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改めて注目されているブリヂストンのロードバイクRP8「ANCHOR(アンカー)」

ブリヂストンサイクルといえば60年以上の伝統を持つレーシングチームを持つほか、スポーツサイクルにおいて「ANCHOR(アンカー)」といえば信頼のブランドとして知られる。ここ最近脚光を浴びているのがレーシングモデルのセカンドグレード「RP8」だ。ここではエンデュランスモデル「RE8」と比較しながら「RP8」について商品企画担当の村河裕紀さんにお話を聞いてみた。

RE8の登場でいまRP8が改めて注目されている

レースで勝つための性能を追求した「RP8」と、ロングライドでの快適性を重視した「RE8」。異なるコンセプトを持つ2つのモデルは、どちらも解析システム「プロフォーマット」によって生み出された。

RP8プロ選手のフィードバックを基に開発されたレーシングモデルヘッドチューブが短くスタックが低い設計はハンドルをなるべく低くしたいライダーに最適だシートステーもストレート形状で剛性を高めており、「RE8とは明らかに違うコンセプトだ

大きく異なるのはジオメトリとフレームの剛性設計ですと村河裕紀さんただし両モデルには共通点もあり、「ペダリング時のフィーリングはかなり近いというチェーンステーの非対称な形状やボリューム感はアンカーの走りへのこだわりを感じさせる

村河裕紀(ブリヂストンサイクル 商品戦略課)

アンカーだけでなくブリヂストン グリーンレーベルなどの商品企画も手掛けたアンカーではレーシングモデルの乗り心地や性能だけでなくRE8に代表される市場に受け入れやすいデザインコンセプトの企画も行っている。

RP8 – ハイエンドモデル譲りの剛性バランスを実現

アンカーのフラッグシップモデル「RP9」をベースに「PROFORMAT(プロフォーマット)」を用いて開発されたミドルグレードの競技用バイクが「RP8」だ。主要な部位の剛性はRP9対比で約9割としつつも、剛性バランスはRP9同等に設定、RP9譲りの走行フィールを実現している。完成車にはシマノのコンポーネント、105 Di2と105を採用した2モデルがあり、またホイールにはマヴィック・アクシウムディスクまたはシマノ・WH-RS171を採用。フレームセット販売も行っている。

RE8に比べ、レーシングモデルのRP8のヘッドチューブは短く、よりハンドルを下げられるためレース向けだ
ドロップドシートステーを採用し、空力と剛性、快適さのバランスを成立させている。RE8では横から見ると弓なりになっているが、RP8は直線的だ
横に張り出したボトムブラケットにより、高い剛性を確保。プレスフィット方式を採用
チェーンステーは左右非対称設計となる

情熱と気高さを表現した2つの限定カラーも追加

レーシングシャインレッド

RP82025年モデルの限定カラーとしてレーシングシャインレッドレーシングディープブルーが登場鮮やかなレッドはレースにかける情熱を静かな煌めきを放つブルーは勝利を追求する気高さを表現105 Di2モデルとフレームセットで選択可能。

レーシングディープブルー

105 Di2モデル(電動変速)

52万4000円(完成車)

  • フレーム:PROFORMAT, TORAY T800 + T700, フラットマウント
  • フォーク:PROFORMAT, CARBON, ストレートタイプ, フラットマウント
  • カラー:レーシングブラック、レーシングホワイト、レーシングシャインレッド、レーシングディープブルー
  • コンポーネント:シマノ・105 Di2
  • ハンドル:アルミ
  • ホイール:マヴィック・アクシウム ディスク
  • サイズ:440, 490, 510, 530mm
  • 完成車重量:8.5kg(ペダルなし)

105モデル(機械式変速)

41万4000円(完成車)

  • フレームPROFORMAT, TORAY T800 + T700, フラットマウント
  • フォークPROFORMAT, CARBON, ストレートタイプ, フラットマウント
  • カラーレーシングブラックレーシングホワイト
  • コンポーネントシマノ105
  • ハンドルアルミ
  • ホイールシマノ WH-RS171
  • サイズ440490510530㎜
  • 完成車重量8.8kgペダルなし

フレームセット

33万円

  • フレームPROFORMAT, TORAY T800 + T700, フラットマウント
  • フォークPROFORMAT, CARBON, ストレートタイプ, フラットマウント

RE8 – ツーリングやヒルクライムも楽しめるアクティブライン

RE8週末のロングライドをより快適に楽しむためのエンデュランスモデルヘッドチューブを長めに設計しスペーサーを多く積まなくても楽なポジションを取れるのが特徴。「RE8はシートステーを上向きにベンドさせフォークにも微妙な曲線を持たせることで路面からの振動を吸収しやすい設計一方でチェーンステーからダウンチューブヘッドチューブには剛性を持たせてレースモデル譲りの走行性能を担保している。

  • アルテグラモデル – 93万5000円(完成車)
  • 105 Di2モデル – 48万9000円(完成車)
  • 105モデル – 37万9000円(完成車)
  • フレームセット – 32万円

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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