【スーパーライトジギング】船の流し方と釣り方の基本|後編
SALT WORLD 編集部
- 2021年08月26日
イサキをジグで狙って釣る。スーパーライトジギングの出現により、これまでは考えられなかったことが可能となった。だが、無闇矢鱈に攻めたところでは釣れない。条件があるのだ! 後編では、イサキの狙い方について解説していこう。
ジグでのイサキはフォールで狙え!
では実際に、どのようにしてジグでイサキを狙えばよいのだろうか? 船の流し方のところでも少し触れたが、イサキたちは青物のオコボレを狙っているということを考えれば、答えは自ずと出てくる。そう、〝フォール〞だ。
ている。そうでないイサキはなかなかジグには反応しない。
上げが1なら、フォールは9。イサキはそれぐらいフォールでヒットする
「イサキはフォールメインで狙います。上げが1なら、フォールは9。それぐらいフォールでヒットします」とは、メロン屋工房の永井真人さん。
「ですから、基本的にフックはテイルに付けます」
フックをテイルに付けることにより、根掛かりが心配という人も多いだろう。スーパーライトジギングでは、ラインはPE0・8号前後である。根掛かりしてしまったら、ラインブレイクする確率は高いので、それはできるだけ避けたい。(できるだけ根掛かりさせないテクニックについては、前編のイラスト参照)
▲ナブラとの距離感を分かりやすくするために、あえてトリミングしていない。このときイサキが連続ヒット!
「イサキは中層を泳いでいる魚です。底にはいません。したがって、ジグは海底まで着ける必要はないんです」とは、ビートの大貝俊也さん。
▲イサキがヒットしたときの魚探反応。画面中心部に見える青物の周囲にフィッシュイーター化したイサキがいた。
「カウントダウンしてタナを探ることも重要です。このタナをいかに早く見つけるか、が重要となります。タナが分かれば、そのタナをキープして重点的に攻めたり、ジグをキャストして、そのレンジをできるだけ長く引いたりするという工夫も有効です。さらに、フォールメインということは、ジグの重さを変えて、フォールのスピードを調節してやるということも有効です」(大貝さん)
ただ、いくらイサキが釣れれば嬉しいとはいえ、いろんな魚が狙えるスーパーライトジギングであるから、いろんな魚も狙って釣ってみたいと思うのは当然だ。
▲同じポイントでも中層を狙えばイサキや青物、ボトムを取れば根魚。イサキばかりの人はイサキ、根魚ばかりの人は根魚。レンジや釣り方が違うのだ。
実は、ここに登場しているアングラーたちも、イサキ以外の魚もちゃんと狙っている。むしろ、何魚種釣れれるか? ということを楽しんでいるほどである。さらにいえば、「シャクリのパターンによってある程度は魚の釣り分けも可能です」とは中村さん。前述のようにイサキは中層を中心に、フォールメインで。青物は速めのシャクリ、底から5mを重点的に探れば底物、といった具合だ。
【この記事は2020年2月の情報です】
【スーパーライトジギング】船の流し方と釣り方の基本|前編はこちら>>>
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SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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