マムートが名古屋に。“スイスネス”あふれる名古屋初の直営店がオープン!
PEAKS 編集部
- 2024年04月24日
INDEX
1862年、山岳国スイスにてロープメーカーとして出発し、2022年に創業160周年を迎えた老舗のアウトドアブランド、マムート。
今月18日、名古屋ではじめてとなる直営店「マムート 名古屋 LACHIC」が、名古屋・栄の商業施設「LACHIC(ラシック)」の5階にオープンした。
コンセプトは、“スイスネス”(=スイスの魅力)を表現するデザイントレンド「アルパイン・シック」。
山荘をモチーフにした造形物がストア中央に配され、プロダクトが並ぶ棚やテーブル、ラックにも木の温もりが感じられるなど、演出されているのは柔らかくて温かいストア空間だ。
什器やディテールにまで統一感の行き届いた、スイスネスあふれる新コンセプトストアを詳しくリポート!
また、5月2日(木)から5月8日(水)にかけて、日本とスイスの国交樹立160周年を記念したイベントも開催されるので、名古屋にお立ち寄りの方はそちらもチェック!
【マムート】イベントinfo
編集◉PEAKS編集部
マムート直営店が、ついに名古屋にやってきた。
マムートの直営店は、2022年に西日本旗艦店として「マムート 大阪」が、昨年11月には日本最大級となる直営店「マムート 京都」がオープンしており、愛知県以西の西日本への直営店出店は3年連続となる。
愛知・名古屋での“初直営店”というのは意外に聞こえるが、このエリアにおいてマムート製品は1990年代から卸売りをとおして盛んに取り扱われてきた、という。マムートのファン、パートナーが多くいる名古屋に直営店を出店することで“コアなブランド価値”をファンに感じてもらい、パートナーにも相乗効果を及ぼしたい——そんな想いがこの出店には込められているのだ。
“スイスネス”に“アルパイン・シック”って、ナンデスカ?
ウッド調の空間に、暖色系の照明のもと、スペースに余裕をもってプロダクトが並んでいる——。
「マムート 名古屋 LACHIC」はほかのストアとはまた違った、シンプルかつどこか柔らかくて温かい雰囲気をまとっている。
そのように印象づけられるのは、ストアデザイナーをはじめとした店舗の作り手たちが、訪れた人に感じてもらいたいもののイメージやストアのコンセプトを明確に描き、空間に落とし込んで設計・表現しているからだろう。
「スイスネス」と「アルパイン・シック」——。
ストア空間を紐解くためのキーワードとコンセプトは、なにやら聞き慣れない響きのことばだ。
いったい、この新店舗にはどのような想いが織り込まれているのだろうか?
名古屋に直営店を出店するにあたり、マムートが重点をおいたのは“コアなブランド価値”をファンに感じてもらうこと。となれば、「創業160周年を超えるスイスブランド」という個性や歴史、バックグラウンドを表現しない手はない。ということで「スイスネス」がキーワードに決まった。「スイスネス(Swissness)」とは、「スイスの魅力/スイスらしさ」といった意味合いだ。
ひとまず、スイスネスという切り口は見えた。だが、実際のストアにスイスネスを落とし込むためには、どんなデザインがふさわしいのだろう……。そんな思いを抱きつつ在日スイス大使館に伺った折、担当者の方にこういわれて、デザインコンセプトが決まったという。
「それって、アルパイン・シックではないでしょうか?」
「アルパイン・シック(Alpine Chic)」は、アルプスらしさを凝縮したインテリアデザイン。スイス発で、欧米の山岳リゾートなどで広く用いられているトレンドだという。
柱や梁、天井や壁の建材は木材がベース。職人の手による上質な什器などを合わせることで、シンプルでありながら上品な空間をつくり出すデザインスタイルだ。
このようにして、「スイスネス」を表現するためのデザインとして「アルパイン・シック」が採り入れられたストアこそが、新店舗の「マムート 名古屋 LACHIC」なのだ。
ストア中央には、象徴的かつ機能的なインストアな山荘を。スイスネスが行き届いたディテールにも注目!
「マムート 名古屋 LACHIC」を訪れると、まず目に入ってくるのが中央に構えた小屋風の建築物。板張りの山荘を思わせるたたずまいで、ストアの顔ともいうべき象徴的な造形物といえる。実はこちら、正面にはキャッシャー、サイド面にはフィッティングルームを備えており、製品のストックルームも奥に控えている。つまり、ストアに必要な機能をもたせつつも、ストアの象徴的存在となるように配されている、というわけだ。建材には古材を採用したり、正面側の屋根下にはカウベルを吊り下げてあったりと、ディテールを見て触って楽しむこともできる。
新店舗の面積は93.9㎡と、やや小ぶり。この点では、ブランド体験スペースである「ヒュッテ1862」を店内にもつ「マムート 京都」や、ボルダリングウォールを併設する「マムートストア 横浜」のような、スペースを必要とする仕掛けは難しい。
限られた空間だからこそ、機能的かつストアの象徴ともなる造形物をインストア中央におく、というコンパクトな空間設計が施されている。
もっとも目立つインストアな山荘のほかにも、プロダクトが並ぶ棚やラックなど店内の随所に感じられるのは木の温もり。ストアのデザインコンセプトを伝えたうえで家具職人に特注したテーブル、ファーのラグなど建材や材質、什器のデザインにも抜かりなくこだわっていることで、細部までデザインの統一感が行き届いている。
折しも、今年2024年は日本・スイス国交樹立160周年。それを記念すべくストアデザインがなされ、マッターホルン山麓のツェルマットや、アルペンリゾートのサンモリッツなどスイスのトップリゾート地でトレンドの「アルパイン・シック」が、この新店舗では表現されているのだ。
マムートというブランド価値と、スイスネスの魅力を発信するというコンセプトのもとオープンした「マムート 名古屋 LACHIC」。
名古屋人の方々はもちろん、他地域のみなさまも名古屋にお立ち寄りのさいには、ぜひスイスネスをのぞきに行ってみてはいかがだろうか?
5月2日(木) ~ 5月8日(水)に開催!
日本・スイス国交樹立160周年記念イベント「スイスの魅力 A Touch of Swissness」
また、5月には記念イベントがLACHICの5階にて開催される。両国の交流の歴史を解説するヒストリーボードや、スイスネスを体感できる展示、フォトブースなども設置されるとのことなので、GW期間中に名古屋を訪れる方はお見逃しなく!
マムートが誇る豊富なラインナップを取り揃える。
マムートの誇るフラッグシップコレクション「アイガーエクストリーム」のプロダクトから、メンズ・レディースのアパレル、タウンユースでも使えるキャップやバックパックまで。
新店舗では、マウンテニアリング、ハイキングからトレイルランニング、クライミングなど幅広いアクティビティに対応したアパレル、ギアを展開している。
また、現代的な都市生活やビジネスシーンにもマッチしたアーバニアリングのウエアやバックパックも取り揃えている。
「マムート 名古屋 LACHIC」では、限定プロダクトも販売。スイスのチーフデザイナーが描き下ろした富士山に、富士登山の4ルートや山の情報を英字でプリントした「QD Fujiyama Print T-Shirt AF」の先行販売や、背中に大きく「NAGOYA MAMMUT」とプリントされたTシャツの新店舗限定発売も!
ストアinfo
MAMMUT 名古屋 LACHIC
- 住所:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄 3 丁目 6-1 5F 524 区画
- 営業時間:11:00~21:00
- 電話番号:052-228-1862
- 定休日:不定休
■お問い合わせ
マムート スポーツグループジャパン:03-5413-8597 / https://www.mammut.jp
SHARE
PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。