フルマラソンの歴史を塗り替える!?「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」がついに秘密のベールを脱ぐ!
RUNNING style 編集部
- 2020年02月06日
ナイキの新型厚底シューズ「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」がついに発表
エリウド・キプチョゲ選手が、去年の10月にウィーンで開催されたフルマラソンにおいて非公式ながら2時間の壁を破ったというニュースが世界に衝撃を与えたことは記憶に新しいだろう。その彼の記録更新を後押ししたのが「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%の試作品」だ。
そして、それ以来、秘密のベールに包まれていた「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」が、ついにそのベールを脱いだ!
ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%は、ヴェイパーフライ シリーズのテクノロジーを進化させたもので、前足部にズーム エア ポッドを追加し、カカトにはズームX フォームを増量。さらに軽量なアトムニット アッパーを組み合わせている。これにより、強力な推進力を提供する。靴底の厚さは40mm以下に抑えられている。
自らもエリートマラソンランナーで、ナイキのアドバンスト イノベーション チームのメンバーでもあるキャリー・ディモフは次のように話している。
「ヴェイパーフライの開発へと繋がった画期的な研究から、マラソンシューズに関するまったく新しい考えかたが生まれました。プレートとフォームをシステムとして理解し、このシステムをさらに効果的に使う方法を考えました。そこから、ランナーのエネルギーを蓄えて戻し、より多くのクッショニングを提供するためにナイキ エアを付け足すアイディアが浮かびました」
ネクスト% システムの注目のテクノロジー
スポーツ科学を活かし、ナイキ スポーツ リサーチ ラボで実証された、ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%は、3つの重要な部品が連携することで、レースに挑むランナーを強力にサポートしてくれる。ここで、その注目の3つのテクノロジーを見ていこう。
フルレングス カーボン ファイバー プレート
安定性とスムースな体重移動を実現します。前足部周辺を硬めにすることで推進力を感じさせると同時に、システムの一部として機能することで、足首関節の負荷を抑制してくれる
ナイキ ズームX クッショニング
軽量で最適なエネルギーリターンを実現し、エネルギー損失を最低限に抑える
ナイキ ズーム エア ポッド
さらに優れたクッショニングとエネルギーリターンを向上させる
現在のところ、国際陸上連盟が示した指針をクリアできるのかに関しては発表はされていない状態。しかし、このニューモデルが世界の陸上界を再び席巻することはまちがいないだろう。
トレーニングモデル「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」も同時発表
そして、ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%と同時に発売されるのが、「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」だ。このモデルのネクスト% システムは、トレーニング専用に調整されている。
プレートはカーボンではなく合成素材で、長距離でも快適に走れるように柔らかめの設計に。これにより、ストライドのすべての局面で安定感のある体重移動をサポート。エネルギーリターンと反発性の高さで好評を得ているズームXは、中足部と前足部のプレートの上に配置されている。
また、衝撃からの保護と耐久性を最大限高めるために、カカトにはナイキ リアクト フォームを搭載。新しいナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%と同じナイキ ズーム エア ポッドがテンポ ネクスト%の前足部にも使われており、同様の反発感のあるクッショニングや足が前に進む感覚を提供してくれる。
両モデルへの期待感は高まるばかり。本格始動は夏頃の予定だ。
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ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。
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