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山の環境保全を推進する「日本山岳歩道協会(JTA)」が設立

2023年6月、登山道の整備・維持管理を担う山小屋や民間団体、およびアウトドア関連企業が連携し、山の自然景観や生態系の持続的な保全に取り組む団体「日本山岳歩道協会(Japan TrailAlliance:JTA)」が設立された。

登山やトレイルランニングに代表されるマウンテンアクティビティの多様化や、訪日客向けの観光需要の増加など、国立公園をはじめとする山域の利活用が進んでいる。登山道は、人の踏圧をきっかけに崩れはじめ、さらに集中豪雨や乾燥・凍結などの自然現象が重なることで、その被害は周囲の植生・生態系にまで広がっていく。

しかし、一番の問題は、その状態を放置すること、あるいは自然に適さない整備工事が行なわれることによる「荒廃の加速」だ。

「日本山岳歩道協会」がめざすのは、荒廃と復元のバランスが取れ、美しい自然環境が維持されている状態。それを実現するためには、自然にやさしい施工技術を持つ人材の育成や、山の維持管理を扱う法制度の整備など、適切な管理体制をつくることが不可欠だと考えている。

登山道整備に関わる情報を発信するプラットフォーム

山の保全活動は各地域の民間団体や自治体が個別に行なっており、それぞれが抱える課題や施工事例など、登山道整備に関わる情報を発信・共有する機会が不足している。

「日本山岳歩道協会」の取り組みの第一歩として、荒廃する山の現状と課題、「日本山岳歩道協会」が考える環境保全をめざす姿、各地の活動や参加型イベントなどを伝える情報プラットフォームとして、公式ウェブサイトを立ち上げた。登山道整備に関わっている方、また、今度関わっていきたい方の情報源となることだろう。

■公式WEBサイト
日本山岳歩道協会(JTA):https://japan-trail.jp/

日本山岳歩道協会メンバーの声

日本山岳歩道協会 代表 / 雲ノ平トレイルクラブ 代表  伊藤二朗さん

私たちは、自然に何を求めているのでしょうか。約20年前に雲ノ平山荘を引き継いでから、これまで国立公園の保全体制を取り巻く社会課題の多さ、その先行きの見えなさと向き合う歳月でした。登山業界の中ですらマイナーな話題であり、問題の存在を伝えること自体が非常に難しい現実が立ち塞がっていました。

景観美や生態系の営みに出会いに来る場所で、なぜそれに調和する考え方や管理体制が存在しないのか。その問いを社会と共有すべく、植生復元活動や言論表現を通じて、さまざまな試行錯誤が続きました。

いま、全国の意志を共有できる方々との出会いを通じて、はっきりと新しい可能性が花開こうとしていることを感じます。環境危機が進行し、複雑化する現代社会において、自然生態系の織りなす原風景に出会い直すことは、いよいよ重要性を高めています。みなさまにも、この活動に参加していただければ幸いです。

一般社団法人 大雪山・山守隊 代表 岡崎哲三さん

崩れた登山道を直しつつ、どうすれば自然と人間は共存できるか、いつも考えていました。整備技術が高まっても、一人では「管理」できないことを痛感していました。

この度、大雪山を飛び越え、各地の自然を管理する人とビジョンや課題を共有し、解決に向けた発言や行動を行なっていく団体の発足ができたことを、心からうれしく思います。

私は、本気で山岳管理を志す人が各地にいることを知っています。いつかそんな人たちと、この小さな流れを本流に変え、新しい山岳文化や保全の仕組みを作っていけるよう進んでいきたいと思っています。

北杜山守隊 代表理事 花谷泰広さん

山岳歩道の維持管理は、行政から委託された誰かがやってくれている。恥ずかしながら少し前まではそう思っていました。しかし山小屋の管理運営に携わるようになり、当事者として突きつけられた現実は、「これはまずい」でした。保全する予算も人材も仕組みもない。愕然とする中で、それを補う新しい仕組みを構築しなければならないと思い、行動を起こしました。

私は美しくも崩れつつある自然景観を、美しい姿で次世代に継承することは義務だと思っています。各地に点在する熱い想いを持った同志と知恵を出し合い、山を愛する多くの人々の力を結集して、みんなで山の自然を保全していく世の中にしていきたいと思います。

ヤマップ代表取締役CEO 春山慶彦さん

「登山道を登山者自身で整備する。しかも、自然になるべく負荷をかけない形で、登山道を整備していく」今はまだ小さな取り組みに過ぎないかもしれませんが、自然になるべく負荷をかけない登山道整備は、多くの人々を惹きつけ、魅了する可能性を秘めています。”山を歩く”楽しさだけでなく、”登山道を整備する”楽しさやよころびも、多くの登山者と分かち合いたいと思っています。

少しでも豊かな山岳環境を次世代へ引き継ぐため、自然に負荷をかけない登山道整備を、持続可能な山岳環境を維持するための定石として、各地に根付かせたい。そんな理想を掲げ、有志の方々と「日本山岳歩道協会」を立ち上げました。ご関心のある方、参加されたい方、お気軽に当協会までご連絡ください。

各地で登山道の維持管理に関する活動に取り組む団体及びアウトドア関連企業が連携し、持続可能な環境保全のあり方を提案することを目的とした団体です。

お問い合わせ先:
日本山岳歩道協会(JTA)
〒104-0031 
東京都中央区京橋2-5-1 TCMビルディング2階(株式会社ヤマップ内)
https://japan-trail.jp/

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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