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自由気ままに歩く灼熱のダイアモンドルート ルートガイド

技術的に難しい箇所はないが、体力と気力を要する通称「ダイヤモンドルート」薬師峠~五色ヶ原間(コースタイム約12時間)をがんばれば、2泊3日で踏破することもできる。

>>ルポはこちらから

薬師岳と室堂を繋ぐ灼熱のダイアモンドルート

薬師岳と室堂を繋ぐ灼熱のダイアモンドルート

2020年09月16日

文◉池田 圭 Text by Kei Ikeda
写真◉矢島慎一 Photo by Shinichi Yajima
取材期間◉2018年8月1日~5日
出典◉PEAKS 2019年8月号 No.117

技術よりも体力と気力を試される

「魚が釣れる沢もあるよ」

データ

  • 1日目:折立~太郎平~薬師峠キャンプ場
  • 2日目:周辺の沢で釣り
  • 3日目:薬師峠キャンプ場~薬師岳~スゴ乗越小屋
  • 4日目:スゴ乗越小屋~スゴノ頭~越中沢岳~五色ヶ原キャンプ場
  • 5日目:五色ヶ原キャンプ場~平ノ小屋~黒部ダム

アクセス

東京駅から北陸新幹線に乗り、富山駅で下車。富山駅からは富山地方鉄道で有峰口駅まで行き、バスに乗り換えて折立登山口を目指す。バスの本数は限られるので、事前リサーチが必須。7月半ばからお盆までは、東京駅から始発の新幹線に乗れば、なんと11時前に登山口に着けてしまう。北陸新幹線開通の恩恵を存分に享受しよう!

マップ

①折立(標高1,350m)が起点。トイレ、水道、自動販売機も完備。出発前の準備を整えよう。

②太郎平小屋まで標高差は約1,000m。ゆるゆると標高を上げる。危険箇所はとくになし。

③薬師峠キャンプ場は小屋から20 分ほど。夏場は宿泊受付と飲み物の売り場が設けられる。

④薬師岳山荘の先はザレた登りが続くが、道自体は歩きやすい。山荘から山頂まで約1時間。

⑤薬師岳から間山までは細い尾根や岩稜帯が続き、難易度が少し上がる。焦らず、ゆっくり。

⑥スゴ乗越のテント場は昨年拡張工事が行なわれ、少し広くなった。バイオトイレも新設。

⑦スゴ乗越鞍部からスゴノ頭への登り返し。標高差は300mほどだがメンタル的にキツイ!

⑧スゴノ頭からの展望は抜群。しかし、このあと越中沢岳に再び登り返さねばならない……。

⑨鳶山を越え、キレイに整えられた木道が現れたら、五色ヶ原山荘まではもうすぐだ。

⑩高山植物があふれる五色ヶ原のテント場。小屋からは少し下るので、事前受付を忘れずに。

⑪室堂の混雑を避け、黒部湖方面へ。下り始めから黒部ダムまで蒸し暑い樹林帯歩きが続く。

⑫平ノ小屋のご主人、佐伯覚憲さんは有名な釣り師でもある。釣り好きなら一度は訪れたい。

アドバイス

稜線上で水の補給ができるのは、薬師岳山荘とスゴ乗越小屋、五色ヶ原山荘の3カ所のみ。とくに夏場は、稜線上での水のマネージメントがルート攻略のキモとなる。今回は北に向かったが、スタート地点の標高が高い室堂を起点に南下するほうが一般的。五色ヶ原から室堂間は雪が残るので、軽アイゼンも携行したほうがベター。

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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