BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

ロードバイク|現行スチールパイプカタログ -REYNOLDS & COLUMBUS-

REYNOLDS
【レイノルズ】

鋼管メーカーとしてもっとも古く
最新素材もカバーする老舗ブランド

稀代の名作531や、最近はステンレスパイプなども注目されている老舗中の老舗、レイノルズ。イギリス・バーミンガムに本拠を置く鋼管メーカーで、1890年に世界初のバテッドパイプを量産、7年後に特許を取得したことでも知られる。
もっとも有名なパイプである531は、いわゆるクロモリではなく、正確にはマンガンモリブデン鋼だ。1930年代に開発され、大戦中は爆撃機の胴体材料としても使われた経緯をもつ。その他のラインナップも豊富で、クルマなど自転車業界以外の分野にも幅広く展開されており、名実ともに信頼されたクオリティをもっているといえよう。
また、最新パイプとして打ち出しているステンレスは、953など3モデルを展開。加工や溶接に高い技術を要するので限られたビルダーにしか提供されていないが、たぐい稀なる重量比強度と鏡面のように美しい輝きで人々を魅了している。


931

モータースポーツなど広範囲の使用を想定した析出硬化系ステンレスパイプ。ラグロウ付け、フィレット仕上げ、ティグ溶接などいずれもオススメ。径に応じて多数の厚さを展開する
SPEC
Diameter:25.4〜38.14
Wall in ㎜:N.A.


921

953と931を補完する目的で開発された新しいステンレスパイプ。マルテンサイト系で、冷間加工によってクロモリ鋼と同様に1000MPa以上の引張強度を達成。サイズも豊富

SPEC
Diameter:25.4〜38.1
Wall in ㎜:0.6/0.45/0.6〜1.15/0.9/0.6/0.9


953

マルテンサイト系ステンレスを、時効硬化によってさらに高強度にしたマルエージング鋼パイプ。引張強度2000MPa以上、すぐれた靱性という驚異的スペックをあわせもつ

SPEC
Diameter:25.4〜36.4
Wall in ㎜:0.5/0.3/0.5〜0.7/0.5/0.7


853

常温硬化という特性により、溶接後に溶接部の強度が高くなる高級シームレスパイプ。スチールのなかでもマンガンとクロムの含有率が高く、引張強度、疲労強度ともにすぐれる

SPEC
Diameter:25.4〜38.1
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7〜1.2/0.9/1.2


631

853と同じ性質をもった素材で、冷間加工により作られたスチールパイプ。同じく常温硬化という特性により溶接部の強度は高くなるが、長距離やタフなライドを想定している

SPEC
Diameter:25.4〜38.1
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7〜1.0/0.7/1.0


531

前三角のみの限定生産で、いまも現行品として展開。戦前デビューだが、2000年に行われた競輪用パイプの調査では当時と同じ組成が確認されたという伝説の名パイプだ

SPEC
Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8〜0.9/0.6


525

レイノルズのライセンスにより、台湾で生産されるクロモリパイプ。材質は531に似たものを使用し、きびしい品質管理のもとさまざまなサイズを展開。多くの完成車に採用される

SPEC
Diameter:25.4〜34.9
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7〜0.9/0.6/1.2


520

531に似た材質を使ったクロモリパイプ。525同様にさまざまな径やバテッドを展開。自転車以外にもスポーツカーのシャーシやオートバイのフレームにも使われている

SPEC
Diameter:N.A.
Wall in ㎜:N.A.


753

イノーが最後に乗ったバイクにも使われていた、自転車業界初の熱処理されたマンガンモリブデン鋼。加熱による焼きなましを防ぐため、ロウ付けには銀ロウを推奨している

SPEC
Diameter:N.A.
Wall in ㎜:N.A.


725

引き抜き加工と熱処理によって作られるダブルバテッドのクロモリパイプ。725はティグ溶接ができ、ビルダーの好みによって853や631と組み合わせて使うことができた

SPEC

Diameter:25.4〜34.9
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7〜0.9/0.6/1.2

COLUMBUS
【 コロンブス 】

意欲的モデルをラインナップする
イタリアのパイプブランド

ハトのマークでおなじみのコロンブスは、1919年にイタリアで創業した鋼管メーカーだ。1931年にシームレスパイプの生産に成功し、その後バイクやクルマ、航空機の世界でも大きく活躍。モトグッチや初期フェラーリのフレームにもコロンバスのパイプが使われた。
自転車部門として独立したのは1977年のこと。エアーやSLXといった名パイプを世に放ち、スチールが一時終焉を迎えつつあった時代には、アルミパイプで世界を席巻した。いまでは定番のSLをはじめ、ニオビウムを使ったスピリットや楕円パイプのマックスなどのスチールパイプをリリースし、ハイエンドユーザーから高い評価を得ている。
また、最新のカーボンパイプからステンレスパイプ、さらにはフォークまで多数展開しているコロンブス。走る素材をつねに追い求め、フレーム素材メーカーの先駆的存在として君臨し続けている。


SL

名作SLX登場以前のフラッグシップで、すぐれたバランスが人気の定番モデルでもある。70年代のイタリアンバイクに多く採用され、いまではチネリ・スーパーコルサなどに採用される

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8〜0.8/0.6


MAX

断面がオーバル形状となっている楕円パイプ。ニバクロームというコロンバス独自の素材を採用し、スチールらしからぬ戦闘的ルックスにファンも多い。かつては専用のラグも生産されていた

SPEC

Diameter:31.7〜35
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7〜0.8/0.5


XCR

他メーカーに先駆けてリリースされたステンレスパイプ。サビることのない宝石のような輝きで、スチールに新しい可能性を見出した。ロウ付けは銀ロウで行うが、非常に高い技術が必要

SPEC

Diameter:31.7〜42
Wall in ㎜:0.6/0.4/0.6〜0.7/0.5


SPIRIT

ニオビウムを添加した次世代スチールパイプ。析出硬化により降伏強度を上げ、軽く高強度に仕上げた。ハイエンドユーザーに人気だが、肉薄で扱いはシビア。コンペティション用
SPEC

Diameter:28.6〜38
Wall in ㎜:0.6/0.4/0.6 〜0.8/0.5/0.8


SPIRIT FL

FLは「for lugs」の略で、スピリットをラグ接合で使えるようにしたパイプ。オーバーサイズのみの展開だが、これならラグ仕様の軽量フレームも夢じゃない。スピリットよりもやや肉厚

SPEC

Diameter:28.6〜31.7
Wall in ㎜:0.75/0.45/0.75〜0.8/0.6


SPIRIT KEIRIN

競輪の規定に即したバージョンのスピリット。肉厚はややあるが、ニオビウムを添加した特殊素材ゆえ、より高強度になっている。メーカー車ではミューラー・MLsptに採用されている

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8〜0.8/0.6


LIFE

ニオビウムを添加したコンペティション用バテッドパイプ。さまざまな径と肉厚を用意し、ディアドロップ形状のパイプも展開。比較的軽量なレーシングフレームを作りたい人にオススメ

SPEC

Diameter:28.6〜38
Wall in ㎜:0.65/0.45/0.65〜0.8/0.6/1


CROMOR

やや肉厚なダブルバテッドパイプで、タンゲ・No.2やカイセイ・022に相当するクロモリ。ノーマルサイズとオーバーサイズを展開。オーダーというよりはメーカー車に採用されている

SPEC

Diameter:25.4〜31.7
Wall in ㎜:0.9/0.6/0.9〜0.9/0.6/1.2


ZONA

ニバクロームで作られたスタンダード的モデル。ノーマルサイズから大径パイプ、楕円パイプまで幅広く展開しているのがポイント。コロンブスのベースとして、古くから活躍している

SPEC

Diameter:25.4〜42
Wall in ㎜:0.7/0.5/0.7〜0.8/0.6/1.2


HSS

HSSとは「High Speed Steel」の略。スピリットの上をいくスチールとして開発された軽量肉薄な大径パイプで、オーバル形状のパイプも展開。完成車ではジオス・レジーナに採用される

SPEC

Diameter:31.7/28.6〜44
Wall in ㎜:0.65/0.45/0.65 〜0.7/0.5/0.7

(出典:『クロモリ ロードバイクの本』)

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load