山好き8人がテスト!快適性は十人十色。自分に合った軽量マットはどれ?【後編】
PEAKS 編集部
- 2022年10月26日
スリーピングマット選びは、なかなか悩ましい。軽量コンパクトで寝心地のよいエアマットは、パンクや冷えのリスクがあり軽くてパンクの心配がないクローズドセルマットは、かさばりパンクしてもある程度断熱するセルフインフレータブルマットは、重め……。一長一短、印象も使う人次第のマットを、山好き8人にテストしてもらった!
文◉ PONCHO
写真◉柏木ゆり
▼テスタープロフィール&「クローズドセルマット」のレビューは【前編】をチェック
エアマット
モンベル/U.L. コンフォートシステム エアパッド 180
価格:11,000
重量:504g
R 値:非公表
収納サイズ:φ11×20cm
厚さ:7cm
問:モンベル
飯坂 大のレビュー
使った場所:岩手山焼走り登山口(標高570m)
地面の状態:樹林帯の土
気温:13℃
使った寝袋:イスカ/エア280X
テスト時の服装:登山用パンツ、フリース
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★★★
保温性がとても高く、地面からの冷えや寒さを感じない。積雪期でも使えると思えるほどです。厚さや張り、クッション性があって快適。でも、もう少し幅があると最高。空気の注入も案外早くいっぱいになり、空気量で硬さを調節可能。寝返りの際の音鳴りはちょっと気になる人もいるかも。コンパクトな収納サイズは、うれしい。
松本 茜のレビュー
使った場所:標高500m
地面の状態:土と小石
気温:9℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー800 Women’s#2
テスト時の服装:ベースレイヤー・ミドル厚上下
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★★
温かさ ★★★☆☆
スリムで小さく収納できるのに、安定感のある寝心地のエアベットに早変わりして、驚きました。空気注入のときに逆流もなく、ポンプバッグがあれば時間短縮にもなり、疲れた体にはラクだと思います。表地はマットな質感で滑りにくく、寝ている間に足だけ落ちて、冷えて起きてしまうなんてこともなさそうです。
シートゥサミット/イーサーライトXT インサレーティッドマット
価格:23,870
重量:490g
R 値:3.2
収納サイズ:φ11×24cm
厚さ:10cm
問:ロストアロー
PONCHOのレビュー
使った場所:雲取山荘テント場(標高1,891m)
地面の状態:地面は凍結、小石あり
気温:-1.2℃
使った寝袋:シートゥサミット/スパークSpⅡ
テスト時の服装:短パン&Tシャツ
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★★☆
10cmという厚さ、網目状の気室は張りがあり、浮遊感のある寝心地。とはいえフワフワとは違い、体全体にフィットしながら支えられている感じです。寝始めは尻に冷えを感じたものの、間もなくマット内部の空気が体温で温まったのか、気にならなくなりました。もう少しだけ、軽量コンパクトに収納できるといいのですが……。
中島英摩のレビュー
使った場所:奥多摩(標高500m)
地面の状態:岩場
気温:10℃前後
使った寝袋:ウエスタンマウンテニアリング/タマラック
テスト時の服装:ミッドレイヤー+ウィンドシェルジャケット&パンツ
寝心地 ★★☆☆☆
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★☆☆☆
温かさ ★★★☆☆
厚みがあって、地面からの冷えを防ぐ感じはするが、座ると底付きするので、寝るとき以外は寒い。また特長でもあるドット状の気室の跳ねる感じの寝心地が苦手で、落ち着かなかった。収納袋一体型のポンプサックはコツを掴めば簡単に空気を注入できパンパンに膨らませることができる。他ブランドでも採用してほしい便利さです!
エクスペド/シンマットHL M
価格:19,800円
重量:365g
R 値:2.9
収納サイズ:φ9×19cm
厚さ:7cm
問:双進
成田賢二のレビュー
使った場所:標高1,060m
地面の状態:草地
気温:4℃
使った寝袋:ウエスタンマウンテニアリング/ウルトラライト
テスト時の服装:パタゴニア/R1、ナノエア・フーディ
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★★
厚みのあるマットでフワフワとした寝心地。縦に気室が配置され、表地も滑りにくいので、横に落ちにくい。バルブに開放機能がないため、空気を抜きながらたたまないとならないが、慣れれば気にならない。むしろ長さのわりにたたみやすいとも感じた。エアマットはパンクの心配が付きものだが、生地に厚みがあり、これは安心感あり。
小宮山 花のレビュー
使った場所:戸倉宿キティパーク(標高420m)
地面の状態:整地された草地
気温:9.8℃
使った寝袋:シートゥサミット/フレームFmⅡ
テスト時の服装:長袖アンダー、薄手ロングパンツ
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★★
温かさ ★★★★★
厚さがあって、寝心地はフワフワで、まるでウォーターベッドのよう。体勢を変えても身体にフィットし続ける感覚がよい。とにかく軽くて、付属のポンプバッグで口を付けずに空気を入れられるのもいい。しかもあっという間に膨らみ、収納も簡単です。枕を置いて寝ても、意外と滑らなかったのも、個人的にポイントが高いです。
ビッグアグネス/インシュレーテッド AXL エアー マミー
価格:28,380円
重量:369g
R 値:3.0
収納サイズ:φ8×17cm
厚さ:8 〜9.5cm
問:ケンコー社
吉野時男のレビュー
使った場所:奥多摩(標高約400m)
地面の状態:土で根っこや石少しあり
気温:5℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー#3
テスト時の服装:ベースレイヤー上下
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★★
軽量化のためほかのエアマットより生地が薄手。しかし地面からの冷たさはまったく感じなかった。厚さもあるので、地面の凸凹に関係なく、快適な寝心地を確保できた。マットの気室が縦横に備わり、表地の滑り止め加工のおかげで、寝袋が滑ることもほとんどありません。収納は生地がやわらかいので、巻くのが少し大変です。
松本 茜のレビュー
使った場所:標高500m
地面の状態:土と小石
気温:9℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー800 Women’s#2
テスト時の服装:ベースレイヤー・ミドル厚上下
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★★
温かさ ★★★★☆
エアマットは寒いイメージでしたが、中綿が機能しているようで、背中が冷えることもなく快適でした。寝心地は、もう家のベッドで寝ているような快適さ! 山でこんなふわふわなマットで眠れたら、疲れがすっかり回復しそうです。空気の注入は付属のポンプで簡単。エアマットはパンクが心配で避けてきましたが、これは使いたい。
ニーモ/テンサーインシュレーテッド レギュラー マミー
価格:22,550円
重量:410g
R 値:3.5
収納サイズ:φ7.5×20cm
厚さ:8cm
問:イワタニ・プリムス
PONCHOのレビュー
使った場所:雲取山荘テント場(標高1,891m)
地面の状態:地面は凍結、小石あり
気温:-1.2℃
使った寝袋:シートゥサミット/スパークSpⅡ
テスト時の服装:短パン&Tシャツ
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★☆
収納サイズは小さく、十分に軽量。欲をいえば、もう少し軽ければベスト。生地がやわらかく、寝心地はソフト。氷点下というテスト環境では、寝始めだけ、マットに接する背中から尻にかけてほんのり冷えを感じたが、すぐに消えた。0℃付近の気温まで使える全身サイズのエアマットとしては、機能、コスパは随一じゃないだろうか。
阿部 静のレビュー
使った場所:多摩川河川敷
地面の状態:河原の石、砂利
気温:15℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー800#3
テスト時の服装:長袖ベースレイヤー上下
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★★
温かさ ★★★★★
寝心地はとてもよい。寝返りを打っても底付きがなく、エアマット特有のイヤな音もしない。ふわふわ感も少なめ。付属のポンプは他ブランドに比べて注入しやすいかも。ポンプとバルブもしっかり接続できてよい。空気を抜きやすく、コンパクトになり、収納袋の大きさもバッチリ。機能と価格のバランスがいいマットです!
サーマレスト/ネオエアーウーバーライト(R)
価格:35,200円
重量:250g
R 値:2.3
収納サイズ:φ9×15cm
厚さ:6.4cm
問:モチヅキ
成田賢二のレビュー
使った場所:標高1,060m
地面の状態:草地
気温:4℃
使った寝袋:ウエスタンマウンテニアリング/ウルトラライト
テスト時の服装:パタゴニア/R1、ナノエア・フーディ
寝心地 ★★★☆☆
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★★
マットに厚さがあり、フワフワした寝心地は好みではない。また滑りやすく、動くとシャカシャカ鳴る音も気になる。空気の注入の際、バルブとポンプの接続がやけに外れやすい。オープンと注入を使い分けられるバルブは使いやすい。収納サイズの小ささが魅力だが、収納袋は小さすぎる。実際に使用する際には、袋を交換するだろう。
中島英摩のレビュー
使った場所 : 奥多摩(標高500m)
地面の状態:岩場
気温:10℃前後
使った寝袋:ウエスタンマウンテニアリング/タマラック
テスト時の服装:ミッドレイヤーウィンドシェルジャケット&パンツ下
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★★
温かさ ★★★★☆
全身サイズながら超コンパクトで、250gと軽さを追求。保温性が劣るかと思いきや、底冷えはまったく感じなかった。横向きの気室は安定感があって、寝返りしてもふわふわしない寝心地は好み。空気注入はポンプのコツが掴めず、口で膨らましたほうが絶対早い。この軽さと小ささなら半身サイズを卒業して全身サイズにしてもいいかも。
セルフインフレータブルマット
プロモンテ/エアマット180
価格:10,450円
重量:450g
R 値:非公表
収納サイズ:φ15×27cm
厚さ:2.5cm
問:エイチシーエス
PONCHOのレビュー
使った場所:雲取山荘テント場(標高1,891m)
地面の状態:地面は凍結、小石あり
気温:-1.2℃
使った寝袋:シートゥサミット/スパークSpⅡ
テスト時の服装:短パン&Tシャツ
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★☆☆
軽量化のために内蔵フォームの肉抜きがしっかり行なわれているようで、氷点下まで下がった気温では、少し冷えました。でも、夏山をメインで使うなら、問題ない断熱性があると思います。バルブは呼気の注入がしやすく、アッという間に膨らみます。やや薄めに感じましたが、最低限のクッション性を保持。寝心地は必要十分です。
阿部 静のレビュー
使った場所:多摩川河川敷
地面の状態:河原の石、砂利
気温:15℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー800#3
テスト時の服装:長袖ベースレイヤー上下
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★★☆
少しだけ地面の凸凹を拾うが、安定感があり、しっかり眠れそうです。空気の注入がすばやくできて、すぐに膨らむことが魅力のひとつ。保温力も問題なく、冷えも感じなかった。収納袋も大きめで、しまいやすい。今回は全身サイズだったが、長さ150cmサイズなら、重さ380g。それで、さらに軽量&寝心地のよさを得られます。
サーマレスト/プロライト(R)
価格:17,600円
重量:510g
R 値:2.4
収納サイズ:φ10×28cm
厚さ:2.5cm
問:モチヅキ
飯坂 大のレビュー
使った場所:岩手山焼走り登山口(標高570m)
地面の状態:樹林帯の土
気温:13℃
使った寝袋:イスカ/エア280X
テスト時の服装:登山用パンツ、フリース
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★★☆
全身サイズのわりに、比較的コンパクト。収納袋は圧縮でき、さらに小さくできるのがいい。サイズ、表地の素材感、空気の張りも十分で、安心して眠れました。空気の入れやすさ、抜きやすさ、ともにストレスなく比較的短時間でできます。旧モデルを使用していましたが、改良が進み、バランスのよいマットに進化していました。
松本 茜のレビュー
使った場所:標高500m
地面の状態:土と小石
気温:9℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー800 Women’s#2
テスト時の服装:ベースレイヤー・ミドル厚上下
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★☆
放置している間に勝手にしっかり膨らんでくれるという優れもの! 収納の際には少し握力を使う印象です。マットに座っていると薄く感じるのですが、寝転ぶと体全体を空気の層が均一に支えてくれ、思った以上に快適でした。柔らかすぎるマットが苦手、でもかさばるのが嫌だという方にぴったりだと感じます。
シートゥサミット/ウルトラライトS.I.マット( R)
価格:10,780円
重量:550g
R 値:2.6
収納サイズ:φ13.5×26cm
厚さ:2.5cm
問:ロストアロー
吉野時男のレビュー
使った場所:奥多摩(標高約400m)
地面の状態:土で根っこや石少しあり
気温:5℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー#3
テスト時の服装:ベースレイヤー上下
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★☆☆
寝ているときに圧がかかっている箇所に、少し地面の冷たさを感じた。でも、寝るにはとくに問題ない。大きな凸凹を感じ、膝や肘を立てると底付き感あり。バルブは弁が付いているので空気が抜けることはないが、ポンプを用意したほうがラク。そうすれば、エアマットより早く膨らみ、クローズドセルより荷物を小さくできる。
小宮山 花のレビュー
使った場所:戸倉宿キティパーク(標高420m)
地面の状態:整地された草地
気温:9.8℃
使った寝袋:シートゥサミット/フレームFmⅡ
テスト時の服装:長袖アンダー、薄手ロングパンツ
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★★★
マットの寝心地は、好みが分かれるものですが、これは私にとって抜群です。弾力があって沈まない、横向きになっても安定感があり、体勢を変えてもマットが体重を受け止めてくれます。また自社の枕が別売でラインナップされ、ズレないようなロック機構が備わっているのもいいです。ポンプが付属されていれば、さらによかったです。
イスカ/ピークライトマットレス 165
価格:9,350円
重量:550g
R 値:非公表
収納サイズ:φ12.5×26cm
厚さ:2.5cm
問:イスカ
吉野時男のレビュー
使った場所:奥多摩(標高約400m)
地面の状態:土で根っこや石少しあり
気温:5℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー#3
テスト時の服装:ベースレイヤー上下
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★☆☆
セルフインフレータブルらしく、自動である程度空気が入ってくれるのはラク。バルブは逆止弁が備わっていないので、空気を入れながらロックするのに慣れが必要だ。寝心地は少しだけ地面の冷えを感じるが、寝るのに支障はない。生地が丈夫そうなのでパンクのリスクは低め。収納袋が小さく入れづらいので、大きめの袋を用意したい。
中島英摩のレビュー
使った場所:奥多摩(標高500m)
地面の状態:岩場
気温:10℃前後
使った寝袋:ウエスタンマウンテニアリング/タマラック
テスト時の服装:ミッドレイヤー+ウィンドシェルジャケット&パンツ
寝心地 ★★★☆☆
収納性 ★★☆☆☆
軽さ ★★☆☆☆
温かさ ★★★☆☆
エアマットに比べると収納サイズが大きく、たたむのも結構苦労した。保温力は、寒くはないが抜群に温かいわけでもない。高さのあるエアマットのフワフワが苦手な人は、このマットのほうが寝心地がよいと感じるかも。全面滑り止め加工されているので、テント内でマットが滑らず、寝返りしてもマットから落ちにくいのがいい。
モンベル/U.L. コンフォートシステムアルパインパッド25 120
価格:9,350円
重量:483g
R 値:非公表
収納サイズ:φ13×25cm
厚さ:2.5cm
問:モンベル
飯坂 大のレビュー
使った場所:岩手山焼走り登山口(標高570m)
地面の状態:樹林帯の土
気温:13℃
使った寝袋:イスカ/エア280X
テスト時の服装:登山用パンツ、フリース
寝心地 ★★★☆☆
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★☆☆
寝心地は可もなく不可もなく、悪くない。重量はそのままに、もう少しだけマットの厚さが増すかクッション性がアップすると快適さが一気に増しそうな予感。上下の不要な部分をカットして軽量化を図っているが、オーソドックスなつくりで快適。長さは120cmなので、足元にバックパックを敷いたり、工夫が必要だ。
阿部 静のレビュー
使った場所:多摩川河川敷
地面の状態:河原の石、砂利
気温:13℃
使った寝袋:モンベル/ダウンハガー800#3
テスト時の服装:インシュレーションジャケット&パンツ
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★★☆☆
温かさ ★★★★☆
エアマットと比較するとすぐに膨らむが、空気を抜くのが少し大変。寝心地は見た目よりも薄さを感じず、クッション感もちょうどいい。別売の枕をマットに接続すれば、女性ならほぼマットに収まるサイズ感なので、全身サイズを選ばなくてもいいと思う。そのほうが収納サイズもコンパクトに抑えられる。低温下での断熱性は未知。
ニーモ/ゾアレギュラーマミー
価格:14,850円
重量:450g
R 値:2.7
収納サイズ:φ11×20cm
厚さ:2.5cm
問:イワタニ・プリムス
成田賢二のレビュー
使った場所:標高1,060m
地面の状態:草地
気温:4℃
使った寝袋:ウエスタンマウンテニアリング/ウルトラライト
テスト時の服装:パタゴニア/R1、ナノエア・フーディ
寝心地 ★★★★★
収納性 ★★★☆☆
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★☆
厚さはインフレータブルマットの標準だが、寝心地は安定感があり、好み。表地には滑り止め加工され、好感。フォーム材が入っているので、最悪パンクしても、一定の断熱はしてくれるのも安心。空気注入のポンプは口側に絞りがあるため注入しやすい。バルブは開放できるので、空気を抜くのもすばやく行なえ、とてもたたみやすい。
小宮山 花のレビュー
使った場所:戸倉宿キティパーク(標高420m)
地面の状態:整地された草地
気温:9.8℃
使った寝袋:シートゥサミット/フレームFmⅡ
テスト時の服装:長袖アンダー、薄手ロングパンツ
寝心地 ★★★★☆
収納性 ★★★★★
軽さ ★★★★☆
温かさ ★★★★★
断熱のフォーム材が入っていて、低反発マットに寝ているよう。弾力があって身体に沿う感じ。横向きになるとやや沈み込みが深いので、サイドスリーパーは寝にくいかも。でも、冷気は感じにくく温かいです。専用のポンプは空気を入れるのが少し面倒。生地は薄く、ちょっとパンクが心配だけれど、そのぶん軽く、弾力性が心地よい。
※この記事はPEAKS[2021年5月号 No.138]からの転載であり、記載の内容は原則的に誌面掲載時のままとなっております。
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。