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ニューターゲットなるか? 三陸沖のキングサーモン【SALTWORLD Field Report】

リベンジと製品開発を兼ねて再びシーズン終盤の三陸沖へ

例年、サクラが散り葉桜になるとともに終盤を迎える岩手県三陸沖のサクラマスジギング。ここ数日の釣果も落ちていたのだが、前回の本誌取材釣行があまりに不甲斐なく納得いかない釣果だったことと、新規アイテムの案を煮詰めるため、再び崎浜港の広進丸さんに3日間お邪魔した。

開始早々からウィークベイトショートが活躍

初日、港を出て1時間近く走り、最初のポイントに到着。過去にサクラマス狙いでは来たことのない沖目のポイントであった。今年は温暖化の影響なのか、理由は不明だが例年メインベイトとなるメロウド(コウナゴ)がほとんど見られなく、かわりにベイトとなっているのがイワシであるため、例年とポイントが異なっているようである。水深は100mを超え、船長からの指示棚は80m付近からとのアナウンスがあり、実釣開始。開始早々に私の反対側の宮さんにヒット、手慣れたやりとりでグッドサイズのサクラマスをウィークベイトショートでキャッチした。

宮さんがキャッチしたサクラマス。

その後、常連の年配アングラーも同じくウィークベイトショートでサクラマスをキャッチ。これも良いサイズである。終盤のためヒット数が少ないが、良型が多い感じである。初日はこのほかにもう1匹キャッチされたが、天候が急転し無念の早上がりとなった。

キングサーモンの連続ヒットの快挙

2日目、この日も前日と同じポイントに入り実釣を開始するが、前日と比べ潮が流れておらず、厳しい日になりそうだと感じながらの前半であった。時間が過ぎ、ミヨシの藤谷さんが1本サクラマスをキャッチした後、違うポイントへ移動すると藤谷さんがまたヒット。しかし何か様子が違う。水面まで浮かび姿が見えた瞬間、魚はダッシュ、それを見た船長が叫ぶ「キングだ!!」。

何度かの攻防の後、ネットに収まったのはキングサーモン(和名はマスノスケ)であった。私も実物を見るのは初めてであったが、サクラマスに比べ顔は雄々しく体高のある魚体はカッコいい。キャッチされることが非常に珍しく、広進丸さんでもこれが4本目のキングサーモンであった。

藤谷さんが釣り上げたのはなんとキングサーモン。広進丸でもこれが4本目という貴重なターゲットだ。

その後も同じポイントを攻める。群れでいるとは思うのだが、数の少ない魚だけに半信半疑ながらもドキドキしながらジグをジャークしていた。すると隣で釣っていた菊地さんにヒット。さすがベテラン、安定したやり取りでネットインしたのは、またしてもキングサーモンであった。これには皆ビックリ、こんな日は二度とないであろうと話ながら、2日目が終了した。

続けて菊地さんにもキングが! こんな日は二度とない?

「今日は夢のある魚を狙います」

3日目、出港してすぐ、船長がアナウンス。「今日は夢のある魚を狙います」と確信のある言葉に心躍りポイントへ向かった。ポイントに到着し実釣を開始すると、前日の釣果を知った他船も集まってきた。

情報社会の世、良くも悪くも仕方のないこととは思いながら狙い続ける。船長もしばらくすると船が集まるのを嫌ってか、少し移動し数分後、他船でキングサーモンがキャッチされた一報が入る。まだ群れはいることが証明された1本であった。しかし、時間が過ぎると潮が動かず、ジグがテーリングしてしまうことが数回あり、厳しい時間が過ぎた。

こんな時こそ潮が動き出した瞬間にヒットがあることを何度も経験しており、油断は禁物と言い聞かせ集中する。少し潮が動いたかと思った時、ミヨシから連続で1人、2人、3人とヒット。しかしロッドの動きからタラのようである。自分は指示棚の上の方だったためタラのヒットはなかった。

もしかしたらタラでベイトがかき回されていたらチャンスかもと、ジグを80mまで落とし直すとヒット。タラか? と巻き上げると横に走る。キングか? と緊張が走り、慎重にファイト。ネットインしたのは良型のサクラマスであった。少し微妙な気分ではあったが、3日目にして本命? のキャッチに少し安堵した。

3日目にして登場した本命のサクラマス。前回の借りを返して安堵の筆者。

狙って釣った価値ある1本。106cm、16kgのキングサーモン

そして、その時は突然来た。ミヨシの奥寺さんにヒットし、ドラグが鳴きラインがガンガン出ているのがトモの自分からもわかる。その直後、菊地さんにもヒット、同じくリールからラインが出ていき、船長が全員に回収の指示を出し皆で見守る。しかし菊地さんの魚は残念ながらリーダーブレイク、ジグはウィークベイトショートだっただけに非常に残念である。

浮いてきた魚は船を見て再び走る。前日のキングとは別物のサイズに緊張が走る。何度目かのランを凌ぎ、船長がネットですくった瞬間、「バチン!」とラインの切れる音がしたが間一髪のネットイン。雄叫びを上げる船長、船上は大騒ぎであった。まだチャンスはあると狙うもタイムアップとなり帰港。帰港後の検量では16.6kg、106cm。もちろん広進丸レコードである。

奥寺さんが激しい攻防を制して16.6kg、106cmの広進丸レコードをキャッチ。サイズもさることながら川畑船長の読みを含め「狙って釣った」ことがスゴイ。

今回この魚の凄いところは、サイズも大型なこともそうであるが「狙って釣った」ことではないだろうか。過去の前例も少なく、時期もポイントも曖昧なことばかりのなか、船長は過去のデータを調べ、まとめていた。それはキングサーモンキャッチの初日の釣果で確信に変わり、2日目早朝のアナウンス、正に船長が狙った1本であった。

私自身も今回、この場に居合わせ見たことは、メーカーとしてアングラーとして幸運であった。今後狙って釣れる可能性が出てきたキングサーモン用タックルの、開発データを得る貴重な体験となった。その他にもいくつかのアイテムの案が生まれた実のある釣行となった。川畑船長はじめ、お世話になった皆様、ありがとうございました。

使用タックルはベイトタックルがメイン。カウンター付きリールが有利である。

タックルデータ

ロッド:MSJ69L(今年冬発売予定)、MSJ65UL
メタルジグ:ウィークベイトSD 90g、110g/ウィークベイトショート 80g、100g、130g/ウィークベイトミディアム 100g/サーチメタルSR 100g
フック:ジガーライトホールド別注フッ素加工 3/0、2cm&1cm

製品情報

メロン屋工房

取材協力

広進丸

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PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

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