
薪ストーブで冬のキャンプを快適に!選び方のポイント・おすすめの商品を紹介

FUNQスタッフ
- 2022年10月26日
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冬キャンプを快適に過ごすことができる薪ストーブ。暖かいだけではなく、雰囲気を盛り上げてくれる優れたアイテムです。しかし、初めて薪ストーブを購入する場合、どうやって選んだら良いのか迷われる方は多いでしょう。
今回の記事では、薪ストーブ初心者の方でも分かりやすいように、選び方や使用時の注意点などを紹介します。
薪ストーブの選び方
薪ストーブはさまざまな役割をもつアイテムです。選ぶときは使用目的を想定するのが大事です。冬のキャンプで何を重視するのか考えながら選んでいきましょう。
使う用途によって選ぶ
薪ストーブを購入する際は、何を目的に購入するのかが大切です。自分の使い方次第で、薪ストーブはさまざまな活躍をしてくれます。冬キャンプを一段と楽しむために、使用シーンを想定して購入しましょう。
暖かさ重視で選ぶ
薪ストーブの最大の魅力は、薪を燃やすことにより、大きな熱源を得られるところです。電気ストーブや石油ストーブなどもキャンプで利用されますが、薪ストーブはその中でも火力が強く、暖かさを得やすいのが特徴です。
冬キャンプはテント内が寒いと快適性が低くなり、低体温症になってしまう恐れもあります。薪ストーブを有効活用することで、大人数のキャンプでも快適に過ごせるでしょう。窓付きの薪ストーブを選んで、火の揺らめきを見ながらゆっくりするのもおすすめですよ。
料理で使うなら調理方法をチェック
暖かさを得られるだけではなく、調理も同時にできるのが薪ストーブの利点。主に天板の熱を利用して、調理をするタイプが多いです。調理器具を別で用意する必要がないのも便利ポイントですね。
天板を外せるタイプなら、直火調理も可能です。バーベキューやグリルのように薪ストーブを使いたい場合は、天板が動かせるものを購入しましょう。また、ピザ窯を備えた特殊な薪ストーブも販売されています。ご飯が炊ける釜タイプのものもあるので、調理を楽しみたい方は要チェックです。
テント内で使うなら煙突付きを選ぼう
テント内で薪ストーブを使用するのなら、煙突付きのものが絶対条件とも言えるでしょう。煙を外に排出できないと一酸化炭素中毒になる危険性があります。薪ストーブの中には、テント内の使用ができないものもあり、注意事項をよく読むようにしましょう。
煙突付きの薪ストーブを選ぶ際は、煙突の長さをチェックしてください。煙突の長さがテントと合っていないと、使用できなくなる可能性があります。テントが薪ストーブに対応しているかどうかも重要です。テントを熱から守る煙突ガードが搭載されているタイプなのかも調べておきましょう。
デザイン
デザイン性は薪ストーブの素材によって大きく左右されます。ステンレス製の薪ストーブは、スタイリッシュな見た目なものが多く、モダンな雰囲気でキャンプを彩ってくれます。また、ステンレス製は腐食しにくく、防サビ性もあるので薪ストーブ初心者でもお手入れが簡単にできます。しかし、熱伝導率が低いので暖まるまで少し時間がかかるのがデメリットです。
鉄製の薪ストーブは重厚感があり、使うほどに味がでる玄人向けのデザインです。鉄製は頑丈性に優れ熱伝導率が高く、遠赤外線効果によって暖まりやすいです。ステンレス製よりもコスパも高い場合が多いので、お財布にも優しいです。お手入れに手間がかかりますが愛着がわきますよ。
サイズ・重さ
薪ストーブのサイズは、薪のサイズや使う場所によっておすすめが変わります。販売されている薪は20cm〜25cmとさまざまです。使う薪と薪ストーブのサイズが適合していれば、薪を割る手間が省けます。
また、外に置くのか、中に置くのかでサイズ感も変わってきます。主に大型タイプは高火力なので外向け、小型タイプはテント内で使用するのに向いています。小型タイプは持ち運びがしやすく、軽量なのもポイント。
テントでストーブを使う際の注意点
薪ストーブは雰囲気がある反面、火を使うため多くの注意点があります。適切に使わないと怪我や命の危険があります。注意点を守って、安全に薪ストーブを使いましょう。
一酸化炭素中毒になる危険性
薪ストーブは煙突付きのものを除き、基本的にテント内やタープの下での使用を想定していません。特にテント内部は換気が十分でない場合が多く、煙突が設置できないタイプだと一酸化炭素中毒になる恐れがあり非常に危険です。
どうしても、テント内部で使用したい場合は、換気性能が高いティピー型のテントなら、薪ストーブが使える場合があります。室内で薪ストーブを使用する際は、自分のテントの特性をよく理解することがとても大切です。心配な方は煙突付きの薪ストーブを選び、テントから煙を排出できるものを選びましょう。
火の扱い方に気を付ける
薪ストーブは表面温度が約200度以上の高温になります。不用意に触れれば火傷してしまう可能性があります。薪ストーブの周囲にものを置いていると、燃え移って火事につながる危険性もあるでしょう。また、薪を新しく追加する際に火の粉が飛ぶ可能性もあります。
芝生の上でキャンプをするときは特に注意が必要です。冬キャンプは芝生が乾燥してとても燃えやすい状態になっています。薪ストーブの火がきっかけで、大規模な火災になる可能性もゼロではありません。火災を防ぐために、薪ストーブの土台はなるべく高いものを推奨します。
火の粉ガードをつける
薪ストーブの火の粉が飛ばないように、周囲に火の粉ガードを設置するのも大事です。火の粉ガードを設置していないと、テントの生地に穴が空いたり、素材によっては一瞬で燃え広がる場合もあります。火の粉は薪投入口以外にも、煙突から舞い上がるので、テントの素材は事前にチェックしておきましょう。
また、煙突部分はとても高温になるため、排出口が狭すぎるとテント生地が加熱されて、火災になる危険性があります。テント生地の加熱を防ぐために、排出口に煙突ガードが施されているものを選びましょう。
乾いた薪を使おう
薪ストーブで生乾きの薪を使うと、火の粉が飛びやすくなります。薪ストーブで使う薪は、3年間乾燥した薪が適切であると言われています。しかし、販売されている薪のなかには、商品の回転率を上げるために、生乾きのまま販売されているものもあるので注意が必要です。
生乾きの薪は温度が上昇しにくく、完全燃焼できるほど温度が上がりません。完全燃焼できないことによって火の粉が発生しやすくなり、火災の危険性が上がってしまいます。また、生乾きの薪以外にも、拾ってきた生木も火の粉が飛びやすいです。
おすすめの薪ストーブ14選!
薪ストーブは気を付けて使えば、冬キャンプの強い味方です。多くのメーカーから販売されているので、魅力もさまざまです。ここでは、おすすめの薪ストーブを10個紹介します。
Ozpig(オージーピッグ) ファイヤーサイドエディション
薪火料理を楽しむための機能と、簡単に持ち運びできるポータブル性を備えたクッキングファイヤーピット。安全に焚き火を楽しむために、シンプル&ストロングをコンセプトにオーストラリアで開発されました。庭で薪火クッキングを楽しむ日常使いや、フィールドに連れ出してワイルドに楽しむ休日キャンプにも活躍します。
- メーカー参考価格:42,900円
- 本体サイズ:W580×D545×H1570mm(延長レッグ、煙突含む)
- 炉内サイズ:W309×D332×H327mm
- 総重量:18.63kg
- 材質:スチール、スチールパイプ
Mt.SUMI(マウントスミ)アウトドア薪ストーブ オーラ
広い窓で3方向から炎の揺らぎを楽しむAURA一番の特徴は、前面のワイドガラスと左右のガラスで炎をじっくりと眺められること。横に広いのでゆったりと燃える炎の燃え方が美しいのが魅力。横型なので天板が大きく、お鍋をいくつも使って料理することが出来ます。
煙が少なくなる燃焼方法によって、他の利用客の迷惑になりにくくなってます。燃焼している火が、煙突の中に直接はいらない構造となっているため、煙突部分が熱くなりすぎるのを防ぎます。
- メーカー参考価格:59,840円
- サイズ:外寸(展開時・煙突含まず)W55 × D40.2 × H48.1cm、外寸(脚&グリッド&煙突立ち上げ含む)W74.7 × D40.2 × H53.5㎝、燃焼室 W41 × D32.5 × H約22cm
- 重量:18.4kg(本体のみ)
- 素材:(本体)鉄、(煙突、火かき棒、煙突固定リング、グリット)ステンレス、(耐火煉瓦)セラミック
ユニフレーム UFペレットストーブ
着火材に火を着けたら本体扉を閉めるだけで安定的に燃焼する、簡単操作のアウトドア用ペレット燃料ストーブ。使い終わったら少量の残留灰を捨てるだけの簡単清掃で後片付けもラクラク。
天面の表面温度は最大約350℃に達するので、鍋やフライパンを載せての調理が可能です。
- メーカー参考価格:49,900円
- サイズ:使用時:約24×55×258(高さ)cm、収納時:約21×55×37(高さ)cm
- 重量:約9.1kg
- 素材:本体:鉄・ステンレス鋼、燃料タンク・煙突(Φ6×30cm×8節)・排気トップ:ステンレス鋼、脚:鉄・クロームメッキ
モキ製作所 俺のかまど
プラモデル感覚で自分で組立てられる、組立式無煙かまど。
使い込んだ分だけ味が出て時には耐熱塗料でカスタマイズすることも可能。
付属の羽釜セットで炊きたてご飯を楽しんだり、お手持ちの網を乗せれば肉や野菜を焼くこともできます。ぜひ俺流の使い方をしてみてください。
- サイズ:W19 × D33 × H27 cm
- 重量:6.6 kg
Deelight ワーク タフ ストーブ [WTS500]
初心者にも、こだわりキャンパーにもおすすめの、軽量で扱いやすいワークタフストーブ。暖をとるためだけでなく、「焼く・煮る・炒める」など全てこなせる万能型の調理器具としても使用可能。さらにフロント・サイドに設置された大きな耐熱ガラスの窓から中の炎を、存分に眺め、楽しむことができます。
- サイズ:組立て時:約幅40×奥行54.5×高さ266cm(煙突、パーツ含む)/収納時:約幅26×奥行50×高さ30cm/脚の高さ:約24cm
- 重量:約10kg
- 素材:本体:ステンレススチール/ガラス部位:耐熱ガラス(正面ドア窓、サイド窓)/収納バッグ:ナイロン
G-Stove(ジーストーブ)ヒートビュー 薪ストーブ
ノルウェーで誕生したアウトドアブランドの薪ストーブです。煙突部分と煙突蓋、スクレーパーを本体の中に収納でき、脚部分も折りたたみできるので、コンパクトに持ち運びができますよ。
暖かさを得ることはもちろん、天板の上に調理道具を乗せて料理することも可能です。空気調節口が搭載しているため、火の強弱も調節可能です。耐熱ガラスからは揺らめく炎が見られます。
- サイズ:約42×42×236cm
- 重量:約10kg
- 素材:ステンレス
PETROMAX(ペトロマックス) ロケットストーブ
独自構造により強い火力を誇る薪ストーブです。燃焼効率に優れ、蓄熱力も高いので常に高温状態を保ちます。屋外で使用するのにぴったりの持ち運びハンドル付きです。コンパクトな形状をしていますが、重さもあるので風のある日でも安心ですね。
煙突はありませんが、上部に穴が空いた円形構造をしているため、直火でケトルや鍋を置けます。ススが付く可能性があるので、メンテナンスしやすい調理道具と併用しましょう。
- サイズ:23.5×23.5×33cm
- 重量:7.5kg
- 素材:ステンレス
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) KAMADO(かまど)煙突ガラス窓付角型ストーブ
ゆらめく炎を見れる大型窓付きなので、雰囲気を重視する方にもおすすめな薪ストーブです。3段階に高さ調節可能な煙突が搭載しているので、排出口のあるテントとの相性もバッチリです。バーベキューができるアミと、大小2つの五徳によって調理の幅も広がります。ネジを使わないで設営できるのも安心ポイント。
扉が2つ付属しているため、薪の調整がしやすくなっています。脚部分が2段階調整できるおかげで、火の粉対策にもなります。専用の収納バッグによって持ち運びも楽にできますよ。
- メーカー参考価格:42,000円
- サイズ:ハイ/約600×510×1070・1415・1770mm、ロー/約470×360×830・1180・1530mm
- 重量:約10kg
- 素材:鉄
ogawa(オガワ) ちびストーブ
煙突部分や台座部分を分解して、本体の中に収納できるコンパクトな商品です。専用の持ち運びキャリーバッグが付属しているのも便利ポイントです。調理に使えるロストルや、火ばさみ、炭を入れられる火ビツが付属しています。
- メーカー参考価格:38,280円
- サイズ:28×40×150cm
- 重量:約5.2kg
- 素材:本体/鉄板(0.6mm厚)、煙突/ステンレス、脚/スチール(径19mm)
ホンマ製作所 ステンレス時計1型薪ストーブセット
防サビ性の高いステンレス製の薪ストーブです。ステンレス製ですが暖まりの速さに優れています。薪ストーブの天板には鍋やケトルなどの調理器具や、羽釜もセット可能です。火力の強さにも定評があり、20分ほどで3升のご飯を炊き上げられ、30リットルのお湯も沸かすことができます。
コンパクトで軽量性にも秀でているため、持ち運びもしやすいです。薪ストーブに必要なものは全部セットになっているので、初心者でも簡単に使用できますよ。
- メーカー参考価格:14,280 円
- サイズ:400x600x345mm
- 重量:6.6kg
- 素材:ステンレス
柳沢林業 大人の隠れ家 薪ストーブ
ピザ窯機能が付いている、調理好きにはたまらない薪ストーブです。独自の二重構造によって燃焼効率を飛躍的にアップさせています。ピザ窯内を均一に燃焼させることによって、焼きムラなく美味しく焼き上げられます。上蓋が取れるので、アミを置いてバーベキューなども楽しめますよ。
高火力でありながらコンパクトなキューブ型におさまっています。軽量性を向上させるために、鉄板を薄くすることで、持ち運びもしやすくなっています。鉄製で耐久性にも優れているので、アウトドアシーンにピッタリです。ネジを使わない組み立て式のため、初めてでも設営が簡単にできます。内部がコの字型をしているおかげで、灰の後処理も楽々です。
- サイズ:組み立て後/約30×260×300mm(脚含む/煙突含まず)
- 重量:約10kg
- 素材:鉄
Tomount 薪ストーブ
空気の入れ替えもしてくれる底面灰皿によって、灰の後処理も簡単にできる薪ストーブ。天板を外して直火による調理も可能です。スクレーパーを使えば直接薪をかき回して調節できるようになります。左右には濡れたものを乾かす用の棚が付属。ストーブを持ち運ぶ際にも役に立ちますよ。
- サイズ:収納時/約19×38×19cm
- 重量:8kg
- 素材:ステンレス
Soomloom(スームルーム) 薪ストーブ
頑丈さに優れたステンレス製なので、サビに強い薪ストーブです。薪ストーブの窓は熱に強く、ススなどによる汚れを防ぐガラス素材を使用しているため火力の確認がしやすく、雰囲気を楽しみたい人にもおすすめの商品です。
天板部分に調理道具も乗せられ、簡単な調理も可能です。脚部分と両サイドに付属しているシェルフなどは折りたたみ式のため、設営や撤収作業がしやすくなっています。煙突部分もパーツによる組み立て式なので、メンテナンスもしやすいですよ。
- サイズ:510×460×2550mm
- 重量:10kg
- 素材:ステンレス鋼
ホンマ製作所 薪ストーブ クッキングストーブ
遠赤外線効果が高い黒耐熱塗装が、クールな印象を与えてくれる薪ストーブ。ハイタイプなら地面との距離を取ることができます。煙突部分には熱伝導率の低いステンレスを採用。天板を外して羽釜を装着することも可能です。重厚な見た目に反し、薪ストーブのなかでは軽量性に優れているのもポイントですね。
- メーカー参考価格:12,100円
- サイズ:35×35×108cm
- 重量:7kg
- 素材:ステンレス鋼, 合金鋼
薪ストーブを使用できるテント
薪ストーブをテント内で使うのなら、素材や煙突口部分など機能面は要チェックです。事故を起こさないためにも、テントを購入する際はスペックを必ず調べましょう。
以下記事では、薪ストーブが使用できるテントを紹介しているので、ぜひご覧ください。
冬でも快適なキャンプライフを!
薪ストーブの選び方や注意点、おすすめの商品を紹介しました。
- 薪ストーブは高火力で暖かい
- 薪ストーブの天板ではさまざまな調理が可能
- テント内で使用する際は換気や煙を排出することが大切
料理も楽しめる薪ストーブ。冬キャンプに持っていけば、快適にキャンプができますよ。お気に入りの商品を見つけたら、薪ストーブでキャンプを盛り上げましょう!
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