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登山用浄水器おすすめ15選!綺麗な水を手に入れる術を伝授

山で水を飲むとき、あると便利なのが登山用浄水器。山の水は浄水せずに飲むと危険なので、浄水器を利用しておくと安心です。

しかし、登山用浄水器には種類が豊富にあるため、選ぶ際に悩んでしまう方も多くいるでしょう。種類によって除去できる細菌なども異なるため、適した浄水器を選ぶ必要があります。

そこで今回は、登山用浄水器の選び方やおすすめ商品を紹介します。コンパクトに持ち運べるタイプも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

登山に浄水器は必要?

登山に浄水器が必要かどうかは、登山のスタイルや目的によって異なります。

飲料用の水道水が整っている場所であれば、浄水器は必要ありません。しかし、川などで水を確保するのであれば、安全のために浄水器で浄化させてから飲むのがおすすめ。

浄水器は登山だけでなく、キャンプなどのアウトドアシーンでも活用できるため、持っておいて損はないでしょう。

川や雨水を飲むなら必要!

川や雨水には、下痢や食中毒を引き起こす細菌やウイルスが含まれている可能性があります。

おもに、以下のような細菌が川や雨水に存在しています。

  • 大腸菌
  • サルモネラ菌
  • カンピロバクター
  • アメーバ

上記のような細菌やウイルスに感染すると、下痢、嘔吐、発熱、腹痛などの症状に悩まされる場合も…。浄水器を使用すれば、活性炭フィルターなどにより、細菌やウイルスを除去することができます。

登山用浄水器を持参するメリット

登山に浄水器を持っていくメリットは、以下の通りです。

  • 現地で飲み物を調達できる=荷物を減らせる
  • 沸騰するよりも早く綺麗な水を手に入れられる
  • 万が一の震災時などにも活用できる

登山では場所により、水場が限られている場合があります。しかし、浄水器を持っていれば、現地の水をろ過して飲めるので便利です。水筒などに水を運ぶ必要がなくなり、荷物を減らす役目にもなるので魅力的です。

さらに、浄水器は沸騰させるよりも早く綺麗な水を手に入れられるのもポイント。沸騰させるには時間がかかり、火を起こすための燃料も必要になります。

また、浄水器は登山だけでなく、万が一の震災時などにも活用できるので便利です。震災後、水道が止まってしまう場合があるため、浄水器があれば安全な水を確保できます。

登山用浄水器の選び方

いざ登山用浄水器を選ぼうとしても、とくに初心者は迷ってしまうのではないのでしょうか。

登山用浄水器を選ぶとき、以下のポイントを把握しておきましょう。

  • タイプで選ぶ
  • ろ過材で選ぶ
  • メンテナンスのしやすさで選ぶ
  • サイズで選ぶ
  • 浄水効率で選ぶ

以下の項目で、1つずつ解説していきます。

タイプで選ぶ

登山用浄水器は、大きく分けて以下の4つのタイプがあります。

ストロータイプ

ストロータイプは、浄水器に付いたストローを水に差し込み、ストローから直接飲むことができます。軽量でコンパクトなため、持ち運びに便利です。

持ち運びやすい魅力がありますが、浄水に時間がかかってしまうので注意しましょう。

ポンプ式

手動でポンプを押して浄水するのがポンプ式。一度に多くの水を浄化できるため、家族で使いたい方におすすめです。

ポンプ式は容量を重視している方に適していますが、サイズが大きいのが難点。また価格も高めなので、持ち運びやすさとコスパを求めている方は注意してください。

ボトルタイプ

ボトルタイプは、水をボトルに入れて、浄水器にセットして浄水する方法。ストロータイプやポンプ式よりも浄水能力は低いですが、手軽に使用できるので初心者におすすめです。

ただし、商品によっては水道水専用タイプのものもあるので、購入する際はアウトドア用と間違えないようにしましょう。

吊り下げ式

容器に水を入れて、木の枝などに吊り下げて重量により浄水するのが吊り下げ式です。

ポンプタイプのように手動で浄水する必要がないので、初心者でも手間なくできます。

ただし、ストロータイプと同様、浄水が完了するまで時間がかかるのが難点。すぐに飲めるように、余裕をもって浄水しておくとよいでしょう。

ろ過材で選ぶ

登山用浄水器を選ぶ際、使用されている「ろ過材」をみるのも重要です。

登山用浄水器のろ過材には、おもに以下の種類があります。

  • 活性炭
  • 中空糸膜
  • イオン交換樹脂
  • 不織布

種類によって取り除く匂い・不純物が異なるので、適したタイプを選びましょう。

活性炭

石炭・ヤシ殻などを原料として作られているのが活性炭。水道用の浄水器にも使用されている場合が多く、水の匂いや不純物を取り除いてくれます。

活性炭を採用している浄水器は安価なので、コスパを求めている方におすすめです。手軽に登山用浄水器を手に入れたい方は、活性炭のろ過材を使用しているタイプを選んでください。

ただし、細菌やウイルスは除去できないので注意しましょう。川や湖などの水を安心して飲むなら、細菌やウイルスなども同時に除去できるろ過材を探すとよいです。

中空糸膜

中空糸膜は、浄水処理場や病院などでも使用されているろ過材です。多くの糸が束になっており、細菌やウイルスなどを取り除いてくれます。活性炭よりも細かい汚れや細菌を除去できるため、より水質のよい水を飲みたい方におすすめです。

中空糸膜は安全性に優れていますが、他の種類より高価なので、コストを抑えたい方には適していません。

イオン交換樹脂

イオン交換樹脂は、水中のイオンを交換して、有害なものから無害な水へと変えてくれます。他の種類よりも寿命が4〜5年と長いので、頻繁にフィルターを交換する手間がかかりません。

さらに水を細かい単位まで浄化できるため、質のよい水を飲みたい方におすすめです。イオン交換樹脂を採用している製品は多くありませんが、水質にこだわっている方は探してみるとよいでしょう。

不織布

細かい繊維によって、不純物を取り除いてくれるのが不織布です。比較的安価なので、コストを抑えたい方でも気軽に購入できるでしょう。

ただし、不織布はゴミなどの大きな不純物を取り除くタイプなので、単体でろ過材として使用されていません。

使用する際は、活性炭などのろ過材と一緒に組み合わせるのがよいでしょう。より安全に水を飲みたい方は、不織布と他のろ過材を組み合わせて使ってください。

メンテナンスのしやすさで選ぶ

登山用浄水器を選ぶとき、メンテナンスのしやすさにも注目しましょう。

登山用浄水器のメンテナンスは、大きく分けて以下の3つがあります。

  • 洗浄
  • フィルター交換
  • 本体清掃

メンテナンスはしっかり行わないと、浄水力が落ちてしまう可能性もあるので注意しなければなりません。

しかし、頻繁に使用しているとメンテナンスが面倒に思う方も少なくないでしょう。メンテナンスの手間を省きたい方は、メンテナンス不要のタイプを選ぶのもおすすめです。

また、中にはフィルター交換が簡単にできる製品もあるので、メンテナンスのしやすさを重視している方は探してみるとよいでしょう。

サイズで選ぶ

登山用浄水器を選ぶ際、サイズをみるのも重要です。登山では荷物の負担を軽減しなければならないので、できる限りコンパクトな製品かをチェックするのを忘れないでくださいね。

さらに、持ち運びやすさを求めるならストロー・ボトルタイプがおすすめ。他のタイプよりも軽量かつコンパクトなので、水を入れた状態で持ち運びしても負担がかかりません。

また、持ち運びやすさよりも容量の多さを重視するなら、たくさん入るポンプタイプを選ぶとよいでしょう。最近では、コンパクトな製品も販売しているので、持ち運びやすさ・容量の両方を求めている方は探してみてください。

浄水効率で選ぶ

登山用浄水器を選ぶ際には、浄水効率をみておくのも大切なポイントです。浄化効率のよさをみるとき、浄水量・浄化スピードをしっかりとチェックしておきましょう。

使い勝手のよさだけでなく、フィルター交換の手間を省くのであれば浄水量の多いタイプを選ぶのがおすすめ。浄水量が多いほどフィルターを交換する頻度が少なくなるため、とくに手間を省いて快適に使用したい方は探してみましょう。

また、短時間で水を確保するために、浄水スピードに優れているかをみるのも大切です。中には数分で浄水できるタイプもあるので、浄水効率を重視している方は探してみるとよいでしょう。

登山用浄水器おすすめ15選

ここでは、登山用浄水器のおすすめ商品を紹介します。

登山用浄水器おすすめ4選【カタダイン編】

まずは、カタダインが販売する登山用浄水器を紹介します。

KATADYN(カタダイン) ポケット12255

カタダイン(Katadyn)
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素材はアルミ・ステンレスを採用しており、頑丈に作られているので誤って落としても破損しません。フィルターの寿命は長く、手入れも簡単にできるので初心者におすすめ。バクテリアなど、さまざまな細菌を除去できるため、安心して使用できます。

  • サイズ:27×6cm
  • 重さ:580g

KATADYN(カタダイン) ビーフリー

0.1ミクロンの微細孔をもつ、ホロファイバーフィルターを採用。細かい微生物やバクテリアなどを除去できるので、安心して山の水が飲めます。重量はわずか65gと超軽量なので、持ち運ぶときも負担がかかりません。

  • サイズ:16.8×13.1x7cm
  • 重さ:65g

KATADYN(カタダイン) 高性能浄水器

さまざまな微生物、バクテリアなどを除去できる登山用浄水器。重量はわずか105gなので、持ち運びやすさを重視している方でも快適に使用できるでしょう。3Lも入れられるため、アウトドアだけでなく、災害用として購入しておくのもいいですね。

  • サイズ:23×7.5×44.7cm
  • 重さ:105g

KATADYN(カタダイン) マイボトル

カラフルなデザインが特長の登山用浄水器。1分間に約0.2L浄水できるので、比較的早く水が飲めます。水筒のような感覚で持ち運べるため、ザックなどに収納しても邪魔になりません。

  • サイズ:‎31.6×21.7×7.9cm
  • 重さ:約210g

登山用浄水器おすすめ4選【ソーヤー編】

次は、ソーヤ―が販売する登山用浄水器を紹介します。

SAWYER PRODUCTS(ソーヤープロダクト) アウトドア用浄水器

SAWYER PRODUCTS
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浄水器・給水用ボトル・洗浄用注射器がセットになっている商品です。高性能の浄水フィルターを採用しており、有害な病原菌を除去できるので安心して水が飲めます。浄水器は手のひらサイズなので、ポケットに収納して持ち運べるでしょう。

  • サイズ:PointONEミニフィルター/全長13.5cm、最大部分の直径約3.5cm、パウチ/約22.5×12.5cm
  • 重さ:約41g(PointONEミニフィルター)、約19g(パウチ)

SAWYER PRODUCTS(ソーヤープロダクト) 携帯用浄水器

コンパクトサイズなので、ザックに入れたり、ズボンのポケットに入れたりして持ち運べます。重量は100g台のため、持ち運ぶときも負担がかかりません。5000円台で購入できるので、コストを抑えたい方にもおすすめできます。

  • サイズ:全長12cm、最大部分の直径約4.5cm
  • 重さ:約53g

SAWYER PRODUCTS(ソーヤープロダクト) グラビティシステム

浄水器・洗浄用注射器・チューブなどがセットになっている商品です。浄水から飲むまでの必要な道具が揃っているので、初心者でも手軽に扱えます。浄水器は軽量かつコンパクトのため、持ち運びやすさ抜群です。

  • サイズ:PointONEミニフィルター/全長13.5cm、最大部分の直径約3.5cm、パウチ/約35×30cm
  • 重さ:約43g(PointONEミニフィルター)、約105g(パウチ)

SAWYER PRODUCTS(ソーヤープロダクト) スクィーズ

6000円台で購入できる、コスパに優れた登山用浄水器です。日本語説明書付きなので、英語が読めない方でも手軽に使用できます。メッシュの収納袋が付いているため、手間をかけずに持ち運びできるでしょう。

  • サイズ:全長14.5cm(PointONEフィルター)
  • 重さ:約71g

登山用浄水器おすすめ3選【プラティパス編】

次は、プラティパスが販売する登山用浄水器を紹介します。

Platypus(プラティパス) アウトドア用浄水器

軽量かつコンパクトに優れた、手軽に持ち運べる登山用浄水器です。容量は1000mlあり、登山やキャンプなど、さまざまなシーンで使用してもよいでしょう。飲みやすいデザインで、ペットボトルにも取り付けられるので使い勝手抜群です。

  • サイズ:‎15.24×8.13×5.08cm
  • 重さ:101g

Platypus(プラティパス) アウトドア用浄水器

容量は6Lもあるので、山小屋などに宿泊するときでも安心です。ポンプ不要のパーソナルウォーターを採用しているため、浄水するときも手間がかかりません。大腸菌やサルモネラ菌など、さまざまな細菌を除去できるので、安心して水を飲みたい方に最適です。

  • サイズ:‎33.53×7.11×14.73cm
  • 重さ:330g

Platypus(プラティパス) 登山用浄水器

軽量かつコンパクトなので、登山・キャンプなど、さまざまなシーンでも活用できます。収納袋・浄水器・給水用ボトルなど、一式揃っているので初心者の方におすすめです。粒子状物質など、細かい細菌を取り除けるので安心して水が飲めます。

  • サイズ:‎18.8×7.62×6.35cm
  • 重さ:326.59g

登山用浄水器おすすめ4選

最後に、上記で紹介したブランド以外の浄水器を紹介します。

(LOGOS)ロゴス 携帯浄水器

ロゴス(LOGOS)
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中空糸膜でろ過する仕組みで、さまざまな細菌を除去できます。重量はわずか58gと軽量なので、アウトドア用はもちろん、災害用としても活用できるでしょう。山の水はもちろん、水道水・井戸水など、さまざまな場所で浄水できるので便利です。

  • メーカー参考価格:4,482円
  • サイズ:7×5×23.3cm
  • 重さ:58g、満水時/358g

公式サイトをみる

MSR(エムエスアール) ミニワークスEX

耐久性の高いセラミック素材を採用しており、長く愛用できるのでおすすめです。分解するときは工具不要なので、手間をかけずにメンテナンスができます。大容量のため、アウトドア用だけでなく、災害時でも使用できるので便利です。

  • サイズ:25.4×10.16×17.78cm
  • 重さ:589.67g

mizu-Q(ミズキュー) ミズキュープラス

3000円以内で購入できるので、コストを抑えたい方におすすめ。ペットボトルに取り付けて使用できるため、別途で給水用ボトルを購入する必要はありません。中空糸膜を採用しており、さまざまな細菌を除去できるので、山の水でも安心して飲めます。

  • サイズ:‎‎直径40.5mm高さ134mm
  • 重さ:70g

seychelle(セイシェル) サバイバルプラス携帯浄水ボトル

  • サイズ:高さ/228mm、最大直径/80mm
  • 重さ:128.5g

簡単かつ迅速に浄水できるので、初心者の方でも手軽に使用できます。浄水性能に優れており、バクテリア・ウイルス・匂いなどを除去できるので安心です。

また、こちらの記事でも、登山用浄水器を厳選して紹介しています。アウトドアの経験者が実際に使用している商品を紹介しているので、ぜひご覧になってみてください。

山で汲んだ水を飲み水に変える、おすすめ浄水器レコメンド

山で汲んだ水を飲み水に変える、おすすめ浄水器レコメンド

2020年08月06日

登山用浄水器の購入時の注意点

登山用浄水器を購入するときの注意点は、以下のとおりです。

  • メンテナンスの手間、かかる費用
  • 登山時に浄水したい細菌に対応しているか
  • フィルターの穴径

登山用浄水器は、製品によってメンテナンスの手間、かかる費用が異なります。頻繁にフィルターなどの交換が必要なタイプは、メンテナンスだけでなく費用もかさむ場合があるので注意しなければなりません。

さらに、浄化したい細菌を事前にチェックしておくのも大切です。登山先で、どのような細菌が繁殖しているかを調べ、適した浄水器を選ぶ必要があります。製品によってはカンピロバクター・ピロリ菌などを除去できるものもあるので、安全性を重視する方はぜひチェックしてみてください。

また、最後に大切なのはフィルターの穴径ですが、小さいほどより細かい細菌やウイルスを除去できます。ただし、あまりにも穴径が小さいと、浄化スピードが落ちてしまうので水を早く飲みたい方は注意しましょう。

【万が一に備えて】登山で浄水器がない時の浄水方法

浄水器がない、または壊れてしまった場合は、水を沸騰させて浄水するのがおすすめ。水を沸騰させると、水中の細菌やウイルスが死滅するので、浄水器がなくても安心して飲めます。沸騰したら冷めるまで放置して、容器に入れてから飲んでください。

ただし、火を起こすためのバーナーなどが必要なので、事前に用意しておくとよいでしょう。

登山用浄水器で効率よく綺麗な水を飲もう!

登山用浄水器の選び方、おすすめ商品を紹介しました。登山で安心して山の水を飲むためには、浄水器を利用するのが効率がよいでしょう。安全かつ快適に山の水を飲むためにも、今回紹介した登山用浄水器を購入してみてくださいね!

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