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ドンデン高原ロッジ

アウトドアアクティビティの宝庫“佐渡ヶ島”を満喫するための4大前線基地

山も海も湖もあり、スノーアクティビティも楽しめる新潟沖の「佐渡島」。多くのトレッキング客が向かう、ドンデン山から金北山の縦走で立ち寄りたい「ドンデン高原ロッジ自然リゾート」に、日本海の間近で温泉を楽しめる海沿いのホテルまで。
アウトドアを楽しむための拠点と、その足でチェックインしたい宿泊施設をご紹介!

編集◉PEAKS編集部

山あり海あり湖あり——。佐渡島のジオグラフィ

新潟県の沖合に浮かぶ大きな離島、佐渡島。面積は東京23区の約1.5倍。海岸線は約280km。新潟沖に“浮かぶ”というより、“構える”といったほうがしっくりくるような、どっしりとした存在感をもつ日本海最大の離島だ。
およそ300万年前に海底が隆起した結果、北側に大佐渡山地、南側に小佐渡丘陵が出現。流れ出る土砂によって形成された国中平野がふたつの島を結び、現在の佐渡島ができあがった。

四季の変化に富んだ気候をもち、夏は高温多湿。日本海に位置するため雪国らしい冬を迎えるのかと思いきや、沖合に流れる対馬暖流の影響で、積雪は本州よりも少ないという。

山あり海あり——。それに、国中平野の東には汽水湖の加茂湖もあるから、湖あり——も追加しよう。
佐渡島は、トレッキングにキャンプ、カヤックにSUP、フィッシングにダイビング、サイクリングにスノーシューハイク、スキーまで、四季折々のフィールドを織り交ぜたアウトドアアクティビティの宝庫なのだ!

佐渡の山といえば、ドンデン山→金北山への縦走!

佐渡島へのアクセスは、「新潟港から両津港」「直江津港から小木港」の2航路。両津港で上陸する前者が、利用者の多いメインルートとなっている。たとえばJR東京駅から向かう場合、新幹線、タクシー、船を乗り継げば、最短約3時間半で到着。離島ではあるが船便数も多く、アクセス良好なのがうれしい。

佐渡アウトドアベースを拠点に、冬のアクティビティを満喫!

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両津港に降り立ったならば、ぜひ立ち寄りたいのが「佐渡アウトドアベース」だ。港のフェリーターミナルからほど近い場所に2022年3月にグランドオープンしたこちらの施設では、ガイド付きアクティビティの手配、トレッキング用品や自転車のレンタルなどが可能。アウトドアショップとカフェも入居していて、シャワールームやコインロッカー、自転車のメンテナンスが行なえるスペースも併設している。アウトドア体験の起点と拠点を担う、頼りになるアウトドアベースだ。

本格的な縦走気分を楽しめる「大佐渡山脈縦走」

トレッキングを楽しむべく島を訪れる人が、こぞって登る山がある。その名も「ドンデン山」。
山名の由来には諸説あるようだが、そのうちの一説である「鈍嶺(どんでん)」の字のとおり、900m級の3座が緩やかな高原をなす、穏やかな山容をたたえた山頂一帯だ。
島内北部、大佐渡の中央に悠然と構えるドンデン山は、「新日本百名山」と「花の百名山」の一座。競い合うように咲き誇る高原植物や山野草の群落を四季ごとに楽しめる。また、「未来に残したい草原の里 100選」にも選定されていて、牧歌的な雰囲気に浸りながらの散策も楽しい。

佐渡の大地を1泊2日で余すことなく楽しむ! 大佐渡縦走で大満喫の山旅へ

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2022年10月18日

佐渡島の最高峰、金北山(1,172m)をめざし大佐渡を縦走するコースも人気が高い。
標高は1,000mほどでさほど高くはないが、稜線には、冬季に吹く強い季節風のために背の高い植物が育たず、そのため国内標高2,000m級の山域で見られるような亜高山帯の植生が広がる。もちろん、山頂からの眺めも壮観。国中平野とその向こうの小佐渡、加茂湖、日本海などが一望できる。

【ドンデン高原ロッジ自然リゾート】佐渡を見わたし、星空を見上げるトレッキング基地

ドンデン高原ロッジ

ドンデン山、そして金北山へのトレッキング・登山において好立地なのが、「ドンデン高原ロッジ自然リゾート」だ。
島の玄関口、両津港からは車で約40分。ドンデン山へ続くトレイルの起点でもあり、ランチタイムにはシェフ特製の日替わりパスタや手作りスイーツが提供され、日帰り入浴もできる。トレッキングでかいた汗をキレイさっぱり流せるのはありがたい!
トレッキングの拠点として利用してもよし、金北山縦走の起点にするのもよし。
だが、せっかくドンデン山、金北山を訪れるならば、ぜひとも穏やかな高原で一晩をすごしたい。

佐渡島のジオを感じるトレッキングとスペシャルアウトドアディナーを体験してきました

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標高900mに位置するロッジからは日中、国中平野や両津湾越しの日本海が視界におさまり、天気が良ければ遥か遠く鳥海山や北アルプスの峰々までも遠望できる。

宿泊時、日が暮れて夜になるとお楽しみの時間!
屋外テラスに設けられたスペースで待っていると、佐渡の食材が活きたディナーが運ばれてくる。
両津湾を一望できる開放的な空間で、夕暮れ時の時間の流れを感じつつ、振る舞われる佐渡の幸を味わおう。

また、テントやバーベキュー機材のレンタルも行なっているので、手軽にキャンプ・バーベキューを楽しめるのもうれしい。

ドンデン高原ロッジ

夜になると、眼下には国中平野と新潟市街地の夜景、頭上には満点の星空。
アウトドアディナーと天然のプラネタリウムで、体も心も大満足だ。

ドンデン高原ロッジ 夜景

翌日早朝。闇夜が次第に明るさに変わっていくと、朝日に染まった日本海が現れる。幻想的な時間だ。条件が良ければ雲海と出合えることも。

平野と山並み、湾や湖、そして日本海を一望できる、ドンデン高原ロッジ自然リゾート。
佐渡に流れる悠久の時間を感じ取る一日に、これほど絶好のロケーションはないだろう。

アウトドア×観光=島旅。観光資源に恵まれた島、佐渡島

アウトドアアクティビティの宝庫、佐渡島——。
だがもちろん、それだけではない! むしろ「佐渡」といえば、金山・銀山やトキを思い浮かべることが多いのではないだろうか。

コメどころである国中平野に、日本酒の酒蔵。イカやブリ、アワビやカキなどの海産物、佐渡牛の畜産といった“食”に関するものから、能楽や宿根木(しゅくねぎ)の街並みに代表される“歴史”や“文化”まで。豊かで幅広い自然環境だけでなく、食文化や歴史、芸能、農業・漁業の伝統が育まれ、”日本の縮図”とも呼ばれている。
佐渡は、観光資源にも恵まれた島なのだ。

自然との距離が近い「島」という特性を活かし、「サイクリング×観光」「キャンプ×観光」のように、アウトドアアクティビティと観光を組み合わせたプランニングで島旅を満喫する人も少なくない。

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音楽と人と街をつなぐアウトドアな旅企画「ototabito」特別編・佐渡島/Rihwa【アウトドアベース/二ツ亀キャンプ場】

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2022年12月09日

見どころ満載の島、佐渡島。そのなかでも「佐渡金銀山」に足を運べば、豊富な金銀鉱脈をもつに至った島の成り立ちをジオグラフィの視点から見ることもでき、その自然の恵みを活かして栄えてきた400年近くにおよぶ“宝の島”としての歴史、文化にも触れることができる。

当時の採掘のようすが再現された坑道見学コースを歩くこともできれば、地元ガイドの案内のもと、普段は入ることのできない坑道を歩く「ガイド付 山師ツアー」も体験可能。
佐渡島のもつ豊かな自然環境や、長きにわたって営まれてきた歴史や文化を、まさに肌感覚で体感できるスポットだ。

そんな金銀山からほど近くにある、海沿いのふたつのホテル。
夕陽に染まる日本海を見渡しながら、一日の疲れを温泉で癒す——。

アウトドアや観光を存分に楽しんだあとにチェックインしたい、なんともぜいたくなロケーションの宿をご紹介!
金銀山とはもちろん、国中平野をサイクリングする島旅や、海岸線に沿って島を一周する「サドイチ」と組み合わせても満喫できる好立地のホテルだ。

【HOTEL OOSADO & HOTEL AZUMA】日本海ビューが楽しめる温泉宿

HOTEL OOSADO|新顔「水のテラス」が非日常的な感覚に引き込む。

HOTEL OOSADO
▲水のテラス
▲「水のテラス」を別角度から
HOTEL OOSADO
▲露天風呂

大佐渡西海岸の景勝地・春日崎に位置するホテル、「HOTEL OOSADO」。見るからに現代的でラグジュアリーな空間だが、開業は1964年の老舗だ。2023年春に館内が一部リニューアルされた。

その一環として新たにホテルの看板施設になったのが、エントランスに新設された「水のテラス」。日本海の水平線と一体化して見える水面が一直線に伸び、日本海と水のテラスが一体感を醸成している。まるで自分の目線を起点にして、大海原に没入するように引き込まれるような感覚だ。無風で水面がピンと張った凪のとき、水面は、空に浮かぶ雲を映し込んだ鏡のように幻想的に振る舞う。

日没時には、その水平線に沈みゆく太陽光の明るい色に水面が染まる。また、「水のテラス」とともに、そばには足湯も新設。チェックイン後のウェルカムドリンクを片手に佇めば、訪れた人を非日常的な瞬間・空間に誘ってくれる。

客室は全72室すべてがなんとオーシャンビュー。温泉は種々のミネラルを豊富に含んだ、マイルドな浴感の相川長手岬温泉だ。
日本海が一望でき、心も体もほどける開放的な露天風呂を備えた上質な温泉リゾートだということも付け加えたい。

HOTEL AZUMA|アクティビティが超充実する、佐渡最西端の“夕陽にいちばん近い宿”

HOTEL AZUMA
▲7,000坪の日本庭園。芝生に、季節ごとの花が咲き誇る
HOTEL AZUMA
▲庭園奥にある「幸せの白いブランコ」。黄色いハンカチを持参すれば、幸福はより確実になるのだろうか

「HOTEL OOSADO」と同じく大佐渡の西海岸、二見半島の付け根にあたる位置に「HOTEL AZUMA」はある。
前身は料理屋で、大佐渡のなかで最西端の七浦海岸という立地から、「夕陽にいちばん近い宿」として親しまれてきた。その七浦温泉は、「日本の夕陽100選」に選ばれている。

だからこそ、イチオシはサンセットの時間帯。
客室は、空と海のコントラストが際立つ「オーシャンビュー」と、水平線に沈みゆく茜色の夕陽を部屋から楽しめる「サンセットオーシャンフロント」のふたつのスタイルがある。また、露天風呂つき客室に、海一望の貸し切り露天風呂も。

夕食は、佐渡産をふんだんに使用した佐渡会席。その後は郷土芸能ショーが上演され、佐渡おけさの手ほどきをしてもらえる。夏季期間には、ホテル下の海岸でのサザエ獲り体験や、大佐渡スカイラインのライトアップ&星空観賞のスペシャルツアーなども実施。
ハイシーズンには、シーカヤックやシュノーケリング、ヨガ、太極拳など、ホテル内や近辺で楽しめるアクティビティを案内しているなど、貴重なイベント&体験が盛りだくさんのサービス精神あふれるホテルだ。

アウトドア好きならぜひ訪れたい佐渡ヶ島。
ご紹介した4つの施設を組み合わせて、ぜひその魅力を堪能してほしい。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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