
iRCタイヤ、最新作ずらり サイクルモード東京で注目技術「魔法のテープ」も|iRC TIRE

Bicycle Club編集部
- 2025年04月16日
iRC TIRE(井上ゴム工業)が、今週末の4月19日(土)と20日(日)に東京ビッグサイト(東6・7・8ホール+東京臨海広域防災公園)で開催される、国内最大級のスポーツ自転車総合展示・試乗イベント「CYCLE MODE TOKYO 2025」に大規模なブースを出展する(ブース番号:東7ホール 7-501)。タイヤの設計から開発、製造、販売までを一貫して自社で行い、世界トップクラスの品質を自負する同社。今回の出展では、ロードバイク、グラベル、MTB、シティサイクルといった多岐にわたるカテゴリーの最新・開発中製品を展示するほか、日東電工と共同開発中の画期的なパンク防止技術の実演、豪華ゲストを招いたトークショー、そして景品付きの抽選会など、来場者との交流を重視した多彩な企画を用意し、自転車ファンや業界関係者の注目を集めそうだ。
【新製品・注目製品ハイライト】 幅広いニーズに応える最新ラインナップ
ROAD:進化を続けるロードタイヤ
ロードバイクカテゴリーでは、昨年8月に発売され、その性能で好評を得ている「第6世代 FORMULA PRO」シリーズが展示される。具体的には、耐パンク性能とグリップ力を両立した「FORMULA PRO TLR X-GUARD (700x28C, ブラック, チューブレス)」や、しなやかさとグリップ力を高次元でバランスさせた「FORMULA PRO TL RBCC (700x28C, ブラック, チューブレス)」、そして軽量性を追求した「FORMULA PRO TLR S-LIGHT (700x28C, タンカラー, チューブレスレディ)」などが並ぶ。
さらに、現在開発が進められている「第6.5世代」とも位置付けられるモデルが参考出品として登場する。転がり抵抗の低減を極限まで追求した「ASPITE PRO 低転がりモデル (ブラック, クリンチャー)」や「FORMULA PRO TLR 低転がりモデル (ブラック, チューブレスレディ)」は、レースシーンでのアドバンテージを求めるシリアスライダーにとって見逃せない存在となるだろう。これらの開発中モデルは、YONEXのロードバイク「GROWENT」にも装着され、実車展示される。既存のクリンチャーモデルとして定評のある「ASPITE PRO RBCC (700x28C, ブラック)」や軽量な「ASPITE PRO S-LIGHT (700x28C, タンカラー)」も展示され、iRCロードタイヤの層の厚さを示す。
GRAVEL:多様化するグラベルシーンへ、最速・最軽量モデル登場
近年、急速に人気が高まっているグラベルカテゴリーでは、待望の新製品が目白押しだ。2025年春(4月下旬入荷予定)には、既存のBOKENシリーズから軽量性を追求した「BOKEN LIGHT TLR (700x42C, タンカラー, チューブレスレディ)」と、よりアグレッシブな走破性を持つ「BOKEN DOUBLE CROSS LIGHT TLR (700x42C, チューブレスレディ)」が発売開始となる。
さらに、高速化するグラベルレースシーンを見据えたレーシングモデル「BOKEN PRO TLR」が今回、世界初公開される。センタースリックパターンを採用し、最先端トレンドのワイドサイズである700x47C(チューブレスレディ)が、2025年夏頃の発売予定で展示される。このタイヤは、RIDLEYのグラベルバイク「KANZO」に装着された状態で展示され、その迫力と性能への期待感を高める。
MTB:日本のトレイルを知り尽くしたタイヤに新色
マウンテンバイク用タイヤでは、日本の湿った土壌や木の根が多いトレイルコンディションに合わせて開発され、そのグリップ性能で高い評価を得ているエンデューロ/トレイルタイヤ「TANKEN GEKKOTA TLR (29×2.3, チューブレスレディ)」に、ユーザーからの要望が多かった精悍なブラックカラーが追加された。2025年春(4月)より発売が開始されたこの新色モデルが、いち早く会場で披露される。
CITY/URBAN:日常を支える信頼性と快適性の進化
シティサイクルやアーバンライド向けにも新製品が登場する。チューブレスレディ仕様で快適性と耐パンク性を両立したアーバン向けタイヤ「URBANMASTER (700x38C, ブラック, 新製品)」や、軽快な走りが魅力の「JETTY PLUS (700x28C, タンカラー, クリンチャー)」が展示される。
特に注目されるのは、電動アシスト自転車用タイヤとして長年親しまれてきた「足楽」シリーズのリニューアルだ。耐摩耗性や乗り心地、安全性をさらに向上させた新モデル「90型 足楽NEO (26×1 3/8, ブラック, クリンチャー)」が、2025年夏以降の順次発売を前に初めて公開される。子育て世代や日常の移動手段として電動アシスト自転車を利用するユーザーにとって、見逃せない展示となるだろう。
【技術デモンストレーション】 日東電工と共同開発「魔法のテープ」の実力は?
今回のiRC TIREブースで最大の目玉となりそうなのが、日東電工との共同開発によって生まれた「タイヤに貼るパンク防止テープ」の実演会である。これは、従来のチューブレスタイヤ(※チューブレスレディではない)の内側に特殊な粘着テープを貼り付けることで、釘などの異物が貫通しても、テープ材が穴を塞ぎ空気漏れを抑制するという画期的な技術だ。「魔法のテープ」とも称されるこの開発中の製品が、実際にどのように機能するのかを間近で見ることができる貴重な機会となる。突き刺しパンクによる走行不能のリスクを大幅に低減する可能性を秘めており、サイクリストが長年抱えてきた悩みを解決する一手となるか、大きな期待が寄せられている。実演会は会期中、複数回実施される予定だ。
【ブースイベント】 豪華ゲストトークショー&ハズレなし抽選会
製品展示や技術デモに加え、来場者が楽しめる参加型イベントも充実している。ブース内の特設ステージでは、4月よりiRC TIREの公式アンバサダーに就任した自転車インフルエンサーのYUKARIさんと、自転車メディアなどでも活躍し、自他ともに認めるヘビーiRCユーザーであるおかだまさたかさんをゲストに迎えたスペシャルトークショーが、2日間で計4回開催される。「新型FORMULAってどうなの?」「目指せ富士ヒルブロンズ!」「はじめてのグラベル」といった、初心者から経験豊富なサイクリストまで楽しめるテーマについて、二人の軽快なトークが繰り広げられる予定だ(テーマは回によって変動する可能性あり)。
また、毎回好評を博している「ガラポン抽選会」も開催される。WEBアンケートなどに回答することで参加でき、特賞には同社のフラッグシップロードタイヤ「ASPITE PRO」の2本セット(計3本)が用意されるほか、1等には機能性とデザイン性を兼ね備えた「iRC x CHROME バッグ」(計5本)、2等には普段使いにも便利な「IRCオリジナルサコッシュ」が当たるなど、ハズレなしの豪華な内容となっている。各回人数限定での開催となるため、早めの参加が推奨される。
さらに、4月20日(日)の14:00からは、サイクルモード内のブランドセミナーステージにて、iRC TIREによる「タイヤの基礎知識」セミナーも開催される。タイヤ選びの基本やメンテナンスについて学びたいサイクリストにとって有益な情報が得られるだろう。
iRC TIRE ブース イベントスケジュール(予定)
4月19日(土)
- 10:00~10:30 ガラポン抽選会
- 11:00~11:30 YUKARIさん・おかださん トークショー
- 11:30~12:00 魔法のテープ実演会
- 14:00~14:30 YUKARIさん・おかださん トークショー
- 14:30~15:00 魔法のテープ実演会
- 16:00~16:30 ガラポン抽選会
4月20日(日)
- 10:00~10:30 ガラポン抽選会
- 11:00~11:30 YUKARIさん・おかださん トークショー
- 11:30~12:00 魔法のテープ実演会
- 13:00~13:30 YUKARIさん・おかださん トークショー
- 13:30~14:00 魔法のテープ実演会
- 14:00~14:20 【ブランドセミナーステージ】タイヤの基礎知識
- 15:00~15:30 ガラポン抽選会
※上記スケジュールは変更となる場合がある。最新情報は現地で確認のこと。
開催概要と来場時の注意
「CYCLE MODE TOKYO 2025」の開催日時は、4月19日(土)が10:00~18:00、4月20日(日)が10:00~17:00(両日とも販売店関係者は9:30より優先入場可能)。入場料は前売券1,500円、当日券1,900円(WEB当日券1,700円、女性券など各種あり、中学生以下無料)。
なお、会期中はJR山手線および京浜東北線の一部区間で工事に伴う運休が予定されているため、公共交通機関を利用して来場する場合は、事前に最新の運行情報を確認することが強く推奨される。
iRC TIREのブースは、同社の最新技術と製品ラインナップに触れられるだけでなく、開発中の注目技術やサイクリングの楽しさを共有できるイベントが満載であり、CYCLE MODE TOKYO 2025の中でも特に見逃せないスポットとなりそうだ。
問:井上ゴム工業 https://ircbike.jp/
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