フリースウエア|ウインタークロージングギアカタログ2021-2022
PEAKS 編集部
- 2021年12月16日
INDEX
文◉吉澤英晃 Text by Hideaki Yoshizawa
写真◉熊原美惠 Photo by Yoshie Kumahara
出典◉PEAKS 2021年11月号 No.144
保温性、通気性を持つ起毛ウエア。それぞれの個性を確かめよう
フリースとは、主に起毛した生地を表す言葉なので、秋冬向きのベースレイヤーのなかにも、じつはフリースで作られたモデルがある。ただ、“フリース”は“ミドルレイヤー”と同義で使われることが多いため、ここで紹介するアイテムも、基本的にミドルレイヤーとして作られたモデルをチョイスした。
フリースの性能は、保温性、速乾性、通気性の3つにわかれるが、重視する性能はモデルによってそれぞれ異なり、保温性に優れるものもあれば、通気性に重きを置いているものもある。あくまで感覚的ではあるが生地の厚さが薄いものから順に掲載しているので、選ぶときの参考にしてもらいたい。
顔まで保護する暖かフーディ。
ザ・ノース・フェイス/カールサイドグリッドフーディ
通気性と保温性を備える素材を肌面に採用した、汎用性の高いミドルレイヤー兼ベースレイヤー。腹部にカンガルーポケット、袖口にサムホール付き。バラクラバになるフードは、被らないときはタートルネックになる。
フリースウエアを選ぶときは、使う状況を明確にするといい。着脱を想定するならジャケットタイプがおすすめだが、インナーとして着続けるならアノラックタイプもあり。
¥13,200
サイズ:WS、WM、S〜XL
カラー:ニュートープ、他2色
素材:フューチャー・グリッド・フリース(ポリエステル)
重量:220g(L)
問い合わせ:ゴールドウインカスタマーサービス
柔らかな着心地で冷たい風も防ぐ。
マウンテンハードウェア/オゾンジャケット
生地の目を細かくすることで防風性を高めた高機能フリース「ポーラテックウインドプロ」を使用。冷たい風が吹く日に、アウターとしても重宝する。内側にメンブレンが入っていない、しなやかな着心地も特長だ。
ひと口にフリースといっても、素材が違えば機能も異なる。防風性の高いモデルはアウターとして着やすく、通気性を持つモデルはインナー向き。細かい性能までチェックしよう。
¥18,700
サイズ:S〜XL
カラー:ストーン、他2色
素材:ポーラテックウインドプロ(ポリエステル)
重量:580g(M)
問い合わせ:コロンビアスポーツウェアジャパン
ずっと着ていたくなる極上の肌触り。
アークテリクス/カイヤナイトARハーフジップ
表側にナイロンを使う「ポーラテックパワーストレッチプロ」による耐久性の高さが特長。まるで毛布に包まれているような着心地もポイントだ。ハンドポケットは腹部で繋がり、ひとつの大きなポケットになっている。
¥19,800
サイズ:XS〜XXL
カラー:コモレビ、他2色
素材:ポーラテックパワーストレッチプロ(ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン)
重量:370g(M)
問い合わせ:アークテリクス
羽のように軽いミッドレイヤーのニューモデル。
カリマー/サーマルハーフジップ
通気性と保温性に優れる中空糸「オクタ」を使用した新作ウエア。行動中は発生した熱を逃し、停滞中には毛足の長い肌面が体温をキープする。ベースレイヤーと見誤るほど軽いので、防寒着として一年中持ち歩きたい。
¥15,400
サイズ:XS〜XL
カラー:グラビティーグレー、他1色
素材:オクタ(ポリエステル)
重量:170g(L)
問い合わせ:カリマーインターナショナル
一年中愛用できるエコフレンドリージャケット。
マムート/イノミネイターライトMLジャケットAF
リサイクルポリエステルで作られる環境に優しい一着。適度な生地厚で汎用性が高く、季節を問わず着回せる。バックパックと干渉する肩部分が補強されていて、ハンドポケットはベンチレーションの役目も果たす。
¥13,200
サイズ:XS〜XXL
カラー:イグアナ、他3色
素材:ポーラテッククラシック(リサイクルポリエステル)
重量:310g(M)
問い合わせ:マムートスポーツグループジャパン
環境に配慮した素材を使い、汎用性を高めた新作フーディ。
スタティック/リードジップフーディ
環境負荷の少ない素材で作られていて、リサイクルポリエステルのフリース生地だけでなく、ファスナーもペットボトルを原料としたリサイクル品。肌面のグリッド構造で通気性に優れ、オールシーズン活躍する。
¥15,400
サイズ:S〜L
カラー:グリーングレー
素材:リサイクルポリエステル、ポリウレタン
重量:260g(S)
問い合わせ:スタティックブルーム
ミドルレイヤーとして最高のパフォーマンスを提供。
ミレー/フュージョングリッドフーディ
シェルをレイヤリングしやすい、体に沿うフィット感が特長のひとつ。「ポーラテックパワーグリッド」を使い、保温性と通気性のバランスも絶妙だ。クライミングシーンに使いやすく、ポケットの位置がハーネスに干渉しない。
¥18,700
サイズ:XS〜L
カラー:ラスト×サファイア、他2色
素材:ポーラテックパワーグリッドヘビーウェイト(ポリエステル、ポリウレタン)
重量:395g(M)
問い合わせ:ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン
ミドルレイヤーの基本を押さえた定番モデル。
ブラックダイヤモンド/コエフィシエントフリースフーディ
同社の定番フリースジャケット。チェストポケットのみのシンプルデザインに、保温・通気・速乾性をバランスよく備え、秋から残雪期まで活躍する。ボリュームを抑えた生地厚で、公表の重さよりずっと軽く感じる。
¥22,110
サイズ:S〜XL
カラー:アズライト、他2色
素材:ポーラテックパワードライ(ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン)
重量:284g(M)
問い合わせ:ロストアロー
汗冷え対策に選びたい注目のニューモデル。
ファイントラック/ドラウトソルジャケット
汗処理能力を追求して完成した、吸汗速乾性に優れる今季の新作。その性能は春夏用のベースレイヤーに匹敵するほど高く、肌面で吸い上げた汗を表面で一気に拡散。発汗時の汗冷えを防ぎ、優れた暖かさも提供する。
¥23,100
サイズ:S〜XL
カラー:オリーブブラウン、他2色
素材:ポリエステル
重量:410g(M)
問い合わせ:ファイントラック
行動中の快適性を重視したい人はこちらをチョイス。
パタゴニア/R1エア・フルジップ・フーディ
運動量の多いシーンを想定して、通気性と速乾性を追求して開発された一着。縦に波打つ構造の生地が特長で、内側に発生した熱を素早く排出しつつ、肌面にかいた汗を吸い上げる。レイヤリングしやすいスリムフィット。
¥22,000
サイズ:XS〜XXL
カラー:クレーターブルー、他3色
素材:リサイクルポリエステル
重量:366g(M)
問い合わせ:パタゴニア日本支社
暖かさと通気性を併せもつフリースジャケットのド定番。
モンベル/クリマエアジャケット Men’s
毛足の長い生地が体温を保持するオリジナルフリース「クリマエア」で作られる定番アイテム。行動中の着心地を考えて、脇下にはストレッチ性がある素材を使用。羽織りやすい、ゆったりサイズも展開する。
¥9,460
サイズ:XS〜XL、M-R、L-R、U/S〜U/XL
カラー:ブルーグリーン、他4色
素材:クリマエア、ストレッチクリマプラス(ともにポリエステル)
重量:383g(M)
問い合わせ:モンベル
ふたつの異なる素材を使い、快適でかつ動きやすい。
モンチュラ/ノルディックフリースジャケット
メイン素材は保温性と吸汗性に優れる「ポーラテックサーマルプロ」。脇下と裾、袖口には、通気性がある「ポーラテックパワーグリッド」を配置。内側がトリコット素材のポケットが、サングラスなどを傷から守る。
¥30,800
サイズ:XS〜XL
カラー:ゴールド、他4色
素材:ポーラテックサーマルプロ、ポーラテックパワーグリッド(ともにポリエステル、ポリウレタン)
重量:435g(M)
問い合わせ:エアモンテ
優れた防風性でアウターとしても大活躍。
ホグロフス/サーマルグリッドパーカ
通気性も考え、重さに対する保温性の比率が高い「ポーラテックサーマルプロ」のグリッドフリースを肌面に採用。高密度に織り上げた表地で高い防風性も備えており、風の強い日のアウターとしても重宝する。
¥24,750
サイズ:S〜L
カラー:モスグリーン、他2色
素材:ポーラテックサーマルプロ(ポリエステル)
重量:504g(M)
問い合わせ:ホグロフス/アシックスジャパン
多少の風が吹いてもシェルを羽織らず行動できる。
サロモン/アウトラインウォーム ハイブリッド フーディー
風雨にさらされやすい腕と胸の前面に、耐久撥水加工を施した防風性の高い生地を配置。プロテクション能力が高いので、ハードシェルの出番が減る便利な一着だ。袖口にずり上がりを防ぐサムホールがある。
¥20,900
サイズ:S〜XL
カラー:ブラック×ロートアイアン、他1色
素材:ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン
重量:500g(M)
問い合わせ:サロモンコールセンター
小さいカプセルが海洋汚染問題を解決。
フーディニ/モノエアフーディ
海洋汚染の原因のひとつ、マイクロプラスチックの流出を減らすために開発された「ポーラテックパワーエアライト」を使用。細かいボックスのなかに封入された化繊綿が保温性を提供する。汎用性の高いデザインも魅力。
¥28,600
サイズ:XS〜XXL
カラー:テラレッド、他4色
素材:ポーラテックパワーエアーライト
重量:580g(L)
問い合わせ:フルマークス
※この記事はPEAKS 2021年11月号 No.144からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。価格改定や売り切れ等については、お買い求めの際にご確認ください。
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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