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ローカルなアウトドアの魅力を深堀りするショートフィルム【Backyard vol.4 北海道・秀岳荘編】公開!

四季折々の魅力を交えて日本のアウトドアフィールドをショートフィルムで紹介する、アークテリクスのYouTube動画コンテンツ「Backyard」。
毎回各地の専門店に協力を仰ぎ、そこに店を構えているからこそ知ることのできる、ローカルなフィールドの奥深さを追ってきました。
じつはこの動画シリーズ、PEAKS編集部でお手伝いさせていただいております!

ARC’TERYX Backyardの
視聴はコチラ

北海道には手つかずのフィールドが残されている?

初回の茨城県から、三重県、香川県と回を重ね、第4回目は国内きってのアウトドアフィールドの宝庫・北海道。
バックカントリー好きのミヤガミとしてはぜひとも冬に訪れたい場所ではあったのですが、アークテリクスは夏に取材したいとのこと。
しかし、夏でもカヌーでのダウンリバーツーリングや原生林のなかでの釣りなど、いくらでも遊べるのが北海道の奥深さ。ひとまず取材に向けてのミーティングを行なうと──

「今回フォーカスするアクティビティはボルダリングにしましょう。秀岳荘・旭川店店長の奥野充典さんがエリアの開拓をされているようです」

夏の北海道といえば釧路川でのカヌーや天塩川での釣りかと思いきや、ボルダリング!?
その後も旭川店店長の奥野さんとミーティングを重ねるも、北海道のボルダリングフィールドのイメージが湧かない。
これもうは行ってみるしかないでしょう!

小川せせらぐ森のボルダーの開拓者。

待ち合わせ場所付近の道路脇には展望台が設置されていた。たおやかな山々に囲まれるように拓かれた牧場が北海道らしさを感じさせる。

8月下旬の旭川は気温が25℃を下回り、関東よりも湿度が低いからか、短パン半袖だと風が吹けば少し肌寒くすら感じる。
まだ夏休み期間ということもあり、平日なのに旭川空港に降り立つ人は多いようだ。
レンタカーをピックアップし、待ち合わせの道の駅しらたきへ向かった。

「ちょっと早く着いたので、先に下見してきました」

これまで画面越しでしかお会いできなかった奥野さんと道の駅で初対面。実際に会ってみるとめちゃくちゃ気さく!オンラインミーティングは便利だけど、大事ですねリアルで対面することも。
昨日まで降っていた雨を心配して、先に現場のようすも見てきてくれていた。

奥野さんの車が先導し、自身がボルダリングエリアの開拓を進めるポイントへ向かう。
道は途中からすれ違いが困難な林道になり、行き止まりまで行かない中腹あたりの広場へと駐車。
すぐさま準備に取り掛かる奥野さんの車には、ボルダリングマットやブラシはもちろん、長いハシゴやバールまで入っている。バール……、こんなものも必要になるの?

「前に大雨があったあと、ひと抱えくらいある岩が流されてきてしまい、取り付きのポイントを塞いでしまったんですよ。そんな岩を動かす際にテコの原理が使えて便利なんです」

セルフビレイを取りながら、上から徐々にブラシで岩を磨いていく奥野さん。「ルートだけを磨けばラクなのはわかっているんですが、それだと初見でルートがわかっちゃいますからね。僕は全面磨くようにしているんです」

そんなバールを挟んだマットを背負い、両手にも道具を持ってずんずん進む奥野さん。
開拓中のポイントは、車を停めて10分も歩かない場所にあった。
おぉ!小川が流れ込んで、なんだか気持ちがいい場所ですね。

「夏の暑い時期にボルダリングができるところがないかと探して、見つけた場所なんですよ!」

まるで大切な宝物をナイショで教えてくれる笑顔だ。

なるほどね!夏でも涼しくて虫もいない。ボルダリングをするにはまさにうってつけの場所。
北海道=ボルダリングが、自分のなかで少し結びついた気がした。
順番待ちをしている間でも小川のせせらぎが心地いい。
こんなところでボルダリングができればめちゃくちゃいいじゃないですか!

「でしょ?早く多くの人に登ってもらいたいので、がんばって開拓しているとこです」

そんな奥野さんが語るボルダリングエリアの開拓への想い、ぜひとも動画で御覧ください。

 

動画のなかで「テレマークスキーのパーツが国内屈指の品揃え」と奥野さんが話しているように、大雪山のトレッキングに必要な道具はもちろんのこと、旭川周辺でアウトドアを楽しむための道具が旭川店には幅広く並んでいた。
道北へ遊びに行く際は必ず立ち寄ったほうがいいですよ!

 

噴煙上がる活火山の旭岳。北海道を代表する大雪山でのテント泊登山を目指すなら、ガスカートリッジや熊スプレーは飛行機に持ち込めないので現地にて調達することになる。秀岳荘旭川店はそんなときにも心強い。まさに旭川周辺で遊ぶ際のベースキャンプ。

北海道のアウトドアシーンを支える秀岳荘。

順番は入れ替わりますがPart.1では秀岳荘の社長・小野浩二さんが秀岳荘の成り立ちを解説。
半世紀以上もの歴史を誇る北海道の登山専門店の変遷と、この店ならではの強みを語ってくれました。

 

 

売り場で求められている道具とはなにか?
秀岳荘のお店づくりは、その問に対する最適解のひとつなのかもしれません。
フィールドは遊ぶ人がいてこそ広がっていくものなのでしょう。

また、Part.3では札幌にある秀岳荘の2店舗、白石店と北大店にフォーカスします。
同じ札幌に店を構えながら、それぞれの店舗ではなにが違うのか。両店舗の強みとおすすめのフィールドもスタッフの方に教えてもらいました。
大都市でありながら、すぐ近くにアウトドアを楽しめるフィールドが広がる札幌。その魅力も合わせてお届けします。

 

上質で豊富な雪に恵まれている冬は言わずもがな、そのほかのシーズンでも幅広い遊びが楽しめる北海道。ぜひそれぞれの季節でアクティビティを楽しみに訪れてみてください。
そのときは、秀岳荘各店舗が心強いサポートをしてくれますよ!

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PROFILE

宮上 晃一

PEAKS / PEAKS編集長

宮上 晃一

山中では「食」の軽量化をいっさい考慮しないスタイルを好み、アルファ化米では肌が荒れがちなお年頃男子。下山後の食事は約7割が焼き肉になってしまうため、家に戻ると出発前より体重が増えていることも……(登山口近辺の焼き肉店情報求む!)。カブトムシすら触れない大の虫嫌い。

宮上 晃一の記事一覧

山中では「食」の軽量化をいっさい考慮しないスタイルを好み、アルファ化米では肌が荒れがちなお年頃男子。下山後の食事は約7割が焼き肉になってしまうため、家に戻ると出発前より体重が増えていることも……(登山口近辺の焼き肉店情報求む!)。カブトムシすら触れない大の虫嫌い。

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