コンスタントに釣果を得られる! 石垣島パヤオのキハダゲーム【後編】
SALT WORLD 編集部
- 2021年08月22日
コンスタントに釣果を得られることで人気の、石垣島でのパヤオゲームを紹介。前編に引き続き、プロショップ・ヘッドアンドテイルの古谷氏が、好釣果を得られる誘い方を解説する。
誘い方のキモはスローに動かすこと
トップウォーターでの誘い方は、石垣島パヤオの釣りではナブラは多くないので、ブラインドの誘い出しが基本となる。キャストする合図は、船長のアナウンス。船長がソナーを見て、水面から70m以上浅いところにマグロの反応が映ると、トップと言ってくれる。
誘いに関しては、深い所にいる個体を誘い出すことになるので、スローが基本である。できるだけロッドを水面に近づけ、手首だけより腰でジャークして、水中で「ゴボッ」と良いポップ音が出すようにする。水面で派手に泡を出すのは良くない。一度しゃくって、泡が完全に消えるまで2~3秒待って次のジャークを行うようにするといい。キハダにチェイスがあっても食わないときは、トウィッチ気味のショートジャークも有効だ。またスローで動かすのは、大型シイラの猛攻を避けるのにも効果的となる。
ジギングは船長が反応のある水深を言ってくれるので、それにプラス30mの水深まで落とす。これはキャストメインのため、ドテラ流しでラインが横に出るからだ。
誘いはワンピッチのややスローが基本で、大きくジャークを入れてフォールで誘うようにする。大型はフォールのバイトが多い。ちなみにパヤオの近くでやると小さいのが入れ食いになりあまりお勧めはできない。パヤオから離れた場所はアタリは少ないが、食ってきたら大きい個体のことが多い。
▲パヤオの周りを探ると小型がヒットしてきてしまう。資源保護の考えからも、大型に的を絞って探っていきたい。
現地までのアクセスと荷物の制限
石垣島は関空、中部、羽田から直行便があり、ANAの羽田やピーチの関空は朝が早いので、昼前から出船も可能だ。ただパヤオは片道1時間はかかるので、初日はGT狙いなどもお勧めだ。
また関空の石垣復路はJTAが夜8時台にあるので、最終日も夕方まで釣りができるのも魅力である。
ちなみにピーチは片道8000円くらいで航空券があり安いのだが、席が狭くて荷物の制限もある。僕のようにエアポータブルシリーズのようなコンパクトなロッドを使用しれば問題ないが、普通のツナロッドは仕舞寸法が180cmはあるので、ピーチでは預けられないこともある。
また宅急便はロッドケースが船便になることもあり、到着まで時間が掛かることになるので、送る際はきちんと確認してから送りたい。
出来ればルアー類を入れたバッカンはホテルに宅急便で送って、ロッドとスーツケースは手持ちで行くのが望ましい。ピーチ以外では20kgまで無料だが、超過料金はキロ400円~で厳しく取られる。
また釣り上げた魚は、ゆうパックで送ることも可能。乗船した船長に相談してみるとよいだろう。だいたい箱代が1500円、送料3000円ほど。翌々日に到着する。
▲2016年、2015年と年間3回くらい石垣島に訪れている。私は40kg級1本、30kg級5本、20kg級10本ほどキャッチ。さらにほとんどの同行者が20kg以上をキャッチしている。
釣行費用
私はいつもパッケージツアーを利用している。石垣直行便、ホテル2泊シングル1人1部屋で4万円から5万円である。連休や夏場、学生が休みのシーズンは7万円くらい掛かることもある。船はチャーター1日7万円~10万円くらいで、5人くらいで2日間5万円くらい。繁忙期以外に行くことが多いので飛行機、宿泊、食事、船代などで10万円くらいが目安だ。
宿泊・食事
石垣はリゾート地なのでホテルは結構混んでいる。3か月以上前からのツアー予約が無難だ。綺麗なホテルが多い。
食事は何でもあり、特に石垣牛の焼肉は美味で毎回訪れる。有名店は1か月前には予約しておきたい。私はいつも石垣港の近くのホテルに宿泊。焼肉の有名店もすべて徒歩で行ける。
石垣島での楽しみ方
釣り以外ではやはり綺麗な海だろう。石垣、宮古周辺はモルディブ、パラオなどの海外のスポットにも引けを取らないくらい素晴らしいサンゴの海だ! もし時化で中止になったら、離島桟橋から目の前の竹富島、西表などの離島観光がお勧め。ライトタックルを持っていき、レンタル自転車を借りて楽しむのが良いだろう。私は亜熱帯蝶や熱帯草花も好きなので出船できなくても楽しくて仕方が無い。
また石垣市街ではお土産店も多く、若い方もいっぱいなので散策するだけでも楽しい。
さらにGTレジェンド鈴木文雄さんのフィッシャーマンもあるので、訪れてみたらいかがだろうか。ここはハワイ? と思うほど素晴らしいお店です!
【この記事は2017年2月現在の情報です】
石垣島パヤオのキハダゲーム【後編】はこちら>>>
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PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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