BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

想像以上にテクニカル! 青森県陸奥湾のマダイジギングに挑む【前編】

東北マダイゲームの聖地・青森県陸奥湾。スーパーライトジギングが確立する以前から多くのアングラーがライトタックルを使いマダイをジグで狙ってきた。マダイ専用「タイジグ」の特徴と共に陸奥湾マダイの攻略法の一片を紹介する。

独自形状が多様な攻略を可能とする

青森県陸奥湾のマダイゲームにあって、平舘の高栄丸といえば、県内外から多くのアングラーが訪れる、コアなマダイゲームファンから絶大な支持を受ける人気船宿。そんな聖地であり激戦区の人気船に、自身が開発したマダイ専用ジグを持ち込み通い続けるアングラーがいる。老舗ルアーメーカー「タックルハウス」の小野寺章之さんだ。

▲ユーモアたっぷりのトークと抜群のフィッシングセンスで、コアなマダイアングラーたちから信頼の厚い平舘港「高栄丸」高畑光人船長。港からポイントまではほんの5分ほど。午前・午後の半日船とはいえ、釣りの時間は長い。

小野寺さんが高栄丸を初めて訪れたのは2015年。それ以来、毎年1回必ず遠征し、数日乗船しているという。そして、自身が開発したジグとは、その名もズバリ「タイジグ」である。

タイジグは、マダイジギング専用と謳うだけあって、フィールドやその状況に対する対応力の高さが魅力。関東はもちろん、全国各地のマダイフィールドで徹底的にテストされただけあって、魚の活性が高いときはもちろん、むしろ活性の低いときにそこ専用モデルとしての威力を発揮する。ただ、もちろん自然相手の釣りであるから、絶対はないが……。

バーチカル、ドテラ、キャストしての横引き、フォール、ただ巻きはもちろん、ロッドアクションを加えることもできる。マダイゲームで行われる定番といわれるアクション以外にも、アングラーの自由な発想による様々なメソッドに対応してくれるのだ。つまり、単調になりがちなマダイゲームを、より積極的な、攻撃的なゲームへと変化させてくれるのである。

その秘密は、その独特な形状にある。タイジグは、正面から見た断面はT字型となっており、他のメタルジグとは大きく異なる形状を持つ。もちろん、この形状は奇をてらったものではない。

横に広がった部分がウイングのような役割を果たし、横に引く際には一定層を引きやすいという特徴を有する。それでいて、抵抗を受けてすぐに浮いてしまうということはなく、速く引いてもアクションに破綻を来たすことはない。回転することもない。タイジグのアクションをあえて言葉で表すのであれば、ウォブンロールといえばよいだろうか。

つまりタイジグは、ジグでありながらむしろミノーのようなアクションゆえ、他のメタルジグとは異なるアプローチが可能というわけである。

ただ、もちろんこのタイジグも万能ではない。高畑船長も、ジグの動きの使い分けが重要だ、と話す。

「ジグはあまりアクションしないタイプと、暴れる系のタイプの大きく2種類と考えます。暴れるとは、強い波動を出すタイプ。この2種類のジグを使い分けることが重要です」

タックルハウスのタイジグは、どちらかといえば後者だが、ジグ自体のポテンシャルが高いので、引き方次第では前者にも近づく。タイジグの、マダイ専用ジグたる所以だ。

▲マダイ専用メタルジグとして開発された、タックルハウスのその名も「タイジグ」。横の釣り用のスピニングと、縦の釣りメイン用のベイトを持参。名作「P-Boyジグ バーチカル」にもヒットした。

TACKLE

小野寺タックル
ロッド:ソウルズ・TAI BREAK SF-TB70×2本、SF-TB60LC
リール:ダイワ・セルテート3012、セルテート2500、シマノ・炎月100PG
ライン:バリバス・アバニジギング10×10マックスパワー1号、1.2号
リーダー:
バリバス・ショックリーダーフロロカーボン12lb、16lb
フック:フロント=がまかつ・ショートスナイパーダブル#1 ~ 2/0、リア=がまかつ・岸壁ジギング#4~6(すべて自作)

▲マダイを、テンヤでもなく、タイラバでもなく、メタルジグで釣る。それらの釣りとはまた違った、非常に奥深い世界が広がっている。
▲激戦区だけに、“ジグスレ”という現象も起きる。マダイたちはジグのカラーも見ているようだ。
▲この良型は2018年新色の「グリーンレモン」で。フロントフックがガッチリと決まっていた。

想像以上にテクニカル! 青森県陸奥湾のマダイジギングに挑む【後編】はこちら>>>

想像以上にテクニカル! 青森県陸奥湾のマダイジギングに挑む【後編】

想像以上にテクニカル! 青森県陸奥湾のマダイジギングに挑む【後編】

2021年09月15日

出典

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load