BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ルアーのベースカラーを知ろう【ソルトワールド基礎講座】

ルアーの存在感を左右するベースカラー

ルアーのカラーセレクトは我々アングラーが日々頭を悩ませ、際限なく取り組むテーマのひとつ。ショップで売られているルアーにも無数のカラーバリエーションが設定されています。いったい魚たちは、この膨大かつ微細な色合いをその都度見分けているのでしょうか?

ルアーのカラーを決める要素は、その時々の光線量や水色といった環境によるファクターと、捕食されているベイトフィッシュの二つに大別することができます。しかしベイトフィッシュの細かな色や模様まで考慮してカラーを揃え、使い分けるのは大変ですよね。そこでここでは、前者、つまり環境ファクターに焦点を当てて、ルアーのベースカラーを大別してみたいと思います。まずはベースカラーの使い分けを知り、そこに個別のベイトパターンを当てはめていくと分かりやすいと思います。

ベースカラー1:ホログラム、メッキ系

ボディにホログラムやアルミ箔貼ったり、ピカピカのメッキ処理を施したりしたいわゆる「ひかりもの」は、太陽光線を反射して強い輝き(フラッシング)を放ちます。このためある程度遠くにいる魚にも自らの存在を気付かせやすく、様々な条件下で活躍する定番パターンと言えます。淡水ならアユやオイカワ、海ならイワシやサバなど、標準的なベイトフィッシュのきらめきに似ているという意味でも、当たり外れの少ないベースカラーと言えるでしょう。

近年はホログラムのパターンやカッティングがいっそう進化し、従来とは全く異なる輝きを持つものや、自発的に動く反射板を内蔵したタイプも登場して、ますますリアルになっています。

ただし晴天の日中のように魚に強いプレッシャーが掛かっている状態では、ややもすればアピール過剰になってしまうこともあります。魚が強いフラッシングを嫌っていると感じたら、フラッシングの度合いを落としたり、背中のカラーが暗めなものを選んだりすると良いでしょう。

ベースカラー2:ゴースト、クリアー系

ゴーストというのは、着色されていながらも光を透過する半透明のボディ。クリアーは文字通り透明なボディです。このタイプはひかりものとは反対にフラッシングを抑えているため、魚がナーバスな状況でも騙しやすいという特徴があります。また、イカ類やエビなど透明感のあるベイトに対しては、よりリアルなマッチパターンとして機能する効果も期待できます。

クリアー系は、ターゲットが極小のベイトを捕食しているときにチョイスすることもしばしばあります。とくにペンシルベイトなどのトップウォータープラグでは、スプラッシュに紛れて実体をぼかす効果があるとされ、シラスパターン等で好んで使うアングラーも多いようです。

蛇足ながら、ゴーストもクリアーも、樹脂製ルアーならではのカラーリング。ウッド製や金属製のルアーでは実現できないパターンです。

ベースカラー3:パール系

パールベースはホワイトやシルバーの塗料でボディをペイントしたパターン。プラスチック製の場合は塗りではなく、樹脂自体がパール系の場合もあります。また黒や赤などありとあらゆるカラーが使え、塗料を何色も塗り重ねたり、ラメを施したりする自由度の高さも特徴です。

パールベースはひかりものと比べてリアルさに劣ると感じるかもしれませんが、朝晩の暗い時間帯や水深が深いポイントなど、光が届きにくい状況において高い視認性を発揮します。また、濁りの強い条件下で鈍い光を放つ様は非常にリアル。黒潮周り等、澄んだ海域での使用頻度はそれほど高くないかもしれませんが、沿岸部においては重要度の高いカラーと言えそうです。

パール系は光線量の少ない時間帯や、沿岸部の濁りの中では特に効果的なカラーだ。

ベースカラー4:グロー系

自発的に発行するグロー系のルアーは、全体をベタ塗りしたものが夜間の定番として認識され、タチウオジギングやアブラソコムツといった魚に多用されてきました。しかし近年は、ストライプ状にグローを施したゼブラパターンのジグが人気を博し、近海から中深海のジギングまで幅広く使われています。

グローベースの特徴は言うまでもなく暗い海中で光ってアピールすることですが、上記のゼブラパターンや、ドット(点)でグローを入れたパターンのように、グローを部分的に使うことでアピールの度合いを微調整するのが最近のトレンド。光り方を加減することによって、様々な場面に対応することが可能です。

グローベースの一例。上はオールグロー、中段はヘッドのみグロー、下は裏面がグローのゼブラになっている。

ベースカラー5:複合系

以上4パターンが現在の代表的なベースカラーですが、クリアーベースに一部だけ箔を張ったものや、パールベースにひかりものを合わせたもの、ホログラムとグローのコンビネーション、ゴーストベースのボディに金属プレートを内蔵したものなど、いくつかを組み合わせて多様な効果を狙っているルアーも存在します。

ターゲットがどんな色に反応するのかはその日の状況次第。単に「●●カラー」と決めつけず、ベースカラーによるアピール度の違いも考慮して、より効果的なカラーセレクトを行ってください。

シーバスルアーの例。同じコノシロ模様でもベースカラーによって見え方は異なる。

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load