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今年もこの季節がやってきた!ますますアツい「アイスキャンディフェスティバル2024」

厳冬期の冷え込みが氷瀑を育み、旬の短いこの時期ならではの遊びに興じようとアイスクライマーたちは急いで氷の壁へ――。

そんな冬の風物詩とも言えるアイスクライミングの一大イベント、「アイスキャンディフェスティバル2024」が今年も八ヶ岳・赤岳鉱泉で開催されます!

体験イベント&トークショーがもりだくだんの週末

本州の山岳エリアのなかでも冷え込みが厳しく、アイスクライミングを楽しみにやって来る人も多い八ヶ岳エリア。

南八ヶ岳にある通年営業の赤岳鉱泉には、雪山登山、バリエーションルート、アイスクライミングなど、目的がさまざまな冬山好きたちが集まります。この赤岳鉱泉に冬限定で登場するのが「赤岳鉱泉アイスキャンディ」と呼ばれる、人工的に作られた氷壁です。

アイスアックスなど専用の道具が必要なのもあり一般登山者にとっては敷居の高いアイスクライミングですが、赤岳鉱泉では道具を借りることができ、未経験者、初心者の入門の場としても利用されています(初心者・未経験者のみでの利用はNG。利用 規定の確認、遵守が必要)。

この赤岳鉱泉アイスキャンディで行われる恒例イベントが「アイスキャンディフェスティバル」。今年は2月3日(土)、4日(日)の2日間で開催されます。

このアイスキャンディフェスティバルには、さまざまなアウドドアメーカーが参加しており、アイスクライミング講習はもちろん、ギアの試用、さらには支点構築といったマニアックな内容まで、さまざまなメーカーコンテンツを楽しむことができます。

▲昨年(2023年)のようす。各イベントは定員が設けられており、参加に際しては初日に申し込み、抽選が行なわれる。
▲参加者はもちろん、各メーカースタッフ、赤岳鉱泉スタッフなど、全員で盛り上がろうという雰囲気で、いるだけでも楽しい。

肝心の氷壁は3面が用意されており、レベルにあった壁に挑戦可能。トップロープで常にテンションが掛かった状態なので、初心者でも安心して登ることできます。

▲段になっていて傾斜が緩やかな初心者向きの面

今年のアイスクライミングフェスティバル2024のスケジュールは以下のとおり。

【2月3日(土)】
15:00 開会式
15:30~16:00 山岳レスキューデモンストレーション
※赤岳鉱泉・行者小屋公式YouTubeチャンネルでライブ配信
16:00 メーカー別イベント参加抽選&結果発表
18:30 アイスキャンデイライトアップ&甘酒・ホットワイン振る舞い
19:40~22:00 赤岳鉱泉でのトークショー
※赤岳鉱泉・行者小屋公式YouTubeでライブ配信
1)19:40~20:40 株式会社ヤマテン 猪熊隆之さん “自己流”雪山登山者が陥りやすいリスク
2)20:40~21:00 長野県警察山岳救助隊 八ヶ岳の遭難と救助活動
3)21:00~22:00 国際山岳ガイド 江本悠滋さん YUJI EMOTO【X-ALPS2023】

【2月4日(日)】
7:00(9:00)~12:00 メーカー別イベント

※開催時間はイベントにより異なる。
11:30~12:00 豚汁の振る舞い
12:00~12:30 大賞品じゃんけん大会&閉会式

今年始めて開催されるのが、「山岳レスキューデモンストレーション」。実際にレスキューの現場で活躍している長野県警察山岳救助隊や諏訪地区遭難防止対策協会、赤岳鉱泉鉱泉山岳診療所の各スタッフがリアルな救助のデモを披露してくれます。

ニュースで聞くことはあれど、現場に遭遇することはまれ、なかなか想像することができない救助の現場。リアルを知ることは、いざというときに慌てない心構えを持つことにもつながります。こちらのデモは赤岳鉱泉・行者小屋の公式YouTubeチャンネルでライブ配信予定です。

また恒例の夜のトークショーもYouTubeでライブ配信されます。

ヤマテン代表、気象予報士の猪熊隆之さんは、雪山登山で勘違いしやすい思い込みを例に、雪山でのリスクマネジメントやさまざまな知識を披露。

▲昨年時の猪熊隆之さんのトークショー。

長野県警察山岳救助隊は、八ヶ岳で発生した遭難事例、救助活動についてリアルな話を伝えてくれます。

▲昨年の長野県警察山岳救助隊のトークショーのようす。

今年はさらに国際山岳ガイドであり、歩きとパラグライダーと組み合わせてヨーロッパ5カ国、約1,800kmを横断する過酷なレース「X-ALPS 2023」を日本人として初めて完走した江本悠滋さんも登壇。レースのようすやパラグライダーの魅力をたっぷり語ってくれます。

現場に行かなくてもYouTubeで視聴することができるので、山好きならぜひチェックを!

▲赤岳鉱泉のテントサイトは小屋のすぐ横。テント泊で参加する人も少なくない。
▲赤岳鉱泉の横にそびえるブルーのアイスキャンディ。スタッフや関係者が足場を作り、コツコツと水を撒き続けた努力の結晶でもある。

イベントについて詳しくは「アイスキャンディフェスティバル2024」の特設サイト、赤岳鉱泉・行者小屋のHPや公式インスタグラムでご確認ください。

アイスキャンディフェスティバル2024 特設HP(赤岳鉱泉・行者小屋)
https://icecandy.jp/

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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