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その日にできる「バックパック」の片づけ方│ランドネ山大学ONLINEテキストブック

一日の山歩きを終えたあとに自宅でできる

簡単なメンテナンスを長谷部雅一さんに教えてもらいました。

次の山歩きの準備がすごくラクになります!

その日にできる「バックパック」の片づけ方

必要な物を入れて運ぶため、使用中の負担が大きいバックパック。何種類もの生地、スト
ラップやヒモなどの構成パーツが多いので、チェックをしっかり!

使うケミカル

モンベル/O.Dメンテナンスマルチクリーナー

ケミカル類はすべて裏面に表示してある成分や使用上の注意を読んでから使用する。マルチクリーナーは全般に使用できるのであると便利

1 汚れ、破損を確認する(チェック)

使用した山道具をバックパックから取り出しながら、バックルやフックなどのプラスチック部分、本体生地の破れなどを見る。サイドポケットは意外と砂や小さなゴミが残っていることが多いので、ひっくり返したり、指を置くまで入れて、きちんと取り除いておく

2 破損は修理して、目立つ汚れは部分洗いする

ストラップが切れていたり、本体生地が破れていたり、プラスチックパーツが破損しているときはメーカーなどに持ち込んで修理をする(多くのメーカーは正規購入品のみ対応)。本体生地が擦れや紫外線による劣化ならば、買い替え時期だ。

部分的な汚れは洗面台で部分洗い。洗剤は裏面の使用注意や原材料を読んで、問題なければ使用可能。アウトドアファブリック用のマルチクリーナーを使用すれば、ほぼ問題なし。全体に汚れているときは手洗い。型崩れするので洗濯機はNG

3 吊り下げて保管しておく

アウトドアファブリックは丈夫な素材だが紫外線や湿気に弱いので、使用中以外はそれらを避ける環境に置く。負担が少ないように、ヒモ類はゆるめて、ハンガーなどに吊り下げて保管する。部分洗いをしたときは吊り下げて陰干しし、乾いたらそのまま保管する

メンテナンスの基本は3つ

帰宅後のメンテナンスは 20-30分でできる

山をたくさん歩いて、満足する一日をすごしたあと、その余韻を楽しみながら、いっしょに歩いた山道具たちもお手入れしておきたい。それなリに疲れもあるし、片付けとなると億劫になってしまうこともある。ではどの程度のお手入れをしておけばいいのかっ「普段は、片付ける流れのなかでできるくらいのメンテナンスをしておくだけでいいんです。シューズ、バックパック、レインウエアなら20~30分くらいでできます」そう教えてくれるのは長谷部雅esさん。

基本は3つ。破損や汚れの「チェック」、それぞれに合わせた簡単な「メンテナンス」、山道具に負担をかけない「保管」だそう。

「破損を見つけておけば、次の山歩きまでに修理できますし、メンテナンスや正しい保管をしておけば、山道具が長持ちするだけでなく、思わぬ破損のリスクも減ります。準備のときに破損を見つけてしまうと、バタパタになってしまいます。

この普段の簡単メンテナンスは慣れてくると、何も考えずにできることばかリ。習慣になってしまえば、次の山歩きのときに心にも時間にも余裕がでて、さらに楽しい一日なると思います」

教えてくれたのは

アウトドアプ ロデューサー/ネイチャーインタープリター

長谷部雅一さん

イベントやツアーのコーディネイトから運営を行なう。ファーストエイド講習やメンテナンス講習も開催

ランドネ山大学ONLINE「その日にできる山道具の片付け方」は3月31日20時~公開

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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