登山におすすめのインナーとは?快適な登山を実現するインナー13選!
FUNQスタッフ
- 2023年02月17日
登山中は服を重ね着することで、気候や体温の変化に対応します。一番上に着るアウターの性能は、もちろん重要ですが、それと同じくらいインナーの性能も重要です。
しかし登山経験の少ない方の中には、多数のアイテムの中から「どんなインナーを選ぶべきなの?」と、疑問に思う方もいますよね。そんな疑問に答えるべく、当記事では以下の内容を解説します。
- 登山用インナー選びのポイント
- 登山におすすめのインナー13選
登山用のインナーはベースレイヤーとも呼ばれ、重ね着のなかでは最も肌に近く、重要なアイテムです。うまく選ばないと、体温調節がうまくできず、危険な状況になることも…。
当記事を読めば、登山用インナー選びのポイントがバッチリわかります。あなたにピッタリなインナーも紹介するので、安全で快適な登山をしたい方は、ぜひ最後までお読みください!
登山におすすめのインナー13選
ここでは、男女別に登山におすすめのインナー(ベースレイヤー)13選を紹介します。あなたのお気に入りのアイテムを、ぜひ見つけてください。
メンズ用
■patagonia(パタゴニア) キャプリーン・ミッドウェイト・クルー
リサイクル・ポリエステル100%を使用した、SDGsなインナーです。保温性や吸収速乾性があるだけでなく、防臭加工もされているので、幅広い季節の登山に適しています。親指にひっかけるループがあり、重ね着しても袖が捲り上がらない設計も、うれしいポイント。
- メーカー参考価格:9,900円
- 素材:リサイクル・ポリエステル100%
- サイズ:XS〜XXL(6サイズ)
- カラー:5色
- おすすめの季節:春・夏・秋
■MIZUNO(ミズノ) ブレスサーモアンダーウエアEXクルーネック長袖シャツ
ミズノ独自の吸湿発熱素材「ブレスサーモ」は、体が発する水分を吸収し、発熱効果をもたらします。発熱した空気は繊維に取り込まれるため、ドライな着心地もキープ可能。裏起毛やフラットな縫製のおかげで、温かく快適な肌ざわりになっています。
- メーカー参考価格:6,050円
- 素材:ポリエステル90%・合成繊維10%
- サイズ:S〜LM(6サイズ)
- カラー:ブラックのみ
- おすすめの季節:秋・冬
■MILLET(ミレー) ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
いつものインナーの下に着用すれば、汗冷えの不快感を極限まで減らして、いつまでもドライな着心地を維持できます。季節に関係なく、登山では避けるべき汗冷えに、しっかりと対策したい人におすすめです。夏に最適なノースリーブのタイプもありますよ。
- メーカー参考価格:5,830円
- 素材:ポリプロピレン66%・ナイロン28%・ポリウレタン6%
- サイズ:S〜XXL(3サイズ)
- カラー:4色
- おすすめの季節:オールシーズン
■LAPASA(ラパサ) メリノウール インナー 【薄手・中厚】 M31
100%メリノウールには保温性と除湿性があり、汗冷えを軽減して、温かい着心地で快適に登山ができます。生地は4方向ストレッチなので、激しい運動も対応可能。真冬の登山や標高の高い山にチャレンジするときに、バッチリ活躍してれるインナーでしょう。
- 素材: メリノウール100%
- サイズ:S〜3XL(6サイズ)
- カラー:4色
- おすすめの季節:秋・冬
■Woolpower(ウールパワー) クルーネック ライト
快適な着心地を生み出す工夫が強く感じられる、メリノウール主体のハイブリッドインナーです。肌が弱い方のことを考え、縦方向の縫い目は背中に配置しています。またラグラン袖にして、ザックのショルダーハーネスで縫い目と肌が擦れない設計も、うれしいポイント。
- メーカー参考価格:9,680円
- 素材: メリノウール80%・ポリアミド20%
- サイズ:XSS〜XL(6サイズ)
- カラー:3色
- おすすめの季節:秋・冬・春
■finetrack(ファイントラック)ドラウトクアッド ロングスリーブ
インナーに必要な吸収速乾性だけでなく、通気性や生地強度も抜群。特殊なポリエステル繊維加工によって、半永久的に吸汗性能が続きます。またUVカット性能もあり、紫外線から肌を守ることも可能。さらに抗菌防臭で、長い山行でもニオイが気になりません。
- メーカー参考価格:6,160円
- 素材:ポリエステル63%・複合繊維37%
- サイズ:S〜XXL(5サイズ)
- カラー:5色
- おすすめの季節:春・夏・秋
■finetrack(ファイントラック) ドライレイヤー ベーシックT
インナーのさらに下に着ることで汗冷えを抑え、快適な着心地を保ち続けられる、メッシュのインナーです。独自の撥水技術により、150回洗濯しても性能が落ちません。ニオイの原因菌をほぼ100%抑制できるため、長い道のりの登山におすすめ。
- メーカー参考価格:4,620円
- 素材:ポリエステル100%
- サイズ:S〜XXL(3サイズ)
- カラー:3色
- おすすめの季節:オールシーズン
■finetrack(ファイントラック) メリノスピン ライトロングスリーブ
メリノウールとポリエステルで作られた、ハイブリッド素材のインナーです。メリノウールの保温性とポリエステルの吸収速乾性を兼ね備えており、幅広いシーズンに対応可能。抗菌・消臭性能を強化し、繰り返し洗っても、効果が持続します。
- メーカー参考価格:8,140円
- 素材: ポリエステル63%・メリノウール37%
- サイズ:S〜XL(4サイズ)
- カラー:2色
- おすすめの季節:秋・冬・春
レディース用インナー
■WACOL(ワコール) CW-X セカンドボディ2.0
さまざまな運動シーンに対応する設計のインナーなので、フィット感と動きやすさが抜群。もちろん登山に必要な、吸収速乾性とUVカット性能も備えています。抗菌防臭加工があるので、長時間の登山になってもご安心ください。
- メーカー参考価格:5,500 円
- 素材: ポリエステル90%・ポリウレタン10%
- サイズ:S〜L(3サイズ)
- カラー:3色
- おすすめの季節:春・夏・秋
■ONYONE(オンヨネ) メリノPP レディスロングスリーブ 厚手
独自のハイブリッド素材が高い速乾性能を実現しています。厚手のインナーは、保温性があり、-10℃の冬登山にも対応可能。伸縮性に優れた生地は、動きを妨げないカッティングなので、動きやすさも抜群です。
- メーカー参考価格:9,350 円
- 素材: ポリエステル60%・ポリプロピレン25%・メリノウール15%
- サイズ:S〜O(4サイズ)
- カラー:4色
- おすすめの季節:秋・冬
■MILLET(ミレー) 【ウィメンズ】アイラ II クルー ロングスリーブ
リサイクルポリエステル素材のインナーは、心地よい肌触りを実現しています。吸収速乾性と「UPF50+」のUVカット性能を兼ね備えており、紫外線量の多い季節の登山でも、肌を守ることが可能。普段使いもでき、女性におすすめのインナーです。
- メーカー参考価格:8,690円
- 素材: リサイクルポリエステル100%
- サイズ:XS〜L(4サイズ)
- カラー:3色
- おすすめの季節:春・夏・秋
■MILLET(ミレー) 【ウィメンズ】ドライナミック スルー タンク
インナーの下に着用することで、吸収速乾性と快適な着心地を高められる、タンクトップ型のアンダーウェアです。目立ちにくい立体のメッシュ構造が、抜群の通気性を実現しています。夏の汗だけでなく、冬の蒸れが気になる人にもおすすめ。
- メーカー参考価格:3,960円
- 素材: ポリエステル90%・ポリウレタン10%
- サイズ:S・M(2サイズ)
- カラー:2色
- おすすめの季節:オールシーズン
■finetrack(ファイントラック) ドライレイヤーウォームブラトップロングスリーブ
秋冬の重ね着をシンプルにする、アウトドア女子のためのインナーです。普段着ているインナーの下に、ブラトップとして着用できるので、重ね着のストレスがありません。吸収速乾性はもちろん、他にも多くの性能がある点も魅力的なアイテム。
- メーカー参考価格:8,800円
- 素材: 本体 ポリエステル90%・ポリウレタン7%・複合繊維(ポリエステル)3%
ブラ部分 ナイロン88%・ポリウレタン12% - サイズ:S〜L(3サイズ)
- カラー:1色
- おすすめの季節:秋・冬
登山用インナー選びのポイント
ここでは、登山用のインナー選びのポイントを紹介します。以下の2つのポイントを、順番に解説します。
- インナーを使う季節で選ぶ
- 素材で選ぶ
インナーを使う季節で選ぶ
登山用のインナーは、季節によって選ぶものを変えましょう。なぜなら、登山用インナーには「どの季節でも必要な性能」と「季節によって必要な性能」の2つの性能があるからです。
それぞれの性能について、もう少し詳しく解説します。以下を読んで、季節に応じて選ぶべきインナーのポイントを確認してください。
どの季節でも必要なインナーの性能
どんな季節にも必要な性能には、次の2つがあげられます。
- 吸収速乾性:汗を吸い取って、素早く乾燥する性能
- UVカット性能:空から注ぐ紫外線から、肌を守る性能
山の上では体温を維持するために、インナーには「吸収速乾性」が必要です。吸収された汗が速く乾くことで、快適な着心地が続き、体温の低下を防ぎます。
また「UVカット性能」も、季節を問わず高いほうがいい性能です。天気のいい日が続く夏はもちろん、冬の雪山も紫外線の量は多くなっています。標高の高い山では、いつでも紫外線対策が必要です。
季節によって必要なインナーの性能
購入する前には「吸収速乾性」と「UVカット性能」以外の、季節ごとに重視すべき性能もチェックしましょう。以下では「夏」「冬」「春秋」の3つに分けて、見るべきポイントをお伝えします。
- 夏:防臭性能(ニオイが気になりやすいため)
- 冬:防寒性能(低い気温への対策をするため)
- 春秋:バランスのよい性能(さまざまな状況に対応するため)
夏は通気性の高いインナーだと、より快適に過ごせます。また冬でも発汗量の多い人は、抗菌・防臭効果のあるインナーがおすすめです。穏やかな日が多い春秋でも、どんな山に登るかでインナーを変える必要もあるでしょう。
登山に行く前は、天気予報もしっかり確認してください。単に季節だけでなく、当日の気温や天候も考慮して、適切にインナーを選ぶことが重要です。可能であれば、予備のインナーも持参しましょう。
素材で選ぶ
登山用のインナーを選ぶときは、素材を見ることも重要。素材によって特性が異なり、性能に大きく影響するからです。
登山用インナーには、以下の3つのタイプがあります。順番に詳しく見ていきましょう。
- 化学繊維
- 天然繊維
- ハイブリッド(化学繊維と天然繊維)
インナーの素材①:化学繊維
登山用のインナーにおすすめなのは、ポリエステルです。なぜなら、水となじまない性質があり、吸収速乾性に優れるからです。
ポリエステルは登山用インナーとして、最も一般的な素材であり、多数の登山用品ブランドが採用しています。また豊富なバリエーションがあり、ブランド独自の加工によって、性能の差別化も行われている素材です。
インナーの素材②:天然繊維
登山用のインナーに使用される天然繊維は、メリノウール(メリノ種の羊毛)が主流です。優れた吸汗性があり、多少の水分を含んでも、汗冷えが起こらない保温性があります。
セーターに使用されるウール(羊毛)とは異なり、生地が薄いところも、人気が高い理由です。メリノウールは肌触りがよく、天然の抗菌・防臭効果もあります。
ちなみに下着などに使われる綿は、吸水性が抜群の天然繊維です。しかし乾きにくく、汗冷えを起こす可能性があるため、登山には適していません。
インナーの素材③:ハイブリッド(化学繊維と天然繊維)
数あるアイテムの中には、化学繊維と天然繊維の2つを織り交ぜたインナーもあります。こうしたハイブリッド素材のインナーは、性能のバランスがよい点が特徴です。天然繊維の耐久性の弱さを、化繊と混ぜることで補い、耐久性がありながら着心地の良さと機能性を両立しています。
化学繊維の速乾性に、天然繊維の保温性や肌触りのよさが加わることで、幅広いシーンに対応できます。
登山用インナー選びのまとめ
ここまでは、登山用インナー選びのポイントを確認しました。季節への対応を考えて、性能や素材を選ぶことが重要です。1枚のインナーでは、あらゆる季節に対応できないので、複数持っておくことをおすすめします。
もっと具体的に、登山用インナーのことを知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。夏と冬の登山ウェアのレイヤリング(重ね着)を、詳しく解説しています。
初心者の方に、夏登山の服装の基本を解説!登山の服装の知識を深めましょう。
冬でも快適に過ごせるコーデはこちら!ぜひチェックしてください。
登山用のインナーを着て、快適に登山を楽しもう
登山に行くなら、山でも快適に過ごせるインナーを選びましょう。インナーがあなたの登山に適していなければ、快適に過ごせないだけでなく、汗冷えで体温が奪われ危険です。季節に合わせて、複数のインナーを準備しましょう。
紹介したポイントを踏まえて、おすすめのインナーから、ぜひあなたに最適なアイテムを見つけてください。よいインナーが見つかれば、さらに登山が楽しくなりますよ。
以下の記事では、インナーのメンテナンス方法を紹介しています。肌触りや質感をできるだけキープしながら着たい方は、ぜひ参考にしてください!
登山用品を充実させたい方に向けて、おすすめのアイテムを以下の記事で紹介しています。さらに安全で快適な登山を目指す方は、ぜひチェックしましょう!
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