BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • eBikeLife
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

【蒼井さや】沖縄県久米島 執念のキハダリベンジ【後編】

本誌SALT WORLD2020年10月号で紹介した久米島パヤオのキハダゲーム「嗚呼、幻のロングフィン」。運悪く残念な結果となってしまい、さぁやこと蒼井さやさんと本誌編集長・大本英則は、すぐにその場でリベンジを誓った。
それから約2ヵ月後の2020年9月、台風など天候に邪魔されることなく、再釣行が実現。結果はいかに!!
釣行初日は満足のいく結果を出せなかった二人だが、後編ではいよいよ取材最終日の様子を紹介する。

沖縄県久米島 蒼井さや執念のキハダ リベンジ【前編】はこちら>>>

【蒼井さや】沖縄県久米島 執念のキハダリベンジ【前編】

【蒼井さや】沖縄県久米島 執念のキハダリベンジ【前編】

2021年10月25日

もう後がない!さぁや執念のキハダ

二日目。早くも最終日である。背水の陣。異様な緊張感が二人に漂っていた。
 
前日攻めた浮きの4番パヤオは魚はいるもののジグへの反応がイマイチということで、この日は水中パヤオの3番に行ってみるという。
 
到着して早速ジグを落としてみると、潮がまったく動いていない。そこで昇船長は早々に見切りをつけ、水中の7番に移動する。
 
祈るように一投目。潮はそこそこ動いているようだった。しかも、水深200ⅿに大型の反応があるという。
 
すると、さぁやにいきなりヒット。だが、すぐにロッドはテンションを失ってしまった。さぁやは、「走らなかったので、そんなには大きくないかも」と言うが……。
 
その後、さぁやは前日同様キメジラッシュとなってしまう。だが、そのキメジのいくつかに魚の歯型が付いて上がって来た。昇船長によると、おそらく大型キハダの仕業とのこと。しかもどの傷も真新しく、ファイト中に付いたものと思われる。
 
つまり、3㎏級のキメジを捕食しようとするサイズのキハダが、いままさに自分たちの真下にいるということである。

 
そのときは突然だった。またも大本だ。前回のことがあるので慎重ではあったものの、難なく上げて来たのは35㎏。40㎏に届かなかったために本人はちょっと不満そうだが、十分にいいサイズである。

▲本誌編集長・大本がいいサイズをヒットさせた。前回の失敗があったため少し慎重にファイトしたものの、難なく浮かせていく。

▲ジグはtamaTVの2WAYスパイキーのラウンド。フォールメインで攻略するため、フックはテイルに一本のみだ。

 
続いてさぁやにも強烈なアタリ。これでリベンジ成功! と思った矢先、なんとまたしてもバレてしまう。そしてさぁやは、その後何かに取り憑かれてしまったかのように、いいサイズと思われるアタリはことごとくフックが外れてしまう。

「なんで? なんで?」と繰り返すさぁや。だが、考えているヒマはない。刻一刻と上がりの時間が迫っているのだ。
 
昇船長は、なんとかさぁやに一本釣ってもらいたいと、何度も何度も船をつけなおす。
 
みんなの祈りが通じたのか、水深200ⅿでとうとうさぁやがヒットさせた。ロッドの曲がりからして、いいサイズの魚であるのは間違いない。

 
時刻は午後3時半。まる二日間、水深100ⅿからときには200ⅿ以深で200ℊ以上のジグを振り続けてからのファイト開始。しかも、そんなときに限って、魚は強い。
 
そのときのことを、さぁやはこう振り返った。

「130ⅿほどまで巻き上げて来たところでラインが止まり、ドラグを出されたり巻き取ったりの繰り返しでした。腕の力もだんだん抜けてきて、腰も痛くなってきてたので、早く勝負をつけたいところでした。ところが、相手もそう簡単には浮いてくれませんでした」
 
ラインは絶対的な信頼を寄せる「バリバス・アバニジギング10×10マックスパワーX8」の3号。巻いては出され、出されては巻きを繰り返す。さぁやは10㎝でも20㎝でも巻き取っていった。そしてついに残り10ⅿまで上げた。だが、ここからがまた長かった。

「魚は見えてるのに! すぐそこにいるのに!! なんで寄ってくれないの? と思いました。ファイト時間が長くなってしまったので、ハリ穴が広がることによるフックオフも心配でしたし、ここで気を抜いて船底にラインを擦られたり、前回の大本さんのようにリールにラインが偏って挟まっちゃったりしたら……なんて考えたら、1秒たりとも気が抜けませんでした」
 
ヒットから30分以上経った後、昇船長の息子である太一君がモリを放った。

「その瞬間、全身の緊張と不安がほどけて脱力感でいっぱいになりました。そして撮影をしているときに、ようやく達成感に浸ることができました」
 
まさに執念の一本。さぁやの久米島キハダリベンジは、見事に達成されたのだった。
 
絶対に最後まで諦めない。このキハダが、そしてさぁやが、その大切さを教えてくれた。

▲ヒットから30分以上経ち、ようやくそのキハダの動きが封じ込められた。さぁやは脱力し、その場にしゃがみ込んだ。ファイトの壮絶さを物語る。

▲最後まで諦めない強い心が導いた執念の一本。顔には未だ汗が滲み、壮絶なファイトを物語る。見事リベンジ達成だ。

蒼井さやタックル

ロッド:beat・PROPAGATE BLX 4+
リール:SHIMANO・オシアジガー2000NRHG
ライン:VARIVAS・AVANI JIGGING 10×10MAXパワー X8 PE3号
リーダー:VARIVAS・ フロロカーボン ショックリーダー60lb
リング:VARIVAS・ソリッドリング #5
フック:VARIVAS・AVANIオーシャンワークス スピードスタイル ブリ・ヒラマサ #3/0
ジグ:beat・DIFFUSE_R (リバーシブルシルバー) 250g

▲ラインはさぁやが絶対的な信頼を置くモーリス「バリバス・アバニジギング10×10マックスパワーX8」3号。リーダーはフロロの60lbをメインに状況で50lbも。タックルにシュッ! やPEにシュッ! は遠征の必需品だ。フックは「バリバス・アバニオーシャンワークス スピードスタイル ブリ・ヒラマサ」。さぁやはテイルとフロントに装着。

【この記事は2020年11月現在の情報です】

出典

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load