八ヶ岳の山小屋で自然の恵みに包まれる#2|高見石小屋で体感する「星の恵み」
ランドネ 編集部
- 2022年01月21日
登山初心者からベテランまで、幅広い層を魅了する八ヶ岳。おだやかな気候と四季折々の植物、圧倒的な迫力の景色……。美しくも厳しい山のなかで、訪れる登山者の憩いの場所となる山小屋。山小屋のご主人が熟知する、八ヶ岳が生んだ恵みとは。さらに、そんな恵みを体感する特別なツアーをランドネと茅野市が計画。山小屋で自然と出会う旅へ出かけませんか?
高見石小屋のご主人に聞く
八ヶ岳の星空
北八ヶ岳の雄大な山並みとどこまでも続く星空。
まだ見ぬ景色に出会える旅
八ヶ岳で星空を見るなら高見石小屋といわれる。ご主人の木村託さんは八ヶ岳の星博士と呼ばれているのだ。
「どこの山小屋も星はきれいに見えますが、高見石小屋にしかないものは、星の鑑賞会ですね。解説を聞くことでいろんな見方ができる。きれいだな、と思うだけではないワンランク上の楽しみ方ができるのかなと思います。鑑賞会中に、レーザーポインターの先に流れ星が流れる瞬間がたまにあります。みんな同じ景色を見ているので感動しますね。すごく盛り上がる人もいれば、感情を内に秘めながら感動している人もいて。毎回みんなが喜んでくれる姿を見て、うれしい気持ちになっています」
普段気がつきにくい恵みに目を向けられるのも自然のなかで生活する魅力だという木村さん。
「小屋を営業するうえで水は必要不可欠で、雨が自然の恵み。ほかにも、冬の時期に山に行くと寒いけど、太陽があたると温かくなる。太陽ってあたたかいんだと改めて気がつけることも恵みかなと思いますね。月明かりで自分に影ができたり、本が読めたり。自然のなかで生活することで、街のなかでは気がつきにくい、一つひとつの小さな恵みに気がつけるんですよ」
テーマとしているのは「山小屋の夜を楽しんでもらう」こと。
「山小屋の夜の時間って、日帰りでは体験できないこと。ランプの下で本を読みながらゆっくりすごしてもらったり、星空を見たあとに薪ストーブで温まってもらったり。泊まらないと味わえない夜の時間をぜいたくにすごしてほしいです」
教えてくれたのは…
高見石小屋
木村 託さん
「おすすめは10月下旬!」
小屋で働いて9年目。夜と朝の空の比率が変わっていくようすを見られる日の出1時間前が好きな時間
MEGUMI STAY ~星の恵み~
木村さんのおすすめの星の時期である10月下旬。星空といっしょに森歩きも堪能します。
【DATA】
価格はComing soon(2022年6月から販売予定)
ツアー日程:2022年10月28 ~ 29日
満天の星をひとりじめ
縄文時代と現代の星空に違いはあるのか? ご主人の木村さんによる解説を聞きながら、双眼鏡で夜空を観察。静寂の大自然のなかで見る空は、街中では見ることができない風景。
縄文時代のエッセンスを再現した夕食
地元食材をふんだんに使用した鍋料理を中心としたスペシャルコース。「四季の食材を食べる」、「みんなでひとつの鍋を囲む」という縄文時代の食文化をイメージしている。
八ヶ岳と縄文のつながりを感じる森歩き
縄文時代中期、八ヶ岳と山麓は日本でもっとも多くの人々が集まる場所だったといわれている。縄文の人々を惹きつけた森を、ガイドとともに五感で感じるといっそうおもしろい!
雄大な山々を堪能できる高見石
山小屋裏のゴロゴロとした大きな岩が高見石と呼ばれる。森に囲まれた白駒池をはじめ、日本アルプスや奥多摩、富士山など雄大な山々を一望できる。朝日や夕日などの景色も抜群!
八ヶ岳MEGUMISTAY
麦草ヒュッテ、高見石小屋、赤岳鉱泉で自然を味わいつくし、氷の芸術や満天の星空、苔むす森を堪能できるツアー。いつもとはちがう、ちょっと特別な山旅をしたい人や山の楽しみ方を広げたい人におすすめ。
くわしくはWEBへ!
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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