は太い梁がむき出しになるなど山小屋感たっぷりで、縦走の疲れを癒やしてくれる。

北アルプス最深部ならではの眺め

雲ノ平は黒部源流で北アルプスでももっとも奥深いところ。それでいながら平坦で楽園のようにさえ感じる。周りは名だたる山ばかりで、そんな風景を窓辺でコーヒーを飲みながら眺められる。

こだわりアイテム

コーヒーぐらいは自分好みのものを

山小屋でもコーヒーを買って飲むことはできるが、せっかくなので好みに合ったコーヒーを飲みたい。ということで挽いた豆とドリッパー。お湯は小屋で調達する。

水はなくても髪は洗いたい

山で不便なのは、気軽に風呂に入ったり髪を洗ったりできないこと。髪の長い人は、とくに気になるポイント。そこで水のいらないドライシャンプー(元は入院患者用)。

山小屋泊に適切なサイズはこのくらい

せっかくの小屋泊まりなら、できるだけ荷物を軽くして歩きたい。そこで装備をコンパクトにして行き着いたのがこの20ℓという容量。ほとんどハイキング並み。

 

ライター・山畑理絵さん

ひとり旅で訪れた奄美大島で山雑誌編集者と出会い、それが縁でアウトドア用品店の販売員からライターに転身。登山、トレラン、スキーなど四季を通じてフィールドを楽しみ、「山とアロマ」をテーマに神出鬼没なワークショップを展開中。三度の飯より、山とウイスキーと愛鳥(カンムリウズラ)が好き。いまいちばん行きたい山は鳥海山。

出典

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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