バックパック選びはココをみて!Mt.ランドネメンバーから寄せられたお悩みをプロに相談【前編】
ランドネ 編集部
- 2023年04月20日
バックパック選びや使い方に悩みはつきものです。今回は、ランドネの会員サービス「Mt.ランドネ」メンバーからお悩みを募集。バックパックに精通し、登山経験も豊富な「さかいやスポーツ」の横田さんに相談しました。バックパック選びの‟困った”や、登山中にありがちなストレスを解決するヒントがきっと見つかるはずです。
教えてくれた人
さかいやスポーツ 横田修宏さん
東京さかいやスポーツで営業係長をつとめる横田さん。幼少期からボーイスカウトで山やキャンプを楽しんでおり、現在は息子と登山やキャンプに出かけている。愛用しているバックパックは、パタゴニアのアセンジョニストパック30。
自分に合うバックパック選びのコツは?
「お店でバックパックの背負い心地を試しても、どれが自分に合うのかよくわかりません。チェックするポイントを教えてほしいです」(登山歴3年・りんごさん)
——目的や体力、レベルに合ったアイテムを見つけて
背面長が合っていて、重い荷物を入れて背負った時に肩甲骨が当たらないものを選びましょう。肩甲骨が当たると登山中のストレスになります。
自分の目的とバックパックのカテゴリーが合っているかも重要。たとえば、登山なのにデザイン性重視でクライミングパックを選んだり、荷物が重いのに軽量なバックパックを選ぶのはNG。登山スタイルや体力、レベルにあった選択がポイントです。
背負ったまま荷物を取り出したい!
「行動中にバックパックを下ろしたり背負ったりするのが面倒です。荷物にアクセスしやすいバックパックはありますか?」(登山歴約12年・クルさん)
——カリマー「リッジ」やミステリーランチ「ブリッジャー」がおすすめ
カリマーのモデルはサイドポケットがウエストベルトとほぼ同じ高さにあるため、背負いながらでもボトルや行動食を取り出せます。
例:カリマー「リッジ30+」など
https://www.karrimor.jp/category/ITEM/501099.html
最近は、トレイルランニングパックのようにショルダーベルトにポケットが付いているモデルも。ウエストベルトのポケットと合わせれば、小物をたっぷり収納できます。
例:ミステリーランチ「ブリッジャー35 W‘s」など
https://www.mysteryranch.jp/detail/19761530
さまざまな登山スタイルを楽しむためのおすすめ容量は?
「バックパックの軽量化を検討中です。行程時間が短い山行もあれば、山ごはんを楽しむために荷物をたっぷり持っていくことも。おすすめの容量は30ℓくらいでしょうか?それとも、20ℓと30ℓのもの、ふたつ購入するべきでしょうか?」(登山歴1年・リスさん)
——はじめは30L、必要に応じて買い足そう
はじめは、予算も考慮して大は小を兼ねる30ℓを選び、のちに小さくて軽量な20ℓを追加するのはいかがでしょうか。
ゆくゆくは、20ℓと30ℓのふたつあるとよいでしょう。荷物が少ないときは20ℓを使って軽量化し、荷物が多くて重い山行にはしっかりとした背負い心地の30ℓバックパックを使うなど、スタイルに合わせた使い分けがおすすめです。
さかいやスポーツ
約70年の歴史をもつ、東京神田神保町の登山・アウトドアショップ。なんでもそろう品揃えの良さや、経験と知識が豊富なスタッフさんが頼もしい。初心者から上級者まで、幅広いレベルのアウトドア好きに信頼されている。
バックパック取り扱い店舗はこちら
エコープラザ
東京都千代田区神田神保町2-30 昭和ビル1F
TEL:03-3262-0583
営業時間:11:00〜20:00
定休日:年中無休(元旦を除く)
https://www.sakaiya.com/
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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