iRCタイヤ、「史上最速」へ挑戦 新型ロードタイヤ「SPEED EDGE」シリーズを発表｜iRC TIRE

井上ゴム工業は2025年5月31日、自転車競技で最速タイムを目指すライダーに向け、ブランド史上最速を謳う2つの革新的なロードバイク用タイヤを発表した。チューブレスレディモデルの『FORMULA PRO TUBELESS READY SPEED EDGE』と、クリンチャーモデルの『ASPITE PRO SPEED EDGE』は、特にヒルクライムやタイムトライアル競技でのパフォーマンスを最大限に引き出す設計となっている。

iRC史上最速の低転がり抵抗『FORMULA PRO TLR SPEED EDGE』

『FORMULA PRO TUBELESS READY SPEED EDGE』は、iRC TIREブランド史上最速の低転がり抵抗値を記録したチューブレスレディタイヤだ。ヒルクライムやタイムトライアルなど、純粋なスピードが求められるレースに特化して開発された。

その最大の特徴は、新開発の「SLRS（左右対称低転がり構造）」である。この革新的なタイヤ構造は、左右対称設計によりライダーのエネルギーロスを最小限に抑え、転がり抵抗を大幅に削減する。これにより、登坂時でも無駄なエネルギー消費を防ぎ、より効率的な走行を可能にする。

転がり抵抗は、現行のS-LIGHTモデル比で21.2％減、RBCCモデル比で12.7％減（※700x28C、同社ラボ評価）を達成。軽量設計も追求し、700x25Cで225g、700x28Cで260gを実現。フックレスリムにも対応する。コンパウンドには、転がりに特化した新型シングルコンパウンドを採用している。

FORMULA PRO TUBELESS READY SPEED EDGE

価格：13,200円（税込）

• タイプ：チューブレスレディ
• サイズ、重量：700×25C（225g）、700×28C（260g）
• 主要技術・特徴：SLRS（左右対称低転がり構造）、iRC史上最速の低転がり抵抗、軽量設計、新型シングルコンパウンド、フックレス対応
• 最適な使用シーン：ヒルクライム、タイムトライアル、決戦用
• 発売予定日：2025年7月下旬予定

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iRC史上最軽量クリンチャー『ASPITE PRO SPEED EDGE』

一方、『ASPITE PRO SPEED EDGE』は、iRCのクリンチャータイヤの中で最軽量を誇り、スピードを徹底的に追求したモデルだ。こちらも「SLRS（左右対称低転がり構造）」技術を搭載し、エネルギーロスを最小限に抑えることで、登坂時やスプリント時でも驚異的なスピード性能を提供する。

転がり抵抗は現行モデルであるASPITE PRO S-LIGHT比で30.9％削減（※700x25C、同社ラボ評価）し、タイムトライアルにも対応する抜群の性能を発揮する。超軽量設計が際立っており、700x25Cでわずか180g、700x28Cで200gという軽さを実現。クリンチャータイヤとしては数少ないフックレスリム対応も特徴の一つだ。

ASPITE PRO SPEED EDGE

価格：11,000円（税込）

• タイプ：クリンチャー
• サイズ、重量：700×25C（180g）、700×28C（200g）
• 主要技術・特徴：SLRS（左右対称低転がり構造）、iRC史上最軽量、フックレス対応
• 最適な使用シーン：ヒルクライム、タイムトライアル、決戦用
• 発売予定日：2025年6月中旬予定

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日本開発・国内生産、漆黒の限定パッケージ

両製品とも日本で開発され、国内の工場で数量限定で生産される。販売も現時点では日本国内向けのみとしており、富士ヒルクライムに代表されるような日本のヒルクライムレースやタイムトライアルレースに最適化されたタイヤと言えるだろう。

パッケージも通常のiRC TIRE製品とは異なり、漆黒を基調とした特別仕様となる予定だ。『ASPITE PRO SPEED EDGE』は6月中旬から、『FORMULA PRO TLR SPEED EDGE』は7月中旬から発売を開始する。記録更新を目指すシリアスレーサーにとって、注目の新製品の登場となる。

問：井上ゴム工業　https://ircbike.jp/