パールイズミ、普段着ライクな新提案「シティライドポタージャージ」を発表｜PEARL iZUMi

Bicycle Club編集部

2025年05月08日

パールイズミは、2025年5月7日、従来のサイクルジャージのイメージにとらわれず、よりカジュアルなテイストと快適な着心地を追求した新商品「シティライドポタージャージ」を発表した。本格的なサイクルウェアのフィット感やデザインが苦手な層や、自転車を日常生活の移動手段として利用し、そのまま街中にも溶け込めるようなスタイルを求めるサイクリストに向けた、新しい選択肢となる。

「サイクルウェアらしくない」快適性とデザインの両立

近年、健康志向の高まりや環境意識の変化から、自転車をスポーツとしてだけでなく、通勤・通学や日常の足として活用する人が増えている。こうしたライフスタイルの変化に伴い、従来のレース志向のタイトなサイクルウェアとは異なる、よりリラックスして着用でき、普段着としても違和感のないデザインのウェアへのニーズが高まっていた。
「シティライドポタージャージ」は、まさにこうした声に応える形で開発された。

肌触りとドライ性能に優れた新素材を採用

最大の特徴の一つは、採用されている素材である。表裏に微細な凹凸を持つこの特殊な生地は、まるでコットンのようなナチュラルでソフトな肌触りを実現。同時に、その凹凸構造が肌と生地の間にわずかな空間を作り出すことで、汗をかいても生地が肌に貼りつきにくく、常にドライで快適な着心地をキープする。吸汗速乾性も備えており、自転車に乗っている時も、降りてからも爽快感が持続する。

ゆったりとした「シティライドフィット」

シルエットは、パールイズミが新たに提案する「シティライドフィット」を採用。これは、従来のレースフィットやベーシックフィットとは異なり、身頃の裾部分にゴムを入れず、全体的にゆとりを持たせたリラックス感のあるカッティングである。身体のラインを強調しすぎず、締め付け感もないため、長時間の着用でもストレスを感じにくい。自転車を降りてカフェに立ち寄ったり、買い物をしたりする際にも、周囲の目を気にすることなく自然に振る舞える。

細部までこだわったカジュアルデザイン

デザイン面では、シンプルさを基調としつつ、細部にカジュアルテイストを演出する工夫が凝らされている。フロントファスナーには、一般的なプラスチック製ではなく、落ち着いた光沢のメタル調ファスナーを採用し、上質感をプラス。胸元には、ブランドロゴが控えめな刺繍で施されており、さりげないアクセントとなっている。これらのディテールへのこだわりが、サイクルウェア特有のスポーティーさを抑え、洗練された普段着のような印象を与えている。