夜釣り入門編!注意点から仕掛け・便利アイテムまでご紹介
FUNQスタッフ
- 2022年09月30日
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明るい時間帯の釣りだけではなく、夜釣りにも挑戦してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
夜釣りは大物や数釣りが期待できます。でも、いざ夜釣りに行こうと思っても、注意すべきことやそろえるべき道具などがたくさんあって不安に思ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、夜釣り初心者の方でも準備万端で夜釣りに行けるよう、ポイントをまとめて解説します。
- 夜釣りにしかない魅力
- 夜釣りに行く際の注意点
- 夜釣りに必要な道具
- 夜釣りで攻めるべきポイント
ぜひ、最後までご覧ください。
夜釣りの魅力
夜釣りには昼釣りにはない魅力があります。
夜釣りでしか釣れない魚も
夜釣りでは昼間と同様にさまざまな種類の魚が狙えます。
しかし、夜釣りでしか釣れない夜行性の魚を狙うことができるのも夜釣りの魅力。メバルやタチウオ・アナゴ・ウナギなどの夜行性の魚は明るい時間帯に釣るのが難しいですが、夜釣りなら釣れる可能性が一気に高まります。
また、夜に魚が集まってくるポイントは限られているので、夜釣りは初心者にもおすすめの時間帯といえるでしょう。
魚の警戒心が下がっている
日中は警戒心が強くなかなか口を使わない魚も、夜になって暗くなることで警戒心が薄れます。そのため、夜釣りは明るい時間帯の釣りと比べて大幅に釣果が期待できます。
夜にも目が見えている魚もいますが、暗い時間帯にエサを食べる魚も多いため、やはり夜釣りは大型の魚、たくさんの魚が釣れるチャンスがある時間帯だといえます。
夜釣りの注意点
昼間の釣りなら気にならないことでも、夜釣りなると一気に危険になることや注意すべきこともあります。
夜釣りの注意点をしっかりおさえて夜釣りの準備をしましょう。
夜間立ち入り禁止・釣り禁止場所を確かめる
昼間は自由に釣りができる場所でも、夜間は立ち入り禁止・釣り禁止の場所が意外にもたくさんあります。夜釣りに行く前に把握しておくことはもちろん、現地のルールやマナーをしっかり守って釣りを楽しむようにしましょう。
夜釣りをして良い場所かどうかの判断に迷う場合は、近隣の漁業組合にたずねたり、近所の釣具店に聞いたりして確かめておくと確実です。
視界の確保が難しい
昼間と違い、夜の釣り場は真っ暗です。常夜灯がある場所でも、少し離れると一気に視界の確保が難しくなります。
- 岩や障害物につまずいて転倒や転落の危険がある
- 釣具を踏んだり踏まれたりして、破損につながる
- ラインや仕掛けが見づらく、近くで釣りをしている人とラインが重なるトラブルになる
- 手元が見づらく、ライントラブルの原因になる
- 海中の根や障害物に気づかず、仕掛けをロストしてしまう
明るい時間に下見をしておくと、視界の確保が難しい夜も安心して釣りに集中することができます。
海面をライトで照らさない
辺りが暗いからといってライトで周りや水面、水中をむやみに照らすのはマナー違反です。
いきなり顔をライトで照らされるとかなりまぶしいだけでなく、水中をライトで照らすと寄ってきていた魚が明るさに驚き、散ってしまうことにもつながります。
夜釣りにおいてライトは必須ですが、近くで釣りをする人の水面を照らし、トラブルにつながるケースもあるため、十分注意してから点灯させるようにしましょう。
夜釣りに必須のアイテム【仕掛けアイテムも!】
夜釣りで大活躍する必須アイテムを紹介します。初心者の方は、まずここで紹介する道具を一式集めることをおすすめします。
ヘッドライト
■富士灯器 ZX-R730
釣り専用設計のライトを販売する大手メーカー、富士灯器の「ゼクサス ZX-R730 (充電タイプ)」は、同社のハイエンド商品。約1,200ルーメンの白色LEDは約200m先を照射することもできます。
充電タイプであるため、使用しない時には充電ケーブルを繋いでおけば、突然の電池切れに慌てることもありません。電池はZR-02リチウムイオン充電池を使用し、LOWモード時は約35時間も継続して点灯させることができます。予備の乾電池を準備しておく必要がないのは、日々使用する上でとても快適です。
電灯は白色LEDだけでなく、サブLEDは水面を透過しにくく魚に気づかれにくい赤色灯、手元が見やすい電球色灯も点灯させることができます。
- メーカー参考価格:14,200円
- 明るさ:最大1,200ルーメン
- 使用光源:SUPER LED 白色 × 1、高性能チップ LED 電球色 × 8、高性能チップ LED 赤色 × 1
- 点灯時間:最長約35時間
- 視認距離:約200m
- 質量:約130g(電池別)
- 防水性能:IPX4相当
■GENTOS(ジェントス) WS-343HD
GENTOS「WS-343HD」は320ルーメンの明るさで約146m先まで照射することができます。それでいて、約3,000円というお手頃な価格。圧倒的なコストパフォーマンスの高さが魅力です。
電灯は白色LEDだけでなく、水面を透過しにくく魚に気づかれにくい赤色のLEDも搭載しています。
使用電池は単4形電池が3本です。予備の電池も携帯しておくことで、突然の電池切れにも慌てず対応することができるでしょう。
- 明るさ:最大320ルーメン
- 使用光源:高輝度チップタイプ白色LED×1個、高輝度チップタイプ赤色LED×1個
- 点灯時間:約6時間
- 視認距離:約146m
- 質量:約116g(電池含)
- 防水性能:耐塵・防滴仕様(IP64準拠)
電気ウキ
■Hapyson(ハピソン)高輝度磯ウキ 1号 電池付
Hapysonの「高輝度磯ウキ 1号」高輝度のLEDが採用され、約150m先でも見えるほど高い視認性を実現した電気ウキです。
また、高浮力で安定性に優れているため、堤防での使用はもちろん、荒磯での遠投も可能です。
最大径×全長が15.5×175ミリのコンパクトな電気ウキで、電池を含む自重はわずか8.5gしかありません。それでいて、連続15時間ほど連続して使用できるため、夜釣りには必須のアイテムといえるでしょう。
- サイズ(約):最大径15.5×全長175mm
- 本体質量:8.5g(電池含)
- 適合オモリ:1号
- 使用電池:リチウム電池BR435
- 電池寿命:連続約15時間
- 発光部:3mm赤色高輝度LED
- 視認距離:約150m
■ルミカ(日本化学発光) チャップ オン 2カラー 3B
ルミカの「チャップ オン 2カラー 3B」は、円錐タイプの中通し電気ウキです。
サイズは約27×33mmで重量は約8.5g。コンパクトな電気ウキですが、安定した丸い形状をしており、沖のポイントまで遠投することが可能です。
内蔵スイッチで点灯カラーを赤色か緑色に変更できるので、釣り場で発光色を変更できます。連続点灯時間は赤色が約20時間、緑色が約80時間です。状況に合わせて変更すると良いでしょう。
- メーカー参考価格:770円
- サイズ(約):直径27×33mm
- 使用電池:ボタン電池LR41×3個(テスト用電池付属)
- 重量:8.5g(電池含)
- 連続点灯時間(約):赤色20時間、緑色80時間
ケミホタル
夜釣りといえば、ケミホタル。ケミホタルは火も電気も使わず、ポキッと折るだけで光り始めるので小さなお子様でも安心して使用できます。
また、竿のトップに取り付けたり、仕掛けに取り付けて集魚ライトにしたりするなど、アイデア次第で様々な用途で使用できる夜釣りにおいて万能なアイテムです。
■ルミカ(日本化学発光) ケミホタル25
ケミホタル25はサイズが23mmで重量は0.15gです。
このサイズはルアーに取り付けて使うことが多いでしょう。メタルジグやバイブレーション、ジグヘッドなどに取り付け、ルアーを動かして使うワインド釣法において使用するのがおすすめです。
- 入数:2本
- 内容物:テープ・チューブ付き
- 発光時間:3時間
- 視認距離:15m
- サイズ:φ2.9mm×23mm
- 重量:0.15g
- カラー:イエロー
■ルミカ(日本化学発光) ぎょぎょライト ワンタッチ M
同じくルミカから販売されている「ぎょぎょライト ワンタッチ M」もおすすめです。夜、置き竿の穂先に出るアタリを捉えるのに使用します。
スタンダードなケミホタルでは、使っているうちにくるくる回ってしまい、仕掛けがからんでしまったり、最悪な場合では穂先が破損してしまうことがあります。
そこで考えられたのが、「ぎょぎょライト ワンタッチ M」です。U字になっている溝に直接竿先をはめ込む仕様になっているので、ワンタッチで穂先に取り付けることができ、仕掛けに絡むこともありません。
夜釣りで置き竿をする場合には必須のアイテムです。
- メーカー参考価格:154円
- 入数:1本
- 発光時間:4時間
- サイズ:10×8×48mm
- 重量:2.42g
- カラー:イエロー
虫除けスプレー
■アース製薬 サラテクト リッチリッチ30 200mL
「サラテクト リッチリッチ30」は夜釣りの天敵であるカやブユはもちろん、感染症が怖いマダニやツツガムシの予防にも効果が期待できる虫除けスプレーです。
虫除け成分であるディート濃度が30%配合され、しっかりとした虫よけ効果が最長で8時間も持続します。
12歳未満の子どもは使用してはいけないほど、虫除け成分が強いのが特徴。虫を気にせず、釣りをするための強力なアイテムになるでしょう。
- 内容量:200mL
- 有効成分 原液100mL中、ディート30.0g
■北見ハッカ通商 ハッカ油ビン 10ml スプレー
「ハッカ油ビン 10ml」は、スプレーをシュッと一吹きするだけで爽やかな香りが楽しめる天然和種ハッカ100%のハッカ油です。天然成分100%なので、子どもがいる場合も安心して使用できます。
ハッカの香りは虫が苦手な香りなので、夜釣りをする時の防虫にもなります。また、虫にさされた部分に塗るとかゆみの沈静にも効果的です。
- メーカー参考価格:1,080円
- 内容量:10mL
- 成分:ハッカ油
仕掛けアイテムを詳しく解説
昼間の釣りでは狙えない大物や数釣りが期待できる夜釣り。
ターゲットに合わせた仕掛け選びが大切です。夜釣りで狙える魚やターゲットの特徴に合ったおすすめの仕掛けについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
夜釣りのポイント
初心者にはおすすめな夜釣りですが、ポイントをおさえないと全く釣れなかった…なんてことにもなりかねません。ここでは夜釣りを行う人に知っておいていただきたいポイントを解説します。
時間帯
一口に夜釣りといっても、日没の時間から日の出の時間までの10〜12時間ほどをさします。
その中でも魚を狙いやすい時間帯があります。それが「夕マズメ」と「朝マズメ」です。
「マズメ」とは、日没や日の出の前後1時間ほどの時間帯のことをいい、魚がよく釣れる時間だといわれています。つまり、夕マズメ=日没前後の1時間ほど、朝マズメ=日の出前後の1時間ほどをさします。
また、潮汐や潮の動きも釣果に大きな影響があります。大潮や中潮などの潮の動きが大きい日、干潮や満潮前後の数時間など潮が大きく動く時間帯も狙い目です。
場所
夜釣りで狙うべき場所は「常夜灯周り」でしょう。常夜灯の真下にはプランクトンを求めた小魚が集まってきます。そして、大きな魚が常夜灯周りの明暗付近からその小魚を狙っています。
つまり、小魚狙いなら「常夜灯の真下」、大型魚なら「常夜灯周りの明暗付近」が狙うべき場所となるわけです。
ただ、真っ暗な場所が釣れないかというと、そうとも言い切れないのが夜釣りのおもしろいところ。常夜灯の下ではなくとも、真っ暗な場所や自動販売機や住宅などのほのかな灯りが海面を照らす場所でも魚はいます。
いろいろな場所を試しながら、狙いとなる魚を釣り上げてください。
夜釣りに挑戦してみよう!
ここまで、夜釣り初心者の方でも準備万端で夜釣りに行けるポイントを解説してきました。
- 夜には夜釣りでしか釣れない夜行性の魚、警戒心が下がっている魚がいる
- 夜は立ち入ってはいけない釣り禁止の場所があるため、事前の確認が必要である
- 夜釣りは視界の確保が難しいため危険が多いが、ライトの取り扱いには十分注意する
- 「夕マズメ」や「朝マズメ」、潮がよく動く時間帯が魚を釣りやすい
夜釣りならではの注意点が多くありますが、それ以上に魅力がたくさんつまっているのが夜釣りです。
ぜひ積極的にチャレンジし、夜釣りを楽しんでみてください。
下記の記事では、夜のルアー釣りが初心者の方でも安心して夜釣りに行くことができるようポイントをまとめて解説しいます。
■ライター:ランチョー
釣り歴10年。エギングやアジング、メバリングをはじめ、様々なルアー釣りを楽しんでいます!
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。