雲海と紅葉がダブルで楽しめる!この秋は雲海ゴンドラで黄金に輝く絶景の旅へ
ランドネ 編集部
- 2018年10月22日
夜明けとともに、ふわふわした白い雲が幾重にも眼下に広がる雲海は、いつかは見に行きたい絶景のひとつ。雲海は、放射冷却によって発生した大量の霧が幾重にも重なる自然現象のことで、出向いたときに遭遇できるかは運次第ともいえる。日本は起伏に富んだ地形により、全国各地に雲海スポットが点在するが、いま注目を集めてるのが、富士見パノラマリゾート(長野県富士見町)の「プレミアム雲海ゴンドラ」だ。
東京から約1時間30分で雲海スポットへ
東京から約1時間30分という抜群のアクセスを誇る富士見パノラマリゾートは、花の名所・入笠山の玄関口にある。雲海の発生率が高まる夏の終わりから秋にかけて、金・土・日・祝日に期間限定で「プレミアム雲海ゴンドラ」を運行。2018年は、9月28日(金)~11月4日(日)となっている。
早朝5時30分から運行しており、ゴンドラで八ヶ岳展望台へ駆け上がれば、一気に雲の上に。気象条件が合えば八ヶ岳方面からのご来光で、黄金に染まる雲海が出現する。
毎週発表される雲海発生予報を見逃すな!
雲海に遭遇できるかは、気象条件次第。とはいえ、早朝の出発となると、なるべく確率が高い日に出掛けたいと思うのが人の常だ。そんな要望に応えて、富士見パノラマリゾートのウェブサイトでは、毎週、木・土曜日の13:00頃に雲海発生予報を発表している。全国18山域59山の山頂の天気予報を運営する国内唯一の山岳気象専門会社である株式会社ヤマテンの猪熊氏が予測してるのだから間違いない。
例えば、下記は10月18日(木)13:00発表のもの。(※富士見パノラマリゾートウェブサイトより引用)
【10月19日】(金) 60%
北高型の気圧配置が続き、湿った空気が甲府盆地側から流れ込む。地面付近の水蒸気量がそこそこ多く、安定層もあるため雲海ができる可能性が比較的高いが、展望台付近で時折、雲に覆われる時間もありそう。
【10月20日】(土) 50~60%
弱い冬型の気圧配置となっていく。日中は上層に寒気が入っていき、大気が不安定な状態となるが、朝のうちは寒気の入りが弱く、比較的安定した層ができる見込み。
ただし、湿った空気の影響で展望台付近まで霧に覆われそう。雲の高度が予想より低ければ、展望台付近のみが雲の上となる、珍しい雲海となる可能性も。
雲海と紅葉、どちらも楽しんじゃおう!
雲海を楽しんだら(遭遇できなくても)、次はぜひ紅葉を。オススメはゴンドラ山頂駅から入笠山山頂を目指して戻ってくる約1時間50分のコース。山頂は360度の大パノラマが広がり、富士山、北・南・中央アルプスが見渡せる絶景! 雲海と紅葉という二大絶景を楽しめるなんて、かなり思い出深い休日になりそうだ。
●オススメルート
所要時間:約1時間50分
ゴンドラ山頂駅
↓ 10分
入笠湿原
↓ 10分
入笠山登山口
岩場コース
↓ 40分
入笠山山頂
岩場迂回コース
↓ 30分
入笠山登山口
↓ 20分
ゴンドラ山頂駅
【DATA】
●プレミアム雲海ゴンドラ
運行期間:9 月28日(金)~11月4 日(日)金・土・日・祝日運行
運行時間:5:30~(発券開始5:20~)
料金:往復大人1,650円、子ども800円、未就学児無料
問い合わせ:富士見パノラマリゾート(0266-62-5666)
http://www.fujimipanorama.com/
(出典:『ランドネ 2018年11月号 No.102』)
(K)
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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