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畑を中心に広がるキャンパーと里山のゆるやかなつながり|アウトドアタウンときがわで里山遊び#28

「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような”アウトドアタウン”にしたい!」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。

畑を中心に広がるキャンパーと里山のゆるやかなつながり

キャンプ民泊NONIWAでは6月から、キャンプに来た人たちが畑の野菜を収穫できる体験を実験的に始めてみることにした。きっかけは、義理の母が町の農業研修で畑を始めたこと。地域の先輩農家がつきっきりで教えてくれる制度があり、今年で2年目となる。畑にはメークイン、男爵、きたあかりと、個性豊かなジャガイモがしっかり育っていた。

キャンプ泊するお客さまに事前に体験の案内を出していたところ、「掘ったジャガイモで何を作ろうか」と計画してきてくれる人もいた。実際に収穫してみると、思っていたより土がやわらかくて、スコップで掘ると次々にジャガイモが顔を出す。

家族みんなで「これはメークインかな?」「男爵って丸いんだね」と話しながら、カゴがいっぱいになっていく。そのあとは、それぞれのサイトでキャンプ料理。ある家族はアルミホイルに包んで焚き火で焼き、バターをのせてほくほくと食べていた。収穫の達成感も加わってか、「じゃがバターって、こんなにおいしかったっけ?」という声も聞こえてきた。

収穫体験が終わったあと、ふと別のサイトをのぞくと、おとなり同士のキャンパーが梅の実を採っていた。キャンプ場の隅にある梅の木に、たくさん実がついている。採った梅で初めての梅シロップづくりに挑戦するそうで、となりの人が作り方を教えていた。

その場で採った食材を、その場で食べる。あるいは、持ち帰ってじっくり楽しむ。そんなことが自然と起きるのが、里山キャンプのいいところかもしれない。義理の母の畑は、これから夏野菜が本格化する。次は何を収穫しようか。どんなレシピを紹介できるだろうか。そんな想像をしながら、季節のうつろいを畑とキャンプ場の両方で感じている。

そして気づけば、畑を中心に、キャンパーと地域がゆるやかにつながっていた。そんな光景こそ、里山の豊かさなのかもしれない。

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PROFILE

青木達也(アオ)

ランドネ / NONIWA

青木達也(アオ)

レンタル・レクチャー付きでキャンプ体験ができる施設「キャンプ民泊NONIWA」と、暮らしとアウトドアをテーマにしたお店「GRID」を埼玉県ときがわ町で運営。「野あそび夫婦」という夫婦ユニットでキャンプインストラクターとしても活動。監修「ソロキャンプ大事典」。 https://noniwa.jp/

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