
心にのこる山の風景を、手ぬぐいにのせて。ひがしちかさんが描く、長崎県雲仙の色

ランドネ 編集部
- 2025年04月05日
山+αの楽しみのある山「100 楽山(ひゃくらくやま)」をテーマに、ひがしちかさんのふるさとから眺めていた雲仙の山の風景を手ぬぐいに落とし込みました。
アーティスト・ひがしちかさんが切り取る長崎県雲仙の景色
制作のきっかけは、八ヶ岳のふもとに自宅とアトリエを構えて活動する、アーティストのひがしちかさんに、本誌連載「だから、私は山へ行く」へ出演いただいたところから。ほがらかな笑顔で私たちを迎え入れてくれたちかさん。周りを包み込むおおらかな姿に魅了され、日々の風景や感情から生まれる色彩に引き込まれました。ちかさんが見ている山の風景や色を、作品として落とし込むことができたらどんなにすてきだろう。その作品をぜひ、ランドネ読者のみなさんに届けたい。そんな思いを伝えたところ、ちかさんも共感してくれて、制作が実現しました。
ランドネでコラボレーションするならば、ちかさんの作品の鮮やかな色合いが表現でき、山でも町でも活躍する「手ぬぐい」はどうだろうとご提案。テーマは「100楽山(ひゃくらくやま)」。ランドネが作ったこの造語は、山+αの楽しみがある山をまとめた総称で、ひとつの山にいくつもの楽しみがあったり、見る角度や時期によってまったく違った表情を見せてくれたりする山の魅力を表現しています。そして、ちかさんが描きあげてくれたのは、長崎県・雲仙岳の風景でした。
100楽山てぬぐい 私の心の風景~雲仙~
ランドネ×ひがしちか/
100楽山てぬぐい 私の心の風景~雲仙~
¥2,860
サイズ:約36×93㎝
ひがしちかさんの生まれた家から見た、雲仙岳を描いた手ぬぐい。吸水・速乾性に優れ、軽い手ぬぐいは、濡れてもすぐ乾くので、汗を拭いたり、おやつを手ぬぐいの上においたり、下山後の温泉で活用したりと、山旅でも重宝するアイテム。「注染」技法を用いて職人によって一枚一枚染めています。使い込むほどに風合いが増し、手になじんでくるのも特徴のひとつ。ひがしちかさんらしい、独創的な色使いやグラデーションが美しい一枚です。額装して家に飾るのもおすすめ。
「噴火した日のこと、登下校を見守るように鎮座していてたこと。思春期には、海に浮かぶ小浜の温泉街の夜景と、星空とヘッドフォンとセットでよく眺めてたこと。そんな(一方的に!)心の相棒なんて思っている雲仙岳を描けることは恐れ多くもありうれしいことでした。筆を走らせるたびに、雄大で力強いのに繊細で優しい稜線を感じました。朝夕の光、日中の頼もしさ、夜の静けさを一度に詰め込み、幼少期に感じていた風景も色に乗せて表現できたらと描きました。(ひがしちかさん)」
ひがしちかさん
1981年長崎県生まれ。2010年~2022年まで、一点物の日傘屋「Coci la elle(コシラエル)」を展開。現在は八ヶ岳山麓にアトリエを構え、画業を軸に音声配信メディアや執筆など幅広く活動中。Instagram@chika.h2023
ランドネ最新号では、ひがしちかさんが
雲仙を歩いたようすもご紹介しています
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PROFILE

ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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