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【蒼井さや】沖縄県久米島 執念のキハダリベンジ【前編】

本誌SALT WORLD2020年10月号で紹介した久米島パヤオのキハダゲーム「嗚呼、幻のロングフィン」。運悪く残念な結果となってしまい、さぁやこと蒼井さやさんと本誌編集長・大本英則は、すぐにその場でリベンジを誓った。それから約2ヵ月後の2020年9月、台風など天候に邪魔されることなく、再釣行が実現。結果はいかに!!

なぜリベンジ?ここまでのあらすじ

本誌2020年10月号の記事「嗚呼、幻のロングフィン」。その記事内で予告した通り、今回はその続編である。
 
記事をご覧になっていない方のために、まずは簡単にその内容を振り返ってみたい。
 
さぁやの愛称で親しまれる蒼井さやさんと本誌編集長の大本英則は、2020年7月中旬、沖縄県の久米島を訪れた。狙いはもちろんパヤオのキハダ。久米島の釣り人御用達ホテル「ホテルガーデンヒルズ」が、久米島パヤオのキハダゲームの魅力を伝えるべく、スポーツ新聞や他の釣り雑誌など複数のメディア関係者を招待し、エサとルアー混合の合同取材を行ったのだ。
 
7月は、久米島では一年の中でも最高のタイミングのひとつと言ってもいいほどキハダゲームには最適な時期。しかも2020年はシーズン初期から40㎏級の大型キハダのヒット率が高かった。実際、さぁやや大本と同じスケジュールで訪れていた別グループは、取材陣とは別のパヤオを攻めていたものの、ジギングで40㎏オーバーのキハダ複数本、20㎏オーバー多数、ビンチョウも多数という、まさにこれぞ〝マグロの島・久米島〞というほどの大爆釣だった。
 
それなのに、であった。二日間の実釣でさぁやは、大型キハダはノーバイト。大本は最終日の最後の流しに、鰭の長さから明らかに40㎏オーバーというキハダ(水中に入れたアクションカメラの映像で確認)をランディング直前に自身のミスによりラインブレイク……。
 
二人にとっては凄惨な結果となってしまった。ちなみに、さぁやと大本と同船したエサ組は、40㎏オーバーのキハダを筆頭に20㎏オーバーを数本キャッチしていた。
 
かくして9月下旬、二人のアングラーは7月の借りを返すべく、再び〝マグロの島〞久米島に降り立ったのである。

▲渡慶次昇船長(右)と息子の太一君の親子船の太一丸。久米島キハダゲーム黎明期よりルアーゲームに深い理解があり、アングラーたちからの信頼も厚い。

漁師は目の前で続々と釣り上げていくのに……

一日目。船は浮きパヤオの4番を目指す。実はこのパヤオ、7月に大本が40㎏オーバーのキハダをバラした場所である。
 
午前8時過ぎに到着すると、周辺では数隻の漁船がキハダを狙っていた。魚探にも反応は出ているようだ。

「魚はいっぱいいるよ。いいサイズの反応も出てるね」と太一丸・渡慶次昇船長は言う。その言葉に、さぁやと大本は「これはもらった!」と言わんばかりの笑顔になる。狙いのサイズの魚は確実にいる。
 
だが、であった。水深120ⅿや140ⅿ、そしてそれ以上の水深を攻めても、逆に100ⅿ以浅を攻めてみても、ヒットするのはキメジサイズばかり。目標のサイズはもちろん、アベレージの20㎏サイズすらヒットしない。漁師たちはエサ釣りで、大袈裟ではなく船を流し変えるたびに20〜30㎏サイズを我々の目の前で取り込んでいく。昇船長も、「おかしいな。魚はいるはずなのに……」と怪訝な顔つきでつぶやいている。
 
そんななか、沈黙を破ったのは大本。時計はなんと12時を回っていた。140ⅿラインを攻めていたところ、船長から160ⅿにいいサイズの反応が出ていると言われ、ジグをフォールさせている最中にヒットしたという。上がったのは、なんとか撮影に堪える20㎏オーバー。

「それなりのサイズが釣れてホッとはしましたが、狙いはこのサイズではありません」(大本)
 
一方で、さぁやは悩み続けていた。タナを変え、ジグを変え、アクションを変え……と、考えられる限りの手を尽くしてみるも、何をやってもキメジのみ。結局、この日さぁやはキメジ以上のサイズの魚を手にすることはなかった。

▲初日の大本の一本目。久米島アベレージ撮影サイズの20㎏オーバー

▲モーリスの“さとねぇ”こと佐藤智晃さん。キャスティングもジギングも通して今までマグロ類はノーキャッチ。見事20kgオーバーのビンチョウを手にした。「重い~」と重量感ある引きに必死に耐える。それもそのはず、テイルフックが口に掛かり、フロントはいわゆる土手っ腹に。よく頑張りました!

【この記事は2020年11月現在の情報です】
沖縄県久米島 蒼井さや執念のキハダ リベンジ【後編】はこちら>>>

【蒼井さや】沖縄県久米島 執念のキハダリベンジ【後編】

【蒼井さや】沖縄県久米島 執念のキハダリベンジ【後編】

2021年10月25日

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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