ソフトシェル|ウインタークロージングギアカタログ2021-2022
PEAKS 編集部
- 2021年12月11日
INDEX
文◉村石太郎 Text by Taro Muraishi
写真◉中野幸英 Photo by Yukihide Nakano
出典◉PEAKS 2021年11月号 No.144
耐風通気性と伸縮性、保温性が冬の登山を軽快にする
完璧な防水透湿性能を謳うソフトシェルが次々と登場し、ソフトシェルを定義すること自体がナンセンスだった時代は終焉を迎えた。現代のソフトシェルが追求するのは、採用する素材がノンメンブレンであろうが、メンブレンラミネートであろうが、優れた通気性と耐風性を備え、体の動きを妨げないための伸縮性に富むことである。保温性を備えていることも特徴で、基本的には行動中に着続けることができるミドルレイヤーとして活用する。寒風が吹き荒れるような状況はハードシェルの出番であり、比較的安定した環境ならば汗をかいたあとの不快感を解消してくれるソフトシェルでの行動が快適なのである。
耐風性と通気性に優れたノンメンブレン・ソフトシェル
元来のソフトシェルが求めた高い通気性と伸縮性に加え、風雪を防ぐ耐風性と撥水性を備えたノンメンブレン素材を採用。保温性を備えたミドルレイヤーとしても活躍する。
マウンテンイクイップメント/アロージャケット
¥15,180
サイズ:S〜L
カラー:アシッド、他3色
重量:340g(L)
問い合わせ:双進
縦横4方向に伸縮するノンメンブレン素材は、ハニカム構造の裏地によって汗を素早く吸収して拡散。耐風性と通気性のバランスもすばらしく、運動強度が高く、素早く行動する登山に最適な一着に仕上げられている。
優れた伸縮性と通気性から生まれる軽快な着心地
メンブレンラミネート素材は、より高い防風性や防滴性を備える。ただし、多くはシームテープ処理は施されていないのでハードシェルほどのプロテクション性能は望めない。
マムート/アルティメイトVI SOフーデッド・ジャケット
¥35,200
サイズ:S〜XL
カラー:4色(掲載カラーは2020年モデル)
重量:555g(M)
問い合わせ:マムートスポーツグループジャパン
3層構造のゴアインフィニアム素材がほどよい通気性を発揮するうえ、裾口から開閉するベンチレーションジッパーによって不快なムレを効率的に解消する。手にしたときよりも、実際に羽織ったときの軽快感が印象的。
求める機能性に応じて異なる3種類の素材を配置
優れた耐風性と耐久性、そして通気性という、異なる機能を備えた3種類の素材を必要な部位ごとに配置した、テクニカルソフトシェル。いずれの素材も伸縮性に富み、着た瞬間に心地よい軽快さに包まれる。
ホグロフス/ハイブリッド・ソフトシェルパーカ
¥24,750
サイズ:S〜L
カラー:ベージュ×ブラック、他2色
重量:454g(M)
問い合わせ:ホグロフス/アシックスジャパン
ラミネート素材を採用しながら軽快な着心地を実現
主素材として防風性と耐水性に優れた防水透湿性素材ベンチュリを採用しながら、背面や腰まわり、サイドパネルなどに縦横4方向ストレッチ素材を配置。頭部をすっぽりと覆うフードも作りがよく、着心地も抜群に軽快だ。
ショッフェル/ソフトシェル・ジャケット・ミアラ
¥28,600
サイズ:M〜XL
カラー:クラウディストーム、他3色
重量:440g(XL)
問い合わせ:ショッフェル中目黒店
これこそ正真正銘のソフトシェルジャケット
驚くほどの伸縮性を備えた防水透湿性メンブレンのエバーブレスを採用しながら、ソフトシェルの軽快な着心地を実現。効率的な換気を促すリンクベントといった独自機能も取り入れ、登山中のストレスを解消する。
ファイントラック/フロウラップ・フーディ
¥29,480
サイズ:S〜XL
カラー:ネイビー、他4色
重量:295g(M)
問い合わせ:ファイントラック
見事な機能性を得たハイスペックモデル
通気性を備えながら、高い耐風性と保温性も兼ね備えた独自のノンラミネート素材フォーティアス2.0を採用したソフトシェル。裏地側の縫い目はシームテープ処理を施すことで、体の動きを阻害しないよう配慮した。
アークテリクス/ガンマ MX フーディ
¥44,000
サイズ:XS〜XXL
カラー:ブラック、他3色
重量:555g(M)
問い合わせ:アークテリクス
運動量が多いアクティビティに最適
ほどよい通気性と伸縮性とともに、優れた耐風性と耐水性を備えた独自素材クリマプロ100を採用した軽快な一着。重ね着のしやすいスタイルに加え、裏地側の縫い目にトリム処理を施すことで体を自由にしてくれる。
モンベル/クラッグジャケット
¥10,780
サイズ:S〜XL
カラー:ネイビー、他3色
重量:396g(M)
問い合わせ:モンベル
※この記事はPEAKS 2021年11月号 No.144からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。価格改定や売り切れ等については、お買い求めの際にご確認ください。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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