
東京サンエス、10年ぶりのリムブレーキロード ワンバイエス「JFF#503」を発表|OnebyESU

Bicycle Club編集部
- 2025年04月23日
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東京サンエスは、同社のオリジナルブランド「OnebyESU(ワンバイエス)」から、新型クロモリリムブレーキロードフレーム「JFF#503」の発売を発表した。ディスクブレーキが主流となる現代において、あえてリムブレーキ仕様を採用し、クロモリ素材ならではの「粘り」や「しなり」といった乗り心地を追求した意欲作となる。OnebyESUブランドとしては約10年ぶりのリムブレーキモデルの登場となる。
クロモリの特性を活かすリムブレーキ仕様
「JFF#503」は、「自転車の楽しさを謳歌し爽快な一体感を楽しめる」ことをコンセプトに開発された。同社によれば、昨今のフラットマウントディスクブレーキやスルーアクスル規格では実現が難しいとされる、クロモリフレーム特有の柔軟性や反発力を最大限に引き出すため、リムブレーキ規格が選択されたという。「走りにシンクロしライダーと深く馴染み、次の道へと誘うような、穏やかな愉しみが湧き上がるフレーム」を目指した。
細部までこだわったフレーム設計
フレーム素材には、トリプルバテッドやダブルバテッドを適材適所に配した熱処理済みのオリジナルクロモリチューブを採用し、軽量化と剛性のバランスを図っている。ヘッドチューブは、上下1-1/8インチの圧入式とし、ヘッド周りの剛性を確保しつつ軽快な操作感を実現。特にシートステーには、弓形と横方向への「ハの字」ベンド加工を施すことで、路面からの衝撃吸収性を高め、快適な推進力をもたらす設計となっている。エンドには軽量な「Ritchey Dropout Socket」が採用された。
現代のニーズに応える多様な対応力
現代の多様なコンポーネントへの対応も考慮されており、ワイヤー式変速およびシマノDi2電動変速に対応するケーブルルーティング設計となっている。トップチューブにはケーブル類を内装できるトンネルが設けられ、ダウンチューブ下部には各種ケーブル方式に対応する付属のアルミパーツを取り付け可能だ。
タイヤクリアランスは、リムブレーキフレームながら最大で700x30Cサイズまでを想定(※タイヤ、リム、ブレーキキャリパーの種類による確認が必要)。これにより、やや太めのタイヤをチューブレスタイヤを装着し、低空気圧による快適な乗り心地を享受することも可能になる。
安定性と美観を追求したジオメトリー
フレームジオメトリーは、ライダーが自転車の中心にバランス良く乗れるよう設計され、軽やかで安定したハンドリングを目指している。特にトップチューブ長とリーチのバランス、そしてスチールフレームの特性を活かす重心配分に注力したという。外観はホリゾンタルに近い、わずかなスローピング(前上がり1.1度 ※一部サイズ除く)にこだわっている。
選べるフォークと豊富なカラーオーダー




フロントフォークは、フレームの特性に合わせて3種類から選択可能。超軽量フルカーボンのベンドタイプ「OBS-R11」(4種類のオフセットから選択可)、ダイレクト感のあるストレートカーボン「OBS-R21」、またはフレームと同色塗装(価格に含む)も可能なラグ付きクロモリフォーク「OBS-RST-OS」が用意される。
カラーオーダーにも対応しており、基本カラーチャート(全25色)からの単色塗装はフレーム価格に含まれる。さらに、PANTONE®カラーからの指定(追加料金)や、ソリッド、輝き度合いの異なる仕上げ(G-0/G-3/G-7)、マット(艶消し)塗装も選択可能で、ユーザーの好みに合わせた一台を作り上げることができる。
OnebyESU JFF#503
フレーム&OBS-R11:190,300円(税込)
フレーム&OBS-R21:187,000円(税込)
フレーム&OBS-RST-OS:174,900円(税込)
フレーム単体:154,000円(税込)
※上記価格には基本カラーチャート内単色塗装代を含む


- フレーム素材:クロモリ(熱処理オリジナルバテッドチューブ)
- 対応ブレーキ:リムブレーキ
- サイズ:460, 480, 500, 520, 540, 560, 580mm
- フォーク:OBS-R11(カーボン)、OBS-R21(カーボン)、OBS-RST-OS(クロモリ)から選択
- 重量 (参考):フレーム約1755g(500mm未塗装)、OBS-R11フォーク約312g
問:東京サンエス https://onebyesu.tokyo-san-esu.com/
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