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創業以来とどまることを知らない、ものづくりへの情熱|SALOMON STORY【Part.2】

1947年の創業から、常に時代の最先端を走り続けてきたサロモンのものづくりの歴史。
その変遷とともに、サロモンのDNAについても紐解いていこう。

▲1947年。中央がブランドの創業者であるフランソワ・サロモン。初期はビンディングの開発に明け暮れ、さまざまな革新的モデルを生み出した。

サロモンの創業は1947年。フランソワ・サロモンが息子のジョルジュとともにノコギリとスキーエッジの研磨工場をスタートさせたのが、ブランドの起源である。居を構えたのはスイスとの国境近くの湖畔の街、アネシー。それから何度か会社は移転したものの、現在も変わらずアネシーを研究、開発の拠点としている。

創業当時は金属加工を得意とする、いわば町工場のようなブランドだったが、その後、1957年に金属を用いた画期的なケーブルタイプのビンディングをリリースし名を馳せる。それまでビンディングといえばレザーストラップが主流だったが、これを機にビンディングが進化することになった。

その後も次々と新たなビンディングを生み出し、1972年には世界第一位のビンディングメーカーとなる。その出荷数は100万台以上。このジャンルにおいては、もはや欠かせないブランドとなっていた。

1979年にはブランド初のアルペンスキーブーツを発売。新たなプラスチックのモールディングという分野の技術にも取り組んだが、ブーツはすぐにヒットし、ブーツにおいてもサロモンは大きな存在感を放っていく。

その後、1987年にはクロスカントリー用ブーツとビンディング、1990年にはスキー板、1997年にはスノーボードギアの発売をスタートし、スノースポーツの総合ブランドとして多くの人に親しまれる存在となった。

▲(左)1980年、ノルディックスキーのブーツとビンディングの広告ビジュアル。(右)1955年には社屋が移転。このころ従業員はわずか10名しかいなかった。

他方、ハイクやランのジャンルにおいても、未知の製品に挑み続けてきた。

1992年、アッパーはクロスカントリースキーのシューズをベースにソールをラバーに付け替えた「アドベンチャー9」というハイキングシューズをリリース。従来の登山靴とはまったく違ったアプローチで作られたこのシューズは、クロスカントリースキーという激しいスポーツのDNAを受け継いだ軽量かつ機動力の高いシューズとして、新ジャンルの扉を開いた。

以来、アドベンチャーシリーズにおいて数々のニューモデルをリリースし、2001年にはよりフレキシブルな足の動きを実現し、走れるローカットシューズ「レイドレース」を発売。「ファーストXA(クロスアドベンチャー)」と位置づけられるこちらのシューズは、その後、現在まで脈々と続くXAシリーズの起源となる。

▲1992年に発表された初のハイキングシューズ「アドベンチャー9」。その後のシューズの源流となった。

2002年にはレイドレースの進化系として「XA PRO」を発売。マルチスポーツとカテゴライズされるこのシューズは、アドベンチャーレーサーたちの支持を受けヒット。さらに2005年には後継の「XA PRO 3D」が発売され、数々のリニューアルを繰り返して現在のV9へと至る。

2003年には100マイルのトレイルレース「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)」が開催されるなど、2000年代はトレイルランニングが興隆していく。レイドレースやXAシリーズなど走れるシューズを手掛けてきたサロモンは、当然のようにトレイルランニング向けのシューズをリリース。シューズを距離やサーフェスなどによって細分化し、数多くのモデルを誕生させてきた。

* * *

このようにビンディングの大成功から始まり、現在に至るまで、サロモンはさまざまなマウンテンスポーツの分野において圧倒的な存在感を放ち続けている。だが、それはマーケットや数字を追い続けたからではなく、昔から変わらず、実直にものづくりへの情熱を保ち続けてきたゆえの結果なのだ。

サロモンの歴史、それはつまり革新の繰り返し。イノベーターとして、いまも一歩先の未来を描き続けている。

History of SALOMON

1947年
フランソワ・サロモンと息子のジョルジュがノコギリとスキーエッジの工場をアネシーで開業。

1957年
レザーストラップタイプのスキービンディングに変わる画期的なケーブルタイプのビンディング「le lift」を開発。

1966年
世界初の自動リリース機能をもつビンディングを開発。チリで開催されたワールドカップにおいてその有能性を実証。
1979年
初のアルペンスキーブーツを発表。1990年
市場に参入して10年でアルペンスキーブーツの累計販売足数1000万足、クロスカントリーブーツ500万足を突破。サロモン初となるスキー「S9000」も発表。

1992年
初のハイキングシューズ「アドベンチャー9」を開発。サマースポーツ分野へ進出。

1993年
クイックレースの特許を取得。

1994年
ハイキングシューズ「アドベンチャー7」がヒット。さらにサロモンの独自ソール「コンタグリップ」をリリース。
1997年
初となるスノーボード、ブーツ、バインディングを同時リリース。
2001年
クロスアドベンチャー用に開発された「レイドレース」を発表。新たなソフトシェルテクノロジーを用いたウインターアパレルも発売開始。
2002年
マルチスポーツシューズ「XA PRO」をリリース。
2004年
初のクロスカントリースキーを発売。

2008年
キリアン・ジョルネが独自のカスタムフィットテクノロジーを採用したトレイルランニングシューズを着用し、「UTMB」(約170㎞)を当時のコースレコード(20時間)で優勝。

2011年
ダウンヒルでの圧倒的なパフォーマンスにウォークモードを追加したスキーブーツ「クエスト」を発表。
2012年
ハイキングシューズ「Xウルトラ」をリリース。

2015年
バックカントリースキーアイテム、マウンテニアリング分野へ本格参入。

2016年
ロードランニングのカテゴリーに進出。

2018年
ハイブリッド式の「シフトビンディング」をリリース。

 

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企画協力◉アメア スポーツ ジャパン
TEL.03-6631-0837(サロモンコールセンター)
https://salomon.jp/

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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