
サイクルモード東京2025 突撃レポート前編|BC STATION #52
- 2025年04月26日
INDEX
4⽉19⽇(⼟)、20⽇(⽇)の2⽇間、⽇本最⼤のスポーツサイクルフェスティバル「サイクルモード東京」2025が開催された。会場は毎年恒例の東京ビッグサイト。昨年よりも奥まったエリアの東ホール6、7、8に場所を移したが、快晴の週末になったため混雑していた。その会場に、BCステーションMCの佐藤シンゴが突撃レポートをしてきた。
BCステーションでは、バイシクルクラブ編集部と佐藤シンゴが独自の視点・観点で、ぜひともココの話は聞いてみたいという10社のブースを訪問・収録。
前後編に分けてお届けするが、今回の前編では以下の5つのブースを紹介する。各社の社長や開発エンジニアなど普段お会いすることの機会が少ない貴重な「中の人」の生の声は必聴だ。
1、井上ゴム(iRC TIRE)
グローバルタイヤ事業部 営業本部 営業企画室 田中国大さん
なんとこの日が本邦初公開という新作タイヤ、BOKEN PROが会場で大注目。
レース向きに開発されたこの製品。協賛しているUNBOUNDでの研究開発の成果がセンタースリックというパターンだ。
他にも昨年大好評だったグラベルのフェスこと、「白馬グラベルミーティング」が取材当日でもあった4月19日よりエントリーがスタートしたとのこと。
2、東京サンエス
国内顧客営業 マネージャー 石井健司さん
「今の最新のバイクが10年先も安心して乗れるのか?」という言葉が胸に刺さった。
同社では旧規格でつくられた自転車も安心して使い続けられるようなパーツの開発が多くの自転車ファンから受け入れらている。こちらは、スルーアクスルとQRの両方をアダプター交換するだけでスマートに共有できるシンプルなハブを紹介いただいた。
他にもリムブレーキにも対応して外観を美しくするためのセンターロックブレーキ勘合部につけるキャップも用意されている。
同社オリジナルブランド「ワンバイエス」。
最新のJFF#503にいたっては、リムブレーキ専用だが、現行の太いタイヤ30Cまで対応できるクリアランスを確保しつつ、Di2にも対応。90年代にデビューしたRitcheyにも採用されたしなりを生かしたベンドシートステイを採用している新旧の良さを伝承したバイクが展示されていた。
3、iruka
代表取締役社長 小林正樹さん
群雄割拠の小径車市場。数多くの車体が存在する中で、異才を放つデザインと合理性が融合したつくりの良さが特徴的なブランドがirukaだ。
同ブランドで目を引くのが流線形をフレームだ。最大の特徴は太いトップチューブ内の空間に折りたたまれた後輪が見事に収まるという構造だ。
トップチューブにつなぎ目が無いために剛性を確保できるだけでなく、前輪と後輪のハブ軸が一直線に結合されることで、輪行時に転がしながら歩行できるという、理にかなった運搬方法も大きな魅力となっている。
4、パナレーサー
代表取締役社長 大和竜一さん
ブース訪問の際に現れ、収録対応してくれたのは同社の大和竜一社長であった。貴重な機会を逃すまいと、恐れ多くも社長へのインタビューを敢行した。
話を聞けば聞くほど、社長自ら現場へ足を運んでいる様子が伝わってくる。
何より驚いたことは、同社が製品を多く売ることだけでなく、地域創生の一環として自転車で地方を盛り上げることにも注力し、「タイヤを売るのではなく、自転車の文化を広める」と断言したことだった。こうした考えを持つメーカーの存在意義は、これからも非常に高くなっていくことだろう。
5、SmaChari
本田技研 新事業開発部 大貫博崇さん/ホダカ 雀部庄司さん
東ホール奥の広大なスペースに「普通っぽい」電動アシストバイクがいくつも並んでいた。収録前にじっくりと展示物を見ると、まさにこれからの理想像のような仕組みだと痛感した。
あのHONDAがまた自転車業界に帰ってきたのだ。これは聞かざるをえない。どんな構想なのか、こちらのお二方にマイクを向けた。
なんと、電動アシストユニットをポン付けする仕組みがやってきたのだ。しかもHONDAの先進技術、安心・信頼に満ち溢れている。この構想のきっかけとなった裏話もあるので、ぜひとも最後までBCステーションを聞いてほしい。
自転車の明るい未来、これからの活用方法の活路が見いだせると想像できのるは私だけではないのではと思う。
ホダカの製品群を始め、ワイズロードや他メーカーとも協力体制が確立している。複数企業の参画によって発展していくe-Bikeの領域。その成長速度は、まさにアシストが効くかの如く強い推進力をもってぐんぐんと進んでいくだろう。
(前編 再生時間67分)
次回の後編では、insta360、ダイアテック、Q36.5、Sugino 、GROWTACを訪問した様子を公開・配信予定。こちらもぜひ楽しみにしてほしい。
サイクルモード東京2025 突撃レポート前編|BC STATION #52
ポッドキャスト番組「BC STATION」、今回はサイクルモード東京2025での突撃インタビューを収録。下をクリック!!
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・Instagram公式アカウント @bc_station_bicycleclub
・MC・収録・編集: Whatineed 佐藤シンゴ
・制作:Bicycle Club
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