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東京23区最高峰から海までトレイル|地図好き芸人が案内する、TOKYOココ岳TRAIL

その土地ならではの魅力が全国各地にあるように、東京には東京にしかない魅力がある!新旧入り混じる大都会で山好きに歩いてもらいたい、ランドネ的トレイルを紹介します。

古代も江戸時代も水の街、案外近い東京の海

▲2020年に開業した虎ノ門ヒルズ駅からスタート。おしゃれなビルを横目にしながら目指すは東京湾。まさか僕が海を目指しているなんて、だれも思わないだろう。東京都心から海は案外近いのです!

せっかくトレイルを歩くなら、東京でも自然を感じたい。でも東京の自然って何があるんだろう?海があります。およそ1万年前の縄文時代、東京のほとんどは海でした。江戸時代には隅田川や水路が縦横に流れ、船を使って関東近郊から物資や人が往来。江戸湾(現在の東京湾)では漁が行なわれ、客船の出入りも多くありました。いまから200年ほど前までは、いまよりもずっとずっと水の都だったのです。

実際に都心から海までの距離は、そう長くはありません。今回のトレイルも虎ノ門ヒルズから、グルグルと歩いて回って5㎞ほど。渋谷駅からなら6㎞、東京駅からなら3㎞と、東京の海は思っているよりも身近な存在なんです。

SPOT1 23区最高峰!25.7mの天然山

いまみたいに高い建物がなかった江戸時代には、見晴らし台として見物客でにぎわった愛宕山。天然の山の証拠に三角点があります。境内に向かう石段は、目の前に立てばその傾斜に驚くはず。その名も「出世の石段」と呼ばれ、この階段を上ると出世するとか!?急がず、ゆっくり上ってゆっくり下ってね。

※愛宕神社に立ち寄る場合は、正しい参拝方法を確認のうえ、ルールとマナーを守りましょう。

SPOT2  東京タワーを覗きながら切通坂へ

山や丘などを部分的に切り開いて作った道「切通し」。鎌倉などが有名ですが都内にもあるんです。造られたのは、いまからおよそ400年前の江戸時代。名残を見つけるのはなかなか難しいけれど、言われてみたら切通しっぽい雰囲気が出ています。そして坂の名前にはきちんと切通しの名が!

SPOT3 東京都の近代水道のはじまり「芝給水所」

芝給水所ができたのは1898年。淀橋浄水場と本郷給水所とともに東京の近代水道の歴史が始まりました。古い門
は淀橋浄水場(現在の西新宿)が廃止されたときに移設されたもの。上は公園になっていて、東京タワーを眺めな
がら休憩することも。給水場や浄水場の上は公園になっていることが多い。

SPOT4 都内最大級の前方後円墳 芝丸山古墳

増上寺のおとなり、芝公園内にある全長106mの芝丸山古墳。4世紀後半ごろ造られた前方後円墳。上っていくと、低山の感覚。頂上からの眺めも良く、東京の街を見下ろしながら古墳時代を感じられます。都内に古墳は800基以上!全国には16 万基の古墳が。古墳を探しながらのトレイルハイクも楽しい。

▲遺跡のような古墳が港区に!

SPOT5  伊能忠敬測地遺功表

日本地図製作の祖、伊能忠敬先生。そんな伊能先生の功績を称えた記念碑が芝丸山古墳の頂上にあります。なん
でも測量の原点がこのあたりにあったらしい。芝公園内に古墳があることだけでもびっくりだけど、その頂上に伊
能先生の記念碑があるなんて、さらにびっくりしちゃうよ!

SPOT6 徳川家康お気に入り、増上寺の総門・大門

大門とは寺院の一番外にある大きな門のことで、こちらは増上寺のもの。安土桃山時代、徳川家康は徳川家の菩提寺に選びました。江戸幕府誕生後には家康公のお気に入りということもあり、大いに盛り上がりました。

SPOT7 金杉橋近くにある好きなトンネル

観光名所でもなんでもなく、ただ個人的に好きな場所。東海道本線や東海道新幹線の振動を感じながら、人と自転車だけが通れるトンネル。開発の進む浜松町で、ここに来ると子ども心をくすぐる探検気分を味わえます!

SPOT8  芝浦運河にある古川水門

水辺の街・浜松町の東芝本社裏側にある古川水門。この古川水門に流れ込んでいる川は、何を隠そう渋谷ストリーム前を流れる古川(渋谷川)なんです!渋谷から浜松町を通って東京湾に流れ込んでいます。

SPOT9 足元の伊豆・小笠原諸島を楽しみながら歩く

東京ポートシティ脇の歩道に埋め込まれた、伊豆・小笠原諸島の紹介タイル。一枚一枚に島の形や特産品が書かれていてかわいい。竹芝からは伊豆・小笠原諸島への船が出ているので、浜松町から向かう道中で徐々に島気分を高めてくれます。歩道脇の植え込みには、諸島の花や木なども植えられていて、よりワクワク感が高まる演出も!

SPOT10  東京の諸島を感じながら竹芝でゴール

ゴールは伊豆・小笠原諸島への玄関口、竹芝客船ターミナル。まずは新島のモヤイ像がお出迎え。島の特産品や食事、お酒も楽しむことができます。実際に僕は何度もここを訪れていますが、島に行かなくてもその雰囲気を感じられる、休日のおすすめスポットです。旅立つ客船を眺めながらすごしたり、海を眺めながら一日歩いたトレイルに思いふけるのもいいですよ。

▲船に乗らなくても島の特産品が買える。

今回歩いたトレイル

「TOKYOココ岳TRAIL」の紹介スポットは、ランドネのマイマップでもチェックできます!

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PROFILE

小林知之

ランドネ / 地図好き芸人

小林知之

太田プロダクション所属。芸人といいながら、日本大学地理学科で学んだ地理好きスキルを使って、地図会社で働いたり、国土地理院で地図の講習をしたり、国旗の本を出したりと、謎のWワークをする二児の父。芸人としては竜兵会所属、コント中心のおもに「つっこみ」と呼ばれる役割を担っている。

小林知之の記事一覧

太田プロダクション所属。芸人といいながら、日本大学地理学科で学んだ地理好きスキルを使って、地図会社で働いたり、国土地理院で地図の講習をしたり、国旗の本を出したりと、謎のWワークをする二児の父。芸人としては竜兵会所属、コント中心のおもに「つっこみ」と呼ばれる役割を担っている。

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