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スリーピングギア|PEAKS MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2023

山中での体力の回復には、翌日までの熟睡が必要だ。そのためには寝心地がいいスリーピングギアが欠かせない。寝袋、マット、枕など、高品質で優れたものを探したい。

編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎
写真◉猪俣健一

快適性と軽量性のトレードオフ

山道具選びは、軽量さと快適さのバランスを熟考しなければならない。とくにスリーピングギアは荷物の総重量を大きく変えうるので重要だ。たとえば寝袋。ボリュームがあって、確実に暖かく眠れる寝袋は、どうしても重量がかさみがちだ。しかし朝まで目を覚ますことなく、ゆっくり眠れば体力が回復する。いっぽう、薄手で軽い寝袋は就寝中に寒さを覚え、夜間に何度も起きてしまうかもしれない。だが日中は身軽に歩くことができ、疲労が少ないだろう。同じことがスリーピングマットにも当てはまる。ピローなどはなくても済ませられるが、あれば心地よく眠れるかもしれない。そんなことを自分の好みや体力に応じて考え、適したものを選んでいこう。

スリーピングバッグ

かつて山岳用の寝袋といえば、ほとんどが体の形状に合わせたマミー型だった。しかし最近発売されている寝袋は、サイドを完全に開け放してブランケットのように使えたり、もともと背中側を省略して軽量化したりと、形状のバリエーションが豊富になった。中綿はコンパクトに収納できて暖かいダウン、もしくは濡れに強い化繊で、ダウンには撥水加工のものが増え、化繊並みに濡れに強いものもある。

1.ラブ/ミスティックウルトラ180

チタンを使用した革新的テクノロジー

繊維をチタンでコーティングした特殊な熱反射性ライニングテクノロジーを世界で初めて採用。人体の放射熱を利用して保温力をアップする。必要最低限に絞ったシルエットで重量を抑えつつ、表面にもわずか7Dの極薄生地を使用することで、いっそう軽量に作られている。

  • 価格:79,200円
  • 快適睡眠温度:0℃
  • 中綿:900FP+撥水ダウン
  • 収納サイズ:32×16cm
  • 重量:400g
  • (問)ランドアール

2.ファイントラック/ポリゴンネストグリーン

濡れも怖くない、すばらしい速乾性。

ポリエステルを極薄のシート状にしたファインポリゴンという独自の素材を使用。一般的な化繊の中綿に比べてコンパクトに収納できる。また表面の縫い目が最小限になるようにデザインされていて、暖気が逃げるコールドスポットになる部分の発生を抑えている。

  • 価格:31,680円
  • 快適睡眠温度:11℃
  • 中綿:ファインポリゴン
  • 収納サイズ:直径13×26cm
  • 重量:465g
  • (問)ファイントラック

スリーピングマット

マットは3種に大別される。いちばん製品数が多いのは、空気を注入して膨らませるエアマット。収納はコンパクトで分厚く膨らみ、心地よく眠れる。内部にスポンジ状のフォーム材を入れた自動膨張式マットは、バルブを緩めるだけで膨らむ。穴が開いてもある程度の弾力性は維持されるのがいい。密度が高いフォーム材のマットはかさばるが、折り畳みも可能。パンク知らずで気楽に使える。

3.ニーモ/スウィッチバックレギュラー

広げるだけで使える簡便さ

クローズドセルと呼ばれる高密度のフォーム材を使ったタイプ。表面の凹凸のパターンを工夫することで、就寝時の弾力性を高めながら、折り畳んだ際の厚みは減らしている。オレンジの面の反対側の面はシルバーのフィルムがラミネートされ、断熱性をアップ。

  • 価格:8,800円
  • 使用サイズ:183×51×2.3cm
  • 収納サイズ:51×13×14cm
  • 重量:415g
  • (問)イワタニ・プリムス

4.ビッグアグネス/ズームUL インシュレーテッド【NEW】

厚みがあっても高度な断熱性

空気を入れると厚みが最大9㎝になるエア注入式マット。地面の凹凸が大きい場所でも、その凹凸を消し、フワフワの寝心地を味わえる。分厚いマットは内部での空気循環が起こり、断熱性が大きく下がるものだが、このマットは断熱材が取り入れられ、暖かだ。

  • 価格:30,800円
  • 使用サイズ:183×51×8cm
  • 収納サイズ:20×10cm
  • 重量:397g
  • (問)ケンコー社

5.シートゥサミット/コンフォートライト S.I.マット(レギュラー)

フォーム材の使用量を減らし、軽量化

内部のフォーム材の復元力で、バルブを開けると膨張。最後に少し息を吹き込んで弾力性を調整する自動膨張式のマットだ。このモデルの内部構造は工夫され、マットの張りと弾力性を維持しながら、内部のフォーム材の量を削減し、重量を650gにとどめている。

  • 価格:18,700円
  • 使用サイズ:183×51×5cm
  • 収納サイズ:26×直径14cm
  • 重量:650g
  • (問)ロストアロー

シーツ

新型コロナウィルスの問題を機に、山小屋での宿泊用に注目されたのがシーツだ。個人で持参し、山小屋では共用せざるを得ない寝具に併せて使うことで、感染を予防するためである。もともとシーツは寝袋の保温力を高めたり、汚れを防止したりするために有用であり、暑い時期は単体で使っても便利なのだ。

サーマレスト/シナジースリープバッグライナー

寝袋と組み合わせれば、温かさを3℃プラス

起毛させたポリエステル素材が使われ、極上の肌触り。気軽に洗濯できる素材なので、汚れを気にせず使えるのがいい。山小屋に泊まるときの個人用シーツとして活用するだけではなく、テント泊時は寝袋のなかに入れて使用すれば3℃程度の保温力の向上が期待できる。

  • 価格:8,250円
  • 収納サイズ:19×直径10cm
  • 重量:342g
  • (問)モチヅキ

ピロー

荷物を軽量化するならば、枕を使わず、着替えやレインウエアを重ねて頭の下に敷くだけでいい。だが、自分に合う枕で熟睡すれば疲れの取れ方が違う。枕というものは、厚みや弾力感など各自で好みが分かれるものだが、自分好みを探してほしい。カバー付きのものは洗濯できるのでおすすめだ。

コクーン/エアーコアHOODピローV2 ウルトラライト

寝袋のフードに収まる形

丸みを帯びた形状で、幅は少し狭めに抑えている。そのために寝袋のフード部分の形状に合い、フード内にピローを入れて使える。つねに頭からずれないので、安眠できるはずだ。カバーは簡単に取り外しができ、汚れたらすぐに洗えて清潔である。

  • 価格:3,960円
  • 使用サイズ:28×27cm
  • 収納サイズ:12×8cm
  • 重量:108g
  • (問)エイアンドエフ

 

※この記事はPEAKS[2023年4月号 No.159]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

 

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