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ロードバイク|現行スチールパイプカタログ -TANGE & KAISEI-

TANGE
【 タンゲ 】

フレーム部材を作り続ける
歴史ある日本ブランド

フレーム用パイプはもちろん、ラグやフォークなどのフレーム部材も多く手がけるタンゲ。1920年に大阪・堺で創業したという長い歴史をもち、今は生産拠点を台湾に移したものの、積極的なラインナップを展開し続けている老舗だ。
代表的モデルといえば、1984年に登場したプレステージ。焼き入れ処理が施され、軽量で高張力、独特のばね感といったすぐれた性能を発揮した。また、チャンピオンシリーズのNO1やNO2も定番で、スタンダードなロードレーサーやツーリングバイクに好んで使われた。
2014年からはエンマバイシクルワークスが代理店となり、日本国内での安定供給を開始。プロビルダーだけでなく一般人も購入できるブランドとして認知された。また、超軽量パイプ・アルティメイトや細身のスレンダーが追加され、注目を集めている。日本ハンドメイド文化の復興を担うマストブランドだ。


ULTIMATE

最薄部0.35㎜という超軽量クロモリパイプで、芯のある軽快なばね感が特徴。焼き入れ処理が施され、表面はポリッシュ仕上げとなる。ノーマルサイズとオーバーサイズを展開

SPEC

Diameter:25.4〜31.8
Wall in ㎜:0.65/0.35/0.65


ULTIMATE KEIRIN

競輪の規定に適合するよう、厚みを変更したアルティメイト。同じく焼き入れ処理がされ、競輪対応品としてはもっとも薄い。新たに追加されたモデルだけに、今後要注目のパイプ

SPEC

Diameter:25.4〜31.8
Wall in ㎜:0.65/0.5/0.65


PRESTAGE JAPAN

プレステージをさらに肉薄にし、焼き入れ処理を施したパイプ。軽い踏み心地が特徴で、実質のセカンドグレードに位置する。アルティメイトと同じく、表面はポリッシュ仕上げ

SPEC

Diameter:25.4〜34.9
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7


PRESTAGE

チャンピオンNo.1に焼き入れ処理を施した、タンゲを代表する名パイプ。かつてのモデルとは若干組成が変更されているが、高い性能はそのままだ。38.1㎜などの大径パイプも展開

SPEC

Diameter:25.4〜38.1
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8


SLENDER

新たに追加されたモデルで、エンド側の先端径が9㎜という超極細シートステー。英国車のように細く美しいシルエットのバックに仕上げることができる。チェーンステーやフォークブレードも展開

SPEC

Diameter:14/9(シートステー)
Wall in ㎜:0.8


CHAMPION NO.1

チャンピオンシリーズのなかでもっとも軽く、カイセイ・019に相当するクロモリパイプ。一般的なロードバイクに採用される、タンゲのスタンダード的存在といえる。新デザインのロゴとなる

SPEC

Diameter:25.4〜31.8
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8


CHAMPION NO.2

No.1の下位グレードとなるクロモリパイプ。70〜80年代には、石渡・022とならんで多くのスポーツ車(とくにツーリング車)に採用された。オーバーサイズはもちろん、34.9も展開

SPEC

Diameter:25.4〜34.9
Wall in ㎜:0.9/0.6/0.9


CHAMPION NO.3

No.2の下位グレードのクロモリパイプ。チャンピオンシリーズはかつて、数字が増えるほど肉厚かつ重いパイプで、No.5まで展開していた。ロードには不向きだが、キャンピング車にオススメ

SPEC

Diameter:25.4〜38.1
Wall in ㎜:1.0/0.7/1.0

KAISEI
【 カイセイ 】

石渡から受け継がれた伝統
唯一の国産スチールパイプ

タンゲと双璧をなす日本ブランドにして、いまなお福島県で生産している鋼管メーカー。もとは1944年に創業したフレーム素材の総合メーカー、石渡(いしわた)製作所。石渡は神奈川県川崎市にあり、かつてあった海野に次いで2番目にシームレスパイプの生産に成功した。90年代に倒産してしまったが、当時の企画部長が事業と設備を引き継ぎ、福島県に移ってカイセイを興したという経緯をもっている。
019や022といった石渡時代から続くラインナップを基本として、ニッケルクロムモリブデン鋼を使った軽量パイプ8630なども展開。現在、競輪では多くのシェアを誇っており、プロからホビーレーサーまで多くのライダーがカイセイで作られたバイクに乗っている。
フレームビルダーからの要望に応じて、特注パイプの生産をすることもあるカイセイ。精力的な発信を続ける貴重なジャパンブランドだ。


8630R

4130に比べて硬さ、ねばり、引張強度が向上したニッケルクロムモリブデン鋼を採用したパイプ。ロウ付け部が軟化せず、むしろロウ付け前よりも破断強度が上がるという特性をもつ

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.7/0.5/0.7


8630

019と同じ厚みだが、素材がニッケルクロムモリブデン鋼であるものを8630としている。Rが付いていないもののほうがやや肉厚だ。軽量で硬く、競輪などでも人気が高いパイプ

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8


4130R

4130はクロムモリブデン鋼で、これはRが付く肉薄のパイプ。カイセイはいまでもパイプセットで販売される。4130のステーやフォークブレードはテーパー加工が施され、やや肉薄だ

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.7/0.5/0.7


019

石渡時代から続くカイセイのスタンダードモデルで、典型的な4130材を使ったクロムモリブデン鋼。タンゲのNo.1に相当するが、当時は019のほうが若干軽いとされていた

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.8


019E

019の中心部をやや肉薄にして、軽量化した019E。最薄部は0.4㎜となっていて、力の弱い人や女性に向くパイプとされる。022Eもそうだが、ダウンチューブのみやや肉厚となる

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.8/0.5/0.4/0.7〜0.8/0.5/0.4/0.8


017

最薄部を0.4㎜とした軽量なクロムモリブデン鋼。こちらも石渡時代から続くモデルで、019から100g近い軽量化を達成した。取り扱いはシビアだが、体重が軽い人などにオススメ

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.7/0.4/0.7


022

クロムモリブデン鋼を使ったパイプで、019に比べてやや肉厚。ツーリングバイクやエントリーグレードのロードバイクに使われることが多い。019と同じく、石渡時代から続くモデル

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.9/0.6/0.9


022E

おなじくクロムモリブデン鋼だが、バテッド構成が異なって中心部がやや薄くなっているパイプ。Eはエグザクタスの頭文字から。おなじ銘柄でもこちらのほうが軽い仕様となっている

SPEC

Diameter:25.4〜28.6
Wall in ㎜:0.9/0.6/0.5/0.8〜0.9/0.6/0.5/0.9

(出典:『クロモリ ロードバイクの本』)

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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