ビギナーには無縁? ファミリーで楽しむアブラボウズジギングフィッシング【PART3】
SALT WORLD 編集部
- 2021年11月19日
近年ジギングターゲットとしてクローズアップされることが多いアブラボウズ。そのイメージはビギナーには無縁の過酷な釣りといったところではないだろうか? しかしパパ大津留さんとその仲間たちは、そんな深海の釣りをファミリーで楽しんだ。スーパーディープのフルコースともいえる当日の釣りを紹介してもらおう。前回見事に80㎏超を取り上げた船内。総括となる今回は最終的な釣果をお見せしよう。
ビギナーには無縁?ファミリーで楽しむアブラボウズジギングフィッシング【PART1】はこちら>>>
ビギナーには無縁?ファミリーで楽しむアブラボウズジギングフィッシング【PART2】はこちら>>>
全員安打達成!アブラボウズにボウズなし?
しかし、ラッシュはここで終わらない。その後、柳川に30㎏クラスがヒットし、さらに2本目も釣り上げる。
嬉しいのは、アブラボウズは空気袋がないので水圧に強く、600ⅿから引き揚げてもリリースが出来るということだ。そこで彼は、リリースを試みると、驚くほど元気に海中に消えていった。素晴らしい。
そして、初めてということで根掛かりなど試行錯誤していた伊藤だが、佐野がタックルを作り替え、IRONWILLのロッドにオールグローを半面ブラックにした佐野チューンのディープローバーを落とし込む。これも程なくヒットし30㎏を軽く超えた魚体が浮き上がり。皆の歓声の中で初めてのアブラボウズを無事に手にした。
そして、さらに驚くのは、唯一釣れていなかった熊谷だが、みんなが見守るなかで集中一発、これも見事にヒットさせる。20㎏クラスとやや小ぶりだが、手慣れたやり取りから素早く浮上させる。まさに、開始から間断なく釣れ続き、全員がアブラボウズを狙いに来て、全員がヒットさせてランディングに持ち込むという素晴らしい結果だ。アブラボウズで「ボウズなし」という、ダジャレも言えない釣りになった。
7人で8ヒットから8尾のランディング。そして嬉しいことに、そのうち5尾は私のプロデュースしたディープローバーによるヒットである。まさに、このジグはスーパーディープな釣りを変えるかもしれない。最大は佐野の82㎏、そしてショウちゃんを始め私や伊藤、この釣りの初心者ももれなく巨魚を手に出来た。
翌日は、浅場の200ⅿのタラ五目を堪能し、まさに楽しい2日間だった。
帰り道で、真帆女史の膝に頭を乗せ眠るショウちゃんの姿に、巨魚アブラボウズでファミリーフィッシングという、そんなアンバランスな空気は、全く感じなかった。
▲同行のメンバーも皆アブラボウズをキャッチして全員安打を達成。上から柳川さん、伊藤さん、熊谷さん
▲パパが自分の釣りをスタートしたのは開始から5時間後! ジグの動きをイメージしながらユッタリと動かし、難なく20㎏クラスをランディングした。
▲7人で8ヒット、8尾のランディング。この釣り初体験のメンバーももれなく巨魚をゲット!
▲アブラボウズと格闘した翌日は、水深200mのタラ五目を堪能。楽しい2日間だった。
パパのタックル
ロッド/ IRONWILL IWPS-527BWPF IWPS-585BW+PF(ネーチャーボーイズ)
リール/BLUEHEAVEN L120Pw/R L-50Pw/R PSG(スタジオオーシャンマーク)
SEABORG 500MJ(ダイワ)
ライン/Avani jigging Superconductor 2号(モーリス)
リーダー/バリバスショックリーダー60lb 、80lb(モーリス)
メタルジグ/DEEP ROVER 800g クロタチ、クマノミ、佐野スペシャル
同380g シャイニンググロー、ギンタチ、クロタチ(ネーチャーボーイズ)
フック/ IRON HOOK#2/0(ネーチャーボーイズ)
リング/ Fishing Fighters 鉄腕スプリットリング#6.5(ネーチャーボーイズ)
【この記事は2020年11月現在の情報です】
ビギナーには無縁?ファミリーで楽しむアブラボウズジギングフィッシング【PART1】はこちら>>>
ビギナーには無縁?ファミリーで楽しむアブラボウズジギングフィッシング【PART2】はこちら>>>
SHARE
PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。